いよいよレンタカーでの旅が始まる日が来ました。
レンタカーはフラミンゴホテル内のHertzで借りるので、8時頃カウンターに向かいます。
google mapを頼りに向かいましたが、残念ながらgoogle mapと場所が違っており少し迷子に。
正しい位置はホテルの受付に向かい、そこからカジノエリアに向かう途中の左側。
Hertzカウンター。写真は返却時のものなので閉まっているが、左側にホテルのチェックインカウンター、右側にカジノ。
カウンターで予約確認書類や国際免許証などを提示すると、車の受取場所や返却方法を教えてくれカギや駐車場の出口で使うバーコードが記載された紙を受取って終了。
車はホテルの駐車場棟にあるので、荷物を引いて車の場所まで向かいます。
今回は予約時にカローラクラスのセダンを指定しておきましたが、あてがわれた車はトヨタ・カムリ。「この車なら楽しい!」といった感じにはならないが、灼熱の道路を3日間無事に走って帰ってくるには日本車の方が安心感があったので良かったです。
この場所のHertzも、勝手に走り出してしまっていいという海外によくあるパターン。なので念のため車体を一回りして、目立つ傷が無いかチェックしておいた(傷があった場合は写真に残しておくなり、係の人に伝えておくなりしておいたほうが後で揉めないらしい)。
傷も無かったので、荷物を積み込み出発。駐車場の出口は自動精算機があり、係の人によると渡された紙をバーコードリーダーにかざせばゲートが開くという事でしたが、何度かざしてもエラーになってしまいました。
しょうがないので精算機の係員呼び出しボタンで電話越しに何とか事情を説明してゲートを開けてもらってドライブ開始。
フラミンゴホテルから高速までは道も簡単。数分で高速に乗り、アンテロープキャニオンを目指します。
アンテロープキャニオンがあるPageまではこんな道のり。276mile(445km)の距離を、途中から速い車がいたらその後ろに付いていくようなスピードで、休憩を一度も取らないで4時間半ほどかかりました。
道中はこんな景色が広がっています。
果てしなく広がる大地の中に引かれた道を走っていると「旅をしている!」という気分が高まりますね。
この地域一帯は地層が斜めになっていて場所によって露出している地層が異なるため、走っていると地面の色が一気に変わったりするのも面白いです。
いくつもの町を通り、ようやくパウエル湖が見えてきます。ここまで来ればPageまではあとちょっと。
ちなみに9年前の時はPageからブライスキャニオンへと進みましたが、そのルートだと徐々に標高が上がっていく形になります。今回はグランドサークルを時計回りに進んでみたので標高が下がっていく行程になり、水平線を見下ろすような景色が何度も現れて絶景を楽しめました。
もし可能ならグランドサークルを巡る時は時計回りに進むほうが景色が楽しめると思いました。
アンテロープキャニオンを観光した後はモニュメントバレーを目指します。さすがにそこまではガソリンが持たないので、Page市内で給油を行います。
アメリカでのクレジット決済時に日本で発行したクレジットカードは使えないというのが定説です。
これは、日本で発行したカードにはZIPコード(アメリカの郵便番号)が含まれていない為に認識できないためと言われていて、毎回カウンターに行かなければいけないというのが通例でしたが、Page市内にあるMaverik Adventure’s First Stopではダイナースカードが認識され、カウンターに行かずに給油が出来てちょっと感動しました。
給油後は近くのバーガーキングでさっと昼食を済ませ、アンテロープキャニオンへ向かいます。
アンテロープキャニオンはアッパーアンテロープキャニオンとロウアーアンテロープキャニオンの2つの場所があります。
アッパーは目の前にそびえ立つ崖の割れ目に入っていき、中は上が狭く(人が歩く)下が広い構造で、距離は短い割に時間がかかるらしい。さらにアッパーはツアーの予約が必要となります。
対するロウアーは、台地の下に潜るように入っていき、中は上が広く、下が若干狭いような構造で、距離が長い。さらに便利なことに、人数が集まり次第グループを作ってツアーを組んで行くので予約が不要。
