新型ジンバルSnoppa Technology「ATOM」ファーストレビュー(12/25追記あり)

今秋、indiegogoというクラウドファンディングサイトで募集開始されたSnoppa Technology社のスマートフォン向けジンバルを購入していました。

ついにスマホ向けジンバルをポチりました

12月にお届け予定とされていたものが、クリスマスに一足早い12月22日にぷくおの元へ到着。

開封の儀

こちらが手元に届いたATOM。

今回ぷくおが購入したのはミニ三脚付きのスタンダードパックになりますので、段ボールの中にはATOM本体とミニ三脚がの2つの箱が入っていました。

箱を開けてみると整然と収まっていて丁寧な作りとなっています。

中身を広げてみます。

ATOM本体、お礼の手紙、説明書、保証書、、充電用のUSB-A→USB-Cケーブル、スマートフォン充電用ケーブル2本(Android用、iPhone用)、マイク接続用ケーブル、携行袋が入っています。

ATOM各部の作り

ATOMの特徴が折りたためてコンパクトに収納できるところ。

こんなふうに、ジンバルの中央で首が回転することで、コンパクトになっています。展開するには中央の「PUSH」と書かれたボタンを押しながらアーム部分を持ち上げ、

アーム中央のロックをロック解除側に回転。

さらにスマートフォン/GoProホルダーの回転部分もロック解除すればOK。

スマートフォンホルダーは55〜90mmまで対応(厚みは9mm以下、重さは310gまで)となっています。

また、グリップ下部には三脚取り付けネジが埋め込まれているので、ミニ三脚でテーブルセッティングをするのもよし、長い一脚でドローン的に映像を撮るのも良さそうです。

接続

手持ちのiPhoneと接続する前に、まずApp Storeから専用アプリ「Snoppa」をダウンロードしておきます。

先にATOMのアームのロックを外しておいてから、先ほどインストールしたアプリを起動。

求められるまま、アプリのカメラや写真フォルダ、GPSなどへのアクセスを許可し、ATOMとのペアリングを実行します。

ペアリングが完了すると、ATOM側から録画スタート/ストップや写真モードのシャッター、ズームなどの操作が行えるほか、アプリ側からはATOMの録画モードやATOM本体のスイッチの挙動など各種設定が行えるようになります。

動画・静止画ともに豊富な機能を持つATOMですが、こちらのテストはまた今度行いたいと思います。

テスト撮影

ある程度説明書を読み込み、昔使っていたiPhone 6 Plusで日暮れの酒々井プレミアムアウトレットを撮影してみたのがこちら。

久しぶりに昔使っていたiPhone 6 Plusを取り付けて撮影してみたのですが、残念ながら処理能力不足のため細々としたフリーズが発生してしまっています。

iPhone Xで連日の買い物で乱雑した家の中を撮影した際は滑らかだったので、Snoppaアプリを利用して動画撮影する際はある程度の処理能力のあるスマートフォンが必要そうです。

後日iPhone Xを使用した動画を追記させてもらいますが、とりあえずジンバルを使うと歩いた際の上下動がどの程度滑らかになるのか、参考までに見てもらえればと思います。

追記:(ATOM使用(iPhone 6 Plus) vs 不使用(iPhone X)

ある程度使い方にも慣れてきたので、東京ミチテラスを見に行きつつ、イルミネーションに彩られた東京・丸の内仲通りでATOMを使用したiPhone 6 Plusと使用していないiPhone Xを比較してみます。

iPhone 6 Plusは動画撮影時には手ぶれ補正が効かないので、純粋にATOMによる手ぶれ補正となります。対するiPhone Xは動画撮影時も手ぶれ補正が可能。

ATOMを持ったグリップにiPhone 6 Plusを持っているので、厳密に同一画角というわけではありませんし、少し傾いてしまっていますが、それでもATOMの効果が分かるかと思います。

まず一つ目はATOMをウォーキングモードにして比較。

二つ目はATOMをランニングモードに変更して比較してみます。

 ATOM使用有無による滑らかさは一目瞭然ですね。

ATOMの撮影モードはいろいろある上に、ボタンによるカスタマイズなども可能なのでまだ使いこなせていないのが実情です。

標準的な設定だと、グリップの向きに合わせて滑らかにカメラ部分も動くのですが、大きく動かすと思った以上に早く、また想定以上の場所まで動いてしまうので、グリップで動かすのと、設定を変えてコントローラーメインで動かす方法のどちらにも対応できるよう、慣れが必要かなと思いました。

ファーストインプレッション

ついに手に入れてしまったジンバル。

残念ながら、ジンバル撮影用に良いかなと思っていたiPhone 6 Plusではちょっと荷が重そうなことが発覚してしまいました(ただ、撮影後に新たにアプリのアップデートがあったので、少しは良くなっている可能性もあり)が、これからお出かけの際にはバッグに忍ばせておこうと思います。

この「バッグに忍ばせておこう」と思えるサイズが何よりのメリットだと感じました。

左がiPhone X。その右がATOM。Brand AがDJI OSMO Mobile 2になります。

多分、ハードウェアトソフトウェアの総合的な完成度ならDJI社のOSMO Mobile 2の方が良さそうな気もしますが、アーム部分がグリップ側に畳めるATOMは圧倒的に持ち運びがしやすいです。

アウトレットに行った際も、ボディバッグひとつで歩いていたのですが、傘や財布などと一緒に持ち運べるコンパクトさは撮影のチャンスを増やしてくれると感じました。

また、ボタン一つでスマートフォンの縦横を切り替えられたり、全周囲を回転することができることもATOMの特徴です。

まだ操作に習熟しきれていないのもありますが、もっと使ってみてスムーズに思い通りの操作ができるようになりたいですね。

現時点で気になるところは、iPhone Xを室内で撮影した際、かすかにアームを動かすモーター音が聞こえたところです。

室内で使うということはあまりないでしょうから、外で撮影した際にどこまで音を拾ってしまうのかも後日チェックしたいと思います。

追記:東京ミチテラスで撮影してきましたが、屋外だと特に気にならないと思います。

東京ミチテラス2018に行ってきました

購入方法

SnoppaのATOMは2018年12月24日現在、まだ市場には出回っておらず、クラウドファンディングのindiegogoで取り扱っています。

ぷくおが購入した三脚付きのスタンダードパックが$139。マイクが追加されるLive Audio Packが$159。

さらに違う種類のマイクや広角レンズ、2種類のマイクが付属するパッケージなどがありますので、好みに応じて選ぶことができます。

https://www.indiegogo.com/projects/atom-a-pocket-sized-3-axis-smartphone-gimbal#/

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