さて、検討の結果絞り込まれたプロジェクター。普通に考えれば1/2〜1/3の値段で買えるエプソンのTW8300の中古で十分なはず。
なんですが、夢見たリビングホームシアター。ここは、買ってからもセッティングを追い込む面白さや、憧れだった反射式液晶を取ってソニーのVPL-VW535を選択することに。
先日AVACさんで比較視聴をさせて頂いたわけですが、実はその前に既に中古を某大手家電量販店で購入していたのでした。
ところがここに落とし穴が…
SONY 4Kプロジェクター VPL-VW535
某大手家電量販店の中古専門店で見かけたVPL-VW535。価格は30万円前半で、ランプ使用時間と言った情報が書かれていないこと、投影画面が掲載されていないのが怖いものの、評価は「A」と、新品同様のSに次ぐ美品。
写真で見ても綺麗だし、大手ショップだし、まあそれほど酷いのは来ないだろうと思って注文したのでした(後述しますが返品も可能というのも大きかった)。
で、届いたのがこちら。
大きく重い段ボールが到着。中身はこんな感じで、上部脇にリモコンと電源ケーブル。その下に本体と説明書が入っています。
設置場所の工事も終えていないので、まずはテーブルの上に置いてプロジェクターの状態を見てみることに。
1番目のトラブル発生!
プロジェクターはランプの使用時間とパネルの不具合有無が重要な訳ですが、まずこちらがランプ使用時間。
見ての通り驚きの3000時間越え!!
VPL-VW535のランプ使用時間は6000時間とされていますが、一説によると2000時間を超えたらかなり色合いが変わるので交換した方がいいとも。まあ最初から3000時間越えなら、ある意味ランプを交換した時の楽しさも残るはず。うん。
ざっと画面の大きさやピントを合わせて映画を映してみたのがこちら。写真だと分かりづらいけど、さすが4K。さすがSXRD。
画像のドットが感じられない滑らかな映像に感激です。
さらにセッティングをしてみよう!と、スクリーン近くに寄ってみると、、、
なんだか文字が微妙にぼやけています。
このVPL-VW535は、光の三原色である各パネルのズレを補正することが可能なので、早速調整に入ります。
2番目の問題が発生
パネルのズレを直すパネルアライメントは、緑を基準にして赤と青のパネルを縦横に移動させて補正するのですが、青がどんなに頑張っても他の2色と重なりません。
この時点で最大値の40まで補正しているので、現時点でも青・赤・緑の重なりで白を出すのに、青がしっかりと重なっていない状況。
映像ではこんな1ドットのラインなんてなかなか出ることもないため一応画面が成立しますが、とはいえ現時点で補正しきれていないと今後が心配。
何より「A」評価だったのに!!という思いが強いです。
早速購入店の相談窓口にメールをして、届いた翌日にコンビニから返品。
なお、こちらの店舗では自己都合でも1週間以内であれば送料を自己負担すれば返品でき、不具合による返品なら送料も店舗負担だったから試しに買ってみたというのもあります。
が、まさか到着翌日に送り返すことになるとは思いませんでした( ̄◇ ̄;)
1週間ほど経って返金処理も行われたので痛手は無かったのですが、良い勉強となりました。
今回は致命的な不具合があったので完全無償で返品できましたが、それが無ければ高い送料がかかっていたところ(きちんと受付してくれたショップには感謝)。
とはいえ、コンピュータメインの大手なんだから、ランプ使用時間とかパネルアライメントとかチェックしてから売ってほしいなと思います。
教訓
中古プロジェクターを購入するときは、
- 必ずランプ使用時間をチェック(可能ならその機体の総使用時間も)
- テスト画面を自分の目で、または写真で確認
- 単板パネル以外であればパネルのズレの量を聞く
というのが大事だなと、まさに実感したぷくおでした。
そんなちょっと手痛い経験を負ったことで、もう安いエプソンでもいいか?と思い先日のAVAC視聴に向かうことになったのでした。
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