ぷくお。江戸城(跡)へ初登城。

三連休最終日はぷくお妻の用事に付き合って都内へお出かけ。1時間半ほど一人の時間ができたので、初めて旧江戸城の中心部であった本丸のある皇居東御苑に行ってみました。

皇居東御苑

江戸城本丸、二ノ丸、三ノ丸跡は皇居東御苑として一般に開放されています。

アクセスは、大手町や東京駅方面の大手門、竹橋駅(地下鉄東西線)に近い平川門や北桔橋門の3箇所から入れるようになっています。

 

アクセス

  • 大手門へ
    地下鉄各線の大手町駅(C13a出口)から約200m(徒歩約5分)
    地下鉄千代田線二重橋前駅(6番出口)から約700m(徒歩約10分)
    JR東京駅(丸の内北口)から約1,000m(徒歩約15分)
  • 平川門へ
    地下鉄東西線竹橋駅(1a出口)から約200m(徒歩約5分)
  • 北桔橋門へ
    地下鉄東西線竹橋駅(1a出口)から約400m(徒歩約5分)

公開期間・時間

期間公開時間
3月1日~4月14日午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
4月15日~8月末日午前9時~午後6時(入園は午後5時30分まで)
9月1日~9月末日午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
10月1日~10月末日午前9時~午後4時30分(入園は午後4時まで)
11月1日~2月末日午前9時~午後4時(入園は午後3時30分まで)

定休日

(1)月曜日・金曜日
   ただし,天皇誕生日以外の「国民の祝日等の休日」は公開します。
   なお,月曜日が休日で公開する場合には,火曜日を休園します。
(2)12月28日から翌年1月3日まで
(3)行事の実施,その他やむを得ない理由のため支障のある日

入園料

無料

東御苑見学

ルート

今回、ぷくおは大手町駅から大手門をくぐり、同心番所、百人番所、大番所といった警備の詰所を抜け江戸城本丸のあった高台へ向かい、地図左下に位置する富士見櫓やその左上の松の廊下跡、富士見多聞、また大手町を望む展望台などを通り過ぎてから天守閣、天守台を通り、そのまま平川門へ下るというコースで回ることにしました。

大手町〜百人番所

地下鉄大手町駅から大手門を目指します。

▲大手町駅日比谷通り交差点から見た大手門。左のビルはパレスホテル。

内堀通りを渡るといよいよ皇居東御苑に到着。ここからは未知の空間となります。

内堀にそびえる石垣と、奥の東京消防庁本庁舎。昔よくニュースでこの近くのビルの池からカルガモの赤ちゃんが通りを渡ってお堀に入るというのが流れていましたが、今はどうしているんでしょうね。

セキュリティチェックを受けた跡、立派な江戸城大手門をくぐります。くぐると、左手側に受付があって、一人一枚受付の札をもらいます。こちらは最後に出るときに再度係りの方に渡すようになっています。

東御苑内は大きく分けて本丸と二ノ丸となっています。今回は時間がないので、先ほど触れたように本丸のみの見学コースを予定しています。

受付の札をもらってすぐ右手には三の丸尚蔵館(無料公開)があり、ぷくおが行った時には正倉院に納められている宝物が展示されていました。復元模造がメインでしたが、「螺鈿紫檀五絃琵琶」は光り輝く夜光貝が埋め込まれ非常に綺麗でした。

三の丸尚蔵館をすぎると同心番所にたどり着きます。この後も出てくる「番所」は警備を行う検問所で、同心番所は幕府の下級武士たちの詰所となります。ちなみに、往時は門の手前に番所という構造になっていて、この先にも堀があり下乗橋という橋がかかっていたとのこと。この橋を駕籠や馬に乗ったまま通ることができたのは、尾張、紀州、水戸の徳川御三家だけだったとか。

続いて百人番所に向かいますが、その横にあった石垣を下から見上げたところ。ほとんど隙間なく組まれていて、ボルダリングシューズを履いていても登るのは無理そうですね。

そんなことを考えているうちに百人番所へ。こちらは本丸と二の丸へ通じる要所である「大手さんの門」を守る大切な場所で、検問するだけではなく幕府直轄の精鋭部隊、鉄砲百人組が有事に備えて詰めていたそうです。

百人番所近くに置かれていた石垣。この近くには石垣の修復工事の様子や、構造などが説明されていて感心するばかりでした。

きっちりと組まれた石垣の先に、大番所から本丸へと向かう中之門があります。この中の門の石垣は江戸城の中でも最大級となる約36トンの巨石で築かれているとのこと。すごいですね。

中之門を過ぎると、右手には、、、

大番所という大手中の門を警備する詰所があります。こちらは百人番所、同心番所よりも位の高い与力・同心によって警備されていたと言われているそう。

大番所を抜けると緩やかな坂道が続きます。

坂を登り切ると本丸の入り口となる中雀門があります。

中雀門(門はすでになく、両脇の石垣のみですが)を過ぎるとついに本丸へ! もちろん本丸は文久の焼失(1863年)以降は再建されていないので、ひらけた空間となっています。

