「首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)」が改定。千葉北西部の孤立化がさらに進みそう(涙)

本日(2021年3月12日)、国道交通省より平成27年9月11日に策定した「首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)」の改定が発表されました。

平成27年より、首都圏の高速道路における料金体系の整理・統一や起終点を基本としたつなぎ目のない料金の実現を図ってきた取り組みが、さらに進んだ内容となっています。

改定案の主な内容

詳しい内容は上記PDFに記載されていますが、主な改定事項は次の通り。

首都高速

  • 上限料金の引き上げ:1,320円→1,950円(普通車料金)
  • 深夜割引の導入:0時〜4時に深夜割引(20%)を導入
  • 割引制度の一部拡充・新設:運輸事業者向けの大口・多頻度割引を45%に拡充

外環道

  • 千葉区間(三郷南IC〜高谷JCT)開通を踏まえ、外環道を利用した場合でも起終点間の最短距離の料金となるよう修正。

千葉北西部からの脱出がますます困難に

多数ある有料道路の料金体系が分かりにくいので整理するとか、せっかく使った環状線(=環になる分距離がかさむ分料金が上がるので敬遠されがち)を有効活用して交通分散を図るというのは分かりますが、個人的には今までの料金が高い方の料金へ統一されることが非常に不満です。

変な建前を言うのではなく、「道路の補修費用が足りないので値上げしたい」とか「日本橋の地下化で費用がかさむので値上げしたい」と言ってくれた方がよっぽど腑に落ちます。

首都高の上限料金となるのは、利用1回あたりの固定額(ターミナルチャージ)+29.52円/kmとなり、下の参考料金例を見ると千葉の高谷〜神奈川の幸浦の60.5kmの場合に1,950円となると紹介されています。

計算しても例ごとにターミナルチャージが違ってくるのが謎ですが、今まで以上に遠方に行きにくくなったのは間違い無いでしょう。

千葉県北西部

名古屋・大阪といった大都市圏に繋がる東名高速/中央自動車道に向かうには、必ず首都高を横断しなければいけない千葉北西部。

今回示された改定案では、湾岸自動車道を使用し東名高速に向かう場合は用賀〜川口と同距離なので値上げ。首都高小松川線を利用する場合でもしかしたら現行程度。常磐自動車道から向かう場合は値上げ間違いなし(約43km)と悲しい状況。

千葉県北西部は幹線道路網が貧弱で、国道の整備が出来ないことから作られた京葉道路(有料道路)は将来無料になると言われていたのがアクアラインと一緒のプール制度に入れられたため無償化の見通しはなくなり、さらに平成27年の「首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)」では割高な料金に統一される方向となっています(当面は激変緩和措置適用のため少し割安)。

個人的には、これだけ料金統一というのであれば高速道路の各種割引を統一料金内の有料道路・首都高速をまたいでも適用してほしいですし、なんなら運営事業者もネクスコに統合してもらって毎回かかるターミナルチャージも1度だけにしてほしいところ。

チーバくん好きのぷくおとしては言いたくありませんが、東名高速・中央自動車道・関越自動車道をよく利用される方は、素直に首都高西側に住むのが良さそうとしか言いようがありません。

今後の流れ

今後のスケジュールは次の通り。今までの事例を見ると、今回出された考え方・料金が覆ることはなく、来年4月には施行されるはずです。

千葉県の政治家で北西部の交通網について言及している人はなかなか見かけませんが、今後は地方自治体の同意が必要となるので、しっかりとこの状況を考えてほしいと切に願っています。

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