今回の出張先であった高知は、本日最終回を迎えたNHKの連続テレビ小説「らんまん」の主人公・牧野富太郎(植物学者)の出身地。
その牧野氏の生前の希望も反映して高知市五台山に開園したのが今回訪れた高知県立牧野植物園。
もっとも、ぷくおは「らんまん」の内容も、牧野氏も、牧野植物園のことも知らなかったのですが、同行者がほんの数分でもいいから植物園を訪れてみたい!と熱かったのと、運良く植物園を20分ほど見る時間が取れそうだったので、とにかく行ってみることにしました。
高知県立牧野植物園へのアクセス
この牧野植物園は、高知市街から高知空港に向かう途中にトンネルでくぐる五台山という山にあります。
そのため、アクセスは車か高知駅やはりまや橋から出るバスを利用する形となります。
もともとは五台山にある竹林寺(四国霊場第三十一番札所)の敷地に建てられた植物園ですが、その竹林寺は724年に行基が開基した真言宗の寺で、重要文化財の入母屋造りの本堂や大師堂、禅僧であり庭園の設計者としても名高い夢窓国師による室町様式の庭園が見学できるなどかなり興味を惹かれるお寺。今回は時間がないのでまた機会があればぜひ訪れてみたいところ。
さて、高知市街から五台山を目指し、牧野植物園の看板に従ってくねくね道の山を登り、ついに植物園に到着。
いざ牧野植物園内へ
早速、中門でチケットを購入して入園しますが、直後に目に飛び込んできたのがこの景色。
遠方に見える温室までかなり距離があり、さすが起伏を活かした約8haの園地といったところです。
あまりにも時間がないので、今回は中門から連絡道を通って展望台に向かい、展示館でUターンして本館に入り、最後は正門から退園するというコースを取りました。
1,500種類を超える植物に名前をつけた牧野博士。その博士ゆかりの野生植物や園芸植物など3,000種類以上が四季を彩るというだけあって、通路の両脇には数えきれないほどの草花にきちんと名前がつけられていて、まさに「雑草という草はない」という名言を体感できる場所となっていました。
見て回っても草花の名前を覚えていくことなど少なくともぷくおには無理。ではありますが、原っぱで見かけたことのある草花があったりすると、その名前を知ってちょっと親しくなれたようにも思えます。
本来ならもっと時間をかけて、園内で用意されているイベントや企画展、植物教室などを楽しみたいところですが、出張中奇跡的に生まれた隙間時間を使っての観光。
わずが20分での滞在ではありましたが、とても良い体験ができました。
牧野植物園のホームページ内にはモデルコースが今後掲載されるらしく、その中には最短30分というコースもある模様。
今度はプライベートでモデルコースを参考にゆっくりと楽しんでみたいところです。
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