富士見櫓

本丸跡・天守台などに向かう前に富士見櫓へ向かいます。こちらはかつての防御施設の役割を持った建物となります。

思ったよりも近代的な壁面に驚きましたが(昭和42年に壁面修理済)、残念ながらこれ以上近づくことはできず。

富士見櫓の概要。建物は3階建で現存する江戸城の櫓のうち唯一の三重櫓とのこと。

展望台

富士見櫓を後にし、展望台へ向かいます。こちらは北方向の景色。堀の先に天守台へ向かう汐見坂があります。

展望台正面は木々の向こうに高層ビルの立ち並ぶ大手町方面が。

ベンチに座って大手町を見ると、ちょっとだけニューヨーク・メトロポリタン美術館屋上から見る高層ビル群を思い起こさせます。

本丸跡

こちらが本丸跡。遥か先に天守台(茶色い石垣)が見えるのがわかりますでしょうか。昔はこの辺り一面が多種多様な建物で埋まっていたのだと思うと感慨深いですね。

松の大廊下跡

「松の大廊下跡」を地図で見つけたときは、あの大廊下の跡は何が残っているのか!?と思いましたが、単にこの場所が大廊下だったというだけでした。とはいえ、この場所であの刀傷事件があったんですね。

富士見多聞

初めて耳にする富士見多聞。こちらは長屋造りの防御施設。往時は多くの多聞があったものの、現存するのはこの富士見多聞と伏見櫓の左右にある多聞だけになってしまったそうです。

富士見多聞は中に入れます。が、裸足や濡れた靴下では中に上がることはできませんので要注意。

窓の先にある建物はなんでしょうね。googleマップを見ると、手前側の名称不明の建物の先に紅葉山御養蚕所があるようです。

石室

この石で組まれた部屋は、火災や地震などの非常時に大奥の調度品や文書類、貴重品を収めた富士見御宝蔵の跡と考えられているそう。

行き止まり

順調に想定ルートを進んできたものの、本丸で行われている工事によりこのまま天守台へ向かうことはできませんでした。

すっかり見落としていましたが、青い部分が立ち入り制限箇所となっています(2019年7月現在)ので、本丸から天守台へ向かうには、再度坂を下りて、汐見坂から向かう必要があります。

天守台へ

元来た道を引き返し、百人番所から汐見坂を目指していきます。

白鳥濠の向こうに、先ほど休憩した展望台が見えます。それにしても、石垣の高さと人の小ささがすごいですね。

白鳥濠の横の道を歩いて、

ようやく汐見坂へ。こちらは江戸城本丸と二の丸をつなぐ坂道で、江戸城築城の際は、江戸湾の日比谷入江が目の前まで迫り、坂の途中から海が見えたのが名の由来だそう。

先ほどに比べて距離が短い分、急な坂を登ると天守台が間近に見えてきます。

初めて見る天守台はまるで台形ピラミッドのよう。江戸城天守は初代将軍家康、2代将軍秀忠、3代将軍家光と3代にわたって3度築かれました。3代将軍家光の時に作られた寛永度天守は、天守の高さは44.8mとも51mとも言われています(+天守台の高さ13.8m)。50mというと初代ゴジラやパリの凱旋門、15〜20階のビルに相当するそう。木造でその高さを築くとは凄い技術です。

天守台から見る景色

天守台の上は展望台のようになっています。こちらは北方向(神保町)方面。

ちょっとだけ北桔橋門が見えます。

続いて北東(淡路町)方面。

こちらは東(大手町)方面。手前にある多角形の建物は桃華楽堂というコンサートホールでした。

南東(日比谷)方面。

本丸跡の手前側の工事は一体何を作っているんでしょうね?

天守台に置かれていた江戸城本丸御殿の往時の建物配置図。迷路のように複雑な配置になっていますね。

天守台を見学した後は、天守台横を通って平川門へ向かいます。

平川門手前にもまたお堀。

最後に、入り口の受付で渡された札を返して平川門をくぐります。

平川門の先にはまた小さな門が。

こちらは外から振り返った平川門。通用門として使用されていた。とのことですが、十分立派な門ですね。

最後に竹橋を渡り、初の江戸城見学終了となります。

ぷくおの感想

初めて訪れた皇居東御苑(江戸城本丸)。徒歩でも車でも、この近くは何度も通ってきたのに初めてとなる訪問でしたが、幾重にも作られた堀や石垣を見るとさすが江戸時代を築き上げた徳川家の城だなと改めて感心しました。

都心にこんな広大な場所があったのか(といっても今回観れたのはまだまだ一部)と思うほど大きな土地に、精巧に組み上げられた巨大な石垣を見るとスペインのアルハンブラ宮殿を見学した時を思い起こしました。

残念なのはやはり焼失により天守・本丸御殿が一切無いこと。これらがもし残っていたら世界に誇る観光名所になったのだろうなと思います。

江戸城天守を再建する会もありますが、天守だけ再建してもちょっと寂しいですのでできることなら本丸御殿も含めて全て再建されたら最高ですね。

とはいえ、現在の芝生広場となっている本丸でも、過去にはきっとすごい御殿があったと想像するだけでも楽しめると思います。先日、ぷくおは江戸城不戦開城の史実をベースにした浅田次郎氏の「黒書院の六兵衛」という時代小説で、江戸城内の様々な場所で繰り広げられるドラマを読んでいたこともあり、より東御苑を楽しむことができました。

御苑内には全国の都道府県の木を集めたエリアを始め様々な種類の樹木が植わっていて、歩くだけでも気持ちの良い空間でしたので、また時間ができたら散策してみたいと思います。

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