Wenaって知っていますか? もともとソニーが販売していたスマートウォッチなのですが、アップルウォッチ等と違って腕時計のバンド側にスマート機能を持たせたという優れもの。
お気に入りの腕時計をそのまま使いながら、通知や健康管理だけバックル側に持たせる。この発想が好きで、前のwena 3も気にはなっていました。
実際、昨年腕時計のベルトを交換するときにも検討したのですが、Wenaの新製品は長いこと出ていなかったので見送りに。案の定、ソニーがサービスを2026年2月末で終了させるというニュースを聞いたときは、「やっぱりか」という思いと、「このまま消えていくのはちょっと惜しいな」と思っていたところ。
そしたら、augment AIというところがブランドを引き継いで、新型「Wena X」を発表してきました。

ニュースを見てみると、ソニーでwena事業を立ち上げた對馬哲平氏が2025年7月にソニーグループから商標・特許を継承する形でスピンアウトし、設立されたスタートアップ企業とのこと。
再始動としてはワクワクします。同時に、「今の時代にちゃんと戦えるのかな」という気持ちも正直あって。Apple Watchもあるし、Garminも強い。さらに中国系のメーカーも安くてスタミナのある魅力的なモデルが増えています。ただでさえスマートウォッチ市場が盛り上がっている中、最近はスマートリングも登場。
自分なんかは、最近はアップルウォッチは睡眠計測がメインの利用形態となっていますが、それなら腕時計よりもスマートリングのほうがスマート。と、Wena X登場に期待したいものの、市場はより厳しさを増していて、本当に大丈夫?というのが正直なところです。
時計を諦めなくていい、という立ち位置
Wena Xの良さは、機能の数よりも立ち位置です。好きな腕時計を活かしながら、スマート機能はバックル側に集約する。普通のスマートウォッチみたいに「全部これになる」感じじゃないところがWenaらしいポイント。
今回は腕時計スタイルとスマートバンドスタイルをワンタッチで切り替えられて、16〜24mmのラグ幅に対応。今持っている時計と組み合わせやすい方向にかなり寄せてきました。前作のwena 3ではレザーバンドとメタルバンドでそれぞれ基本的なサイズがあって、専用パーツを付けることでラグ幅の違いに対応してきていたので、かなりの進化を遂げています。

ちなみに、この「腕時計スタイルとスマートバンドスタイルをワンタッチで切り替え」という点ですが、モジュール部分がバックルとなっていてワンタッチ着脱で簡単に取り外しが可能。
昼は好きな時計に取り付けたバンドにWena Xを装着して過ごし、就寝時はラバーバンドに取り付けてログを取得。そんなお気に入りの時計と過ごしたい。だけどスマート機能も捨てがたい。なんて言うわがままを真正面から拾いにきた感じがあります。
スペックも今っぽく進化している
中身も当然ながらwena 3よりさらに進化。wena 3比で全長8.5%小型化、バッテリーは約1週間。AppleヘルスケアとGoogleヘルスケアコネクトに対応し、ウォーキングやゴルフ、サーフィンなどをはじめ、130種類以上のエクササイズを記録できます。

アプリも天気やアラームといった基本的なものから、ChatGPTにも対応。

睡眠まわりも力を入れていて、睡眠ステージの推定・仮眠の自動検出・最適な目覚め時間でのアラームまで入っているようです。アップルウォッチを使っていて残念なのが、電車などでの移動中に寝落ちしたときの睡眠が計測できないところ。「仮眠」まで計測できるWena Xですが、この辺りがケアできているのであれば個人的には一気に買ってみたくなります。

▲ パーソナルスリープトレーナー 高精度の睡眠解析技術を有するACCELStarsと提携し、あなた専用に「眠り」のプログラムを提供するとのこと
価格はmetalとleatherが64,800円、loop rubberが56,800円。「ただのバンド」と考えると高く映りますが、好きな時計をそのまま使い続けられることまで含めると、一概に高いとも言いにくい。ここは人によって評価が分かれるところですね。
気になるのは、継続性とライバルの多さ
面白い製品ですが、売りやすい製品かというと別の話です。多くの人は、完成品としてのスマートウォッチをそのまま買うほうが話が早い。Wena Xが刺さるのは「時計は好き、でもスマート機能も欲しい」という層で、その外側には流れにくい製品だと思います。

もう一つ気になるのが、アプリとサポートの継続性です。ソニーから独立した新体制での再スタートということで、ワクワクはするものの、こういう製品はエコシステムが長く続くかどうかがかなり大事。
さらに、Wena 3では搭載されていたFeliCaが非搭載となってしまったため、おサイフケータイやSuicaといった交通系ICが使用できないのもちょっと痛い。と言う人も多そう。ただし、NFCには対応していて、国際ブランドのチャージ決済の対応に向けて開発中らしいので、将来的にはクレジットカードのタッチ決済対応改札機であれば利用可能になりそうですね。
果たして、ソニーでは継続できなかった製品がスピンアウトして事業として成り立つのか気になるところ。ですが、VAIOも最近はしっかりとポジションを見つけられているので、大企業では動けなかった小回りが効く分、今後の事業継続がやり易いと言う面もあるのかもしれないですね。
今後のスケジュールですが、3月20日11時からクラウドファンディング「GREEN FUNDING」で支援受付を開始し、2026年末ごろから順次発送予定。最小構成での本体価格は4万6800円(先着限定各500本、ループラバー付き)を予定しているとのこと。
| プラン | 価格(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 超早割 wena X メタル/レザー+ループラバーバンドセット | 5万6800円(16%OFF) | 先着各500本 |
| 超早割 wena X ループラバー | 4万6800円(18%OFF) | 先着500本 |
| wena X – 10th Special Edition – | 34万9800円(31%OFF) | 先着各色200本 |
小さな本体に多くの機能を搭載したWena X。まだまだ紹介しきれていない機能も多いので、気になる方は公式サイトをどうぞ。




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