前回訪れたときはロウアーだったので、今回はちょうど昼ごろ訪れることから太陽の光が綺麗に谷底まで届くアッパーを訪れて見たいと思いましたが、旅の計画時点で既に予約が一杯だったため、現地で当日申し込みできるツアー会社を探す手間や、両方訪れた人がどちらか一つ行くならロウアーといった意見を見て、今回もロウアーを目指すことにしました。
ロウアーに到着し、カウンターで2人で67.98$を支払いツアーの申し込みを行うと、ぷくおは15分後にスタートする組に案内されました。
15分後、灼熱の大地の中を歩き、スタート地点を目指します。何年か前にロウアーはスタート/ゴールの地点が入れ替わったそうで、しばらく歩いたところから階段を使ってキャニオンの地底に降りて行きます。
鉄砲水で形成されたアンテロープキャニオンは滑らかに砂岩が削り取られ、幻想的な空間が広がります。
亀の頭の形をした岩
ゴリラの顔の形をした岩
今回案内してくれたガイドさんはいろんなポイントや写真映えする場所を教えてくれたり、最後にペットボトルの水が配られたりするなど、値段が高くなっただけのことはある内容だと思いました。
アンテロープキャニオンを見た後は、ホースシューベントに立ち寄ることをすっかり忘れ、モニュメントバレーを目指します。アンテロープキャニオンからモニュメントバレーまでは120マイル(194km)。
この道も適度なアップダウンがあり軽快に走れますが、どこでスピード取り締まりをやっているのかわからないので、一人の時は慎重に。地元の速い車がいたらそれにくっついて行く作戦で進みます。それでも約2時間かかって到着。
カエンタの街で左折し、この巨岩が見えてくればモニュメントバレーまでは後ひといき。
モニュメントバレーに到着したのは時差の関係もあって午後5時半ごろ。まずは今夜の宿泊場所となるGoulding’s Lodgeでチェックインを行い、フォレスト・ガンプポイントを目指します。
ホテルからフォレスト・ガンプポイントは20分程度。
道路脇の駐車スペースに車を停め、振り返るとこんな絶景が広がっています。
巨岩群のエリアと広大な平地の境で、自分がこの場所を知っている映画関係のロケーターなら確かに推薦してしまうだろうと思わされます。
しばらく雄大な景色を楽しんだあと、モニュメントバレーのビジターセンターへ向かいます。時刻はちょうど日の入りとなる午後8時。
夕日に照らされたビュートを眺めたあとはビジターセンター内のお土産屋に立ち寄り、ホテルへと戻りました。
戻った後はホテルのレストランで夕食タイム。
ここの名物はナバホタコス。ぷくお達は通常サイズとミニサイズを1つずつ頼みました。ちなみに、タコスを頼んだ人はサラダバーとスープもセットとなるのが嬉しいですね。
運ばれてきたタコスはかなり大きく、普通の日本人なら男性でもミニサイズで十分だと思う。また肝心の味は、メキシカンタコスと違って、厚手のアメリカンピザのような生地の上に豆のペーストとチーズ、キャベツ、トマトが乗っていて、結構美味しかったです。
デザートも食べられないほどお腹も一杯になったので 先にチェックインを済ませていたコテージへ向かいます。
コテージは口コミであまり清潔でないと書かれたものもあったので気になっていましたが、少なくともぷくおが使用したコテージは清潔だし、キッチンや電子レンジ、コーヒーセット、玄関ポーチのテーブルセットなどが備わっていていい部屋でした。
最後に外に出て星空を眺めてみましたが、月も出ていたし案外コテージ村の街明かりが明るく、思っていたような満点の星空が見えず残念だった。
やっぱり星空を堪能するにはモニュメントバレーのキャンプ場が一番!だと思いますが、今は立派なホテルが隣に建ってしまったので、どこにいっても光害に悩まされますね。
今日はホースシューベントに行き忘れたのが少し失敗でしたが、Pageからモニュメントバレーに向かうだけで時差の関係で1時間ロスをするという厳しい1日が無事に終わり、旅の後半となる4日目へと続きます。
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