11月24日にエジプト東部のシナイ半島にある礼拝施設のモスクが武装グループに襲撃され、305人の方が亡くなったそうです。
エジプト300人超死亡テロ事件 礼拝中のイスラム教徒標的に衝撃
エジプトでイスラム教の礼拝施設が襲撃され300人以上が死亡したテロ事件は、過激派組織IS=イスラミックステートの関連組織が引き起こした疑いが持たれており、礼拝中のイスラム教徒が標的とされたことに衝撃が広がっています。
NHK NEWS
場所はエジプト東部、シナイ半島の地中海に面するビルアブド(Bir al-Abed)という村にあるイスラム教寺院で、金曜礼拝の最中に武装グループが寺院内に突入し、爆発テロを実行。さらに逃げ出す信者に向かって発砲したとのことです。
まだ犯行声明は出されていないとのことですが、武装グループはIS(イスラム国)の黒い旗を掲げていたとのことなので、ISの可能性が高いようです。
ISは各国の軍事行動により勢力が弱まってきましたが、シナイ半島にはIS系列組織があり、現エジプト政権はテロ封じ込めに力を入れていたとのこと。
イスラム教寺院がテロの対象となるなんてちょっと信じられませんが、イラスム教といっても様々な宗派がある上に、シナイ半島ではエジプト中央政府が実施する強硬なテロ対策に対しての反感などもあってテロ集団の根絶はうまくいっていないようです。
外務省海外安全ホームページには現在の危険情報などが掲載されています。
エジプトは場所によって危険度レベルが異なり、ピラミッドのあるギザや首都・カイロ、ルクソール神殿のあるルクソールやアスワンのあたりは「十分注意してください」のレベル1。
その他の大部分は「不要不急の渡航は止めてください」のレベル2。
今回テロが発生したシナイ半島は「渡航は止めてください」のレベル3となっています。
エジプトにはピラミッドやルクソール神殿など、一度は行ってみたい遺跡が目白押しなのですが、不安定な情勢の中、あえて行くのはちょっと勇気がいります。
これから行かれる方はくれぐれも注意したうえでしっかりと楽しんできてください。
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