さて、今回はベルリンで食べた食事の中で美味しかったレストランのご紹介。といってもわずか2軒だけの紹介なのであっという間に読み終わってしまいます(笑)
Zur Gerichtslaube
まず1軒目は裁判所だった場所で営業しているドイツ料理のレストラン「Zur Gerichtslaube」。
こちらは朝方散歩して回ったニコライ市街地区の一角にある風情のある場所に立地しています。看板には西暦1270年の裁判館と書かれていますが、当時の市庁舎と共に建造された建物だそう(その後3回改築)。
夜だとライティングの効果もあって雰囲気がいいですね。
昔の裁判所だったことをアピールする装飾看板。公正さを象徴するシンボル「天秤」が描かれています。
通されたのは1階。訪れたのは土曜日の20時半ごろということもありかなり賑わっています。
店内は煉瓦造りの柱と交差するアーチで天井が高く、また壁面に描かれた紋様がドイツに来た!という気持ちにさせてくれます。
このお店のいいところは日本語のメニューがあるというところ。残念ながらメニューを撮影している間はありませんでしたが、当時の裁判における罪の重さや(イワシ1匹盗んだだけで縛り首だとか)格言なんかが載っていて、読むだけでも面白いです(店舗HPに日本語PDFメニューなどが載っています)。
さて、ようやくドイツといえば!のビールにありつきます。こちらはこのお店限定醸造の再審裁判官のビール。といっても全く味が想像できませんが、無添加で古くから伝わる製法で作ったビールとのこと。まろやかな苦味と程良いコクで大変飲みやすかったです。
続いて頼んだのが懐かしのベルリン風スープに記載されていたジャガイモのスープ。甘いジャガイモの味にマスタード?のようなアクセントが効いていてこちらも美味しかった!
二皿目はラムすね肉の煮込み。ラムですが、濃いめの味付けもあってか全然ラムの癖は感じさせず、赤身肉の美味しさを存分に味わうことができました。
そしてこちらが目玉の「ベルリン自慢アイスバイン」。アイスバインとは豚肉(塩漬けの豚すね肉)を玉ねぎ、セロリなどの香味野菜やクローブなどの香辛料と共に数時間煮込んで作るドイツ料理を代表する家庭料理で、ベルリン名物とのこと。このインスタ映えする、原始肉のような塊が、ナイフを入れるとすーっと切れるほど柔らかくてびっくり。
ちょっとピンボケになってしまいましたが、この断面から柔らかさが分かってもらえるでしょうか… 臭みや脂っぽさが無く、香味野菜の旨味が適度に染み込んでいていくら食べても食べ飽きない美味しさでした。
どれもこれも美味しかったのですが、アイスバインはこれだけでもまた食べにいきたい!と思える美味しさ。日本でもこんなアイスバインが食べられないか、また今度調べてみます。
店舗情報
- 店名:Zur Gerichtslaube
- 住所:Poststraße 28
- 電話: (030) 241 56 97
- 営業時間:12時〜23時
- 定休日:なし
- ホームページ:http://www.gerichtslaube.de/?lang=ja
Brauhaus Lemke am Hackeschen Markt
2軒目はハッケシャーマルクト駅近くにあるビアホール「Brauhaus Lemke am Hackeschen Markt」。
お店の前は緩やかなカーブの街並み。こんな街並みが日本だとなかなかないんですよね。
店内に入ってきました。ビアホールということで、カウンターで昼から飲みたいところ…
仕事もあるのでお昼はコーラで我慢。食事は、地元の方おすすめというピザのようなフラムクーヘン(FLAMMKUCHEN)という、フランスのアルザスとドイツ南部で作られている非常に薄いパン生地をチーズやサワークリームで多い、玉ねぎなどを乗せたものをチョイス。
こちらはベーコン、オニオン、ネギが乗ったフラムクーヘン。ピザよりも軽い口当たりで、コーラと共にさくっと胃の中に入ります。また、海外でネギを食べるのは初めて?でしたが、ネギが乗っているだけで和食のような感覚を覚えたのも面白かったところ。
他の方はハンバーガーを食べていましたが、そちらも本格的な味わいでかなり美味しそうでした。とはいえこちらのお店も本領を発揮するのはビールが飛び交う夜なんでしょうね。
店舗情報
- 店名:Brauhaus Lemke am Hackeschen Markt
- 住所:DIRCKSENSTR., S-BAHNBOGEN 143
- 電話: (030) 247 287 27
- 営業時間:12時〜24時
- 定休日:なし
- ホームページ:https://en.lemke.berlin/hackscher_markt/
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