ヒビが入ってしまった「アテネの朝」を簡易修復

階段の窓のところに6つかけてあるイッタラのアテネの朝(Ateenan aamu)。

【scope × ittala】アテネの朝を取り付けてみました。

アテネの朝をデザインしたのはカイ・フランス氏。ギリシャのことが好きだったカイ・フランク氏はその国の美しさにインスピレーションを得て、ガラスが風や空気の動きにゆられアテネの日曜の朝の鐘の音のように柔らかな金属のような音を奏でるアテネの朝を作ったのだそう。

つまり、風などに揺らされて音が鳴らないのではアテネの朝を買った意味がない!とばかりに、まだ1歳の次男を抱っこして階段を行き来する際、アテネの朝を触らせて音が鳴るのを楽しませていました。

ところが、モンスター級のパワーを持つ次男が手荒く扱ったのか、先日アテネの朝をゆすった時にいつもとは違う変な音がしたのでした。

よくよく見てみると、途中途中でバブル状に膨らんでいるガラスに一つだけヒビが入っていました。

幸い欠損は無かったので接着剤で修復してみることに。

修復

本当は車のフロントガラスリペア材のようにヒビの間に接着剤を充填させ、乾燥後に目立たないようはみ出た部分を削ることができれば良かったのですが、繊細なアテネの朝は充填も削るのも耐えられそうになかったので、とにかくヒビ割れを埋めてまた以前のような音色を奏でてくれるようにするだけとしました。

とはいえせっかくの修復なので、すでに持っている一般的な接着剤ではなく、紫外線で変色せず、極細ノズルで垂れることがないというセメダインEXクリアという接着剤を購入してみました。

下ろしてきたアテネの朝をヒビが広がらないようにそっとホコリを拭い去りいよいよ修復開始。

接着剤はもともと極細ノズルが付いていましたが、爪楊枝の先に少量の接着剤を付けてはヒビの部分をなぞるように乗せていくという作業を繰り返し、見た目は悪いけれど修復完了。

ある程度乾燥してから再度階段に吊り下げ、恐る恐るアテネの朝を揺らしてみると以前同様の音色が復活し、とりあえず当初の目標は達することができました。

既に日本のイッタラでは新品での購入は出来ませんが、海外の通販では購入可能な模様。将来の欠損に備えて予備を買っておこうか悩むところですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です