2022年3月11日(金)に、当初予定の映画館公開からディズニー公式動画配信サービスの「ディズニー+」で配信となったのが「私ときどきレッサーパンダ(原題:Turning Red)」。
映画館だと2歳児を連れて行くのは憚れますが、自宅で観られるのならと思い、子供に予告編を見せてみたところレッサーパンダに食いついたので先週末に鑑賞してみました。
母親の前ではいつも“マジメで頑張り屋”のメイだが、実はアイドルや流行りの音楽も大好きで、恋をしたり、友達とハメを外して遊んだり、やりたいことがたくさんある。そんな彼女は、ある出来事をきっかけに本当の自分を見失い、感情をコントロールできなくなってしまう。
悩み込んだまま眠りについたメイが翌朝に目を覚ますと…レッサーパンダの姿になってしまったのだ。なぜメイはレッサーパンダになってしまうのか? そこに隠されたメイも知らない驚きの秘密とは…。ありのままの自分を受け入れてくれる友人。メイを愛しているのに、その思いがうまく伝わらずお互いの心がすれ違う母親。さまざまな人との関係を通してメイが見つけた、本当の自分とは――。
感想
映画はピクサーらしくしっかりと脚本が練られていると思いました。メイのお母さんの行動力の高さには、さすがにそれやられたら子供は嫌でしょと笑ってしまいましたが、親の心配ぶり(特に女の子の親なら)にちょっと共感もできました。
なによりもふもふのレッサーパンダがかわいい!のですが、レッサーパンダに変身してしまった背景には、アイドルや流行の音楽も大好きで、友達とハメを外して遊んだりすることが楽しいという気持ちと、真面目で家業の手伝いもしっかりしつつ勉学にも励む「親にとってのいい子」との葛藤が影響を与えていました。
家業も実は伏線だったり、ラストの対決では「いやそれはサイズが違いすぎでしょ」というツッコミを入れつつ、見応えのあるバトルがあるなど、子供が見ても十分楽しめるエンターテイメント性があると思いますが、一番刺さるのは子供を持つ親なんだろうなと思いました。
ぷくおも、将来子供が大きくなって自己主張をするようになった時にはこの映画に込められたメッセージを受けて対応したいですね。
なお、アニメーションだけど舞台になったのはカナダ・トロント。劇中でアイドルがコンサートを行う「スカイドーム」も実在する建物ですので、他の街並みもきっとトロントに実在する場所なのでしょう。
この映画の影響でトロントに行こう!とまでは思いませんが、ナイアガラの滝とセットで行った時にはこの映画の場所も訪れてみたいところ。
今回、当初予定されていた劇場公開が無くなってしまったので映画館としてはショックでしょうが、小さな子供と一緒に楽むためには、一時停止ができたり、子供が騒いでも他の人の迷惑にならないので、ディズニープラスでの公開となったのは嬉しいですね。
Disney+
ディズニープラスは今回の「私ときどきレッサーパンダ」をはじめ、ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナルジオグラフィックの名作・話題作が楽しめる動画配信サイト。
料金は月額990円(税込)で、ドコモのギガプランとディズニープラスを両方契約すると、毎月最大990円(税込)を3ヶ月間割引となる特典もありますよ。
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