妻が食べてみたいということで、昨年末にふるさと納税で須坂市の返礼品にあったナガノパープルといブドウがとても美味しかったのでご紹介。
ここ数年、ブドウといえばシャインマスカットが大人気ですが、デラウェアや巨峰といった黒系のブドウを幼少期に食べていたぷくおはマスカット系はちょっとブドウとは違う存在のように感じていました。
そんな中、昨年末に妻とふるさと納税の対象を話し合っているときに妻の口から出たのがこの「ナガノパープル」。長野県北部(長野市の東隣)にある須坂市は、正直妙高杉ノ原スキー場に行くときに高速道路で通ったぐらいしか接点がありませんが、こういった返礼品から興味を持つのもありですよね。
初ナガノパープル
昨年末に申し込み、首を長くして待っていたナガノパープルですが、9月某日、突如クロネコヤマトよりナガノパープルのお届けのお知らせが届き、その翌日に我が家に到着しました。
今回お願いしたのは↓の18,000円の寄付で1.5kg(約2〜5房)が入っているもの。
|
手元に届いた箱の中には、紙に覆われたナガノパープルが4房入っていました。
保護紙を外し、ナガノパープルと初対面です。ぱっと見は巨峰のようですが、ところどころ皮に裂けた傷がありますね。これは後述しますが掛け合わせられた品種の特徴の模様。
巨峰に比べると気持ち丸みがないようにも見えます。肝心の味はというと…
皮を剥いたのがこちら。まず皮が非常に剥きやすいのが嬉しいです。末端の方が少し薄皮が残りやすいですが、特に渋みもないのでそこまで気にせずに食べられます。というか、このナガノパープルはシャインマスカット同様に皮まで食べられるのが一つ目の売り。
そして2つ目の売りが種がないというところ(稀に種ありのものも混ざってしまうようです)。
そんな食べやすいナガノパープルの味ですが、巨峰よりも渋みが少なく、大粒の爽やかなブドウの甘さが口の中に広がってとっても美味しい!! 巨峰から渋みを取ったり、デラウェアから酸味を取ったりしたような、とにかく個人的には非常に好きな味わい。
皮まで食べられるというのが売りではありますが、とはいっても果肉と違って口の中に残りやすいので、個人的には剥きやすいブドウなので剥いて食べるのが好みでした。
ちなみにスーパーに買い物に行ったら普通に売られていて、どうやらぷくおが世間から遅れていた模様。金額は100gあたり350円とシャインマスカット同様の値段であったので高級扱いですね。
ナガノパープルとは
一気にお気に入りブドウになったナガノパープルですが、ナガノパープルを生産した須坂市によると、ナガノパープルは巨峰とリザマートというブドウを掛け合わせて作られ2004年に品種登録されたブドウなんだとか。
ちなみにこのリザマートというブドウは、旧ソ連で育成された皮ごと食べられる欧州品種で、見た目の美しさと食味の良さは折り紙付きですが、皮が薄いため栽培が難しく希少品種なんだそう。
こうした両親を持つナガノパープルは黒系のブドウでもあり、皮にはポリフェノールがたっぷりと言うのが最大の強みともなっていて、ナガノパープル一房を食べると赤ワイン1本分と同程度のレスベラトロール(ポリフェノールの一種)を摂取できるそうです。
須坂市のナガノパープル紹介ページに詳しく書いてありませんが、どうやらこのナガノパープルも栽培が難しいようで、おそらくリザマートの発送間際に降雨・多湿が続くと裂実するという特徴が影響しているのかも。そしてそんな皮の薄さゆえに裂けてはないものの、裂けたような傷がつくのかもしれないですね。
本当に美味しかったので、巨峰系のブドウが好きな方でまだ食べたことがない方はぜひ食べてみてくださいね。
|
コメントを残す