角幡唯介さんの北極圏での冒険が文春オンラインにおいて特集されていました

角幡唯介(かくはた・ゆうすけ)という方をご存知でしょうか。
ぷくおは「空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む」という本で知ったのですが、若い(76年生まれ・41歳)探検家で、探検家らしく人類が未だに訪れたことが無い場所や、誰もやった事が無いことに挑まれています。

そんな角幡さんは2016年冬から2017年春の80日間、太陽が全く姿を現さなくなる北極圏の極夜(きょくや)の中を相棒の犬とともに旅をしたそうです。

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出発地点は大西洋に浮かぶグリーンランド島・北西部に位置するシオラパルクという村。緯度は北緯77度47分という超極北エリア(日本最北端・択捉島ですら45度33分)に位置し、先住民が住む場所としては世界最北の村であるとのこと。

この町から橇(そり)に必要物資を積み込み、太陽が顔を出さない暗闇の中、相棒の犬とともに高さ1,000mにもなる氷河を超え、ツンドラ地帯を抜け、島北部の海岸線をさらに北上していくというもの。

なぜそんな旅をしたのか。
角幡さん曰く、人工照明等に生活を依存している現代人は自然から切り離され、古代人のようなあるがままの太陽を見ていない。同様に真の闇も葬り去られた。そこで「数カ月間におよぶ闇の世界、そしてその後に昇る太陽の光など誰にも想像がつかない。私は一度でいいからその想像を絶する根源的未知を経験してみたかったのだ。」からだそうです。
それだけなら極夜が訪れる街に滞在するだけでいいんじゃないかなどと考えてしまいますが、想像を絶する根源的未知を経験する為、まだ誰も探検した人のいない極夜の空間に身を置くという考えがいかにも冒険家らしくてカッコいいです。

極夜という現象は北極圏で見られますが、北極圏の南限では極夜は1日のみで、北に行けば行くほど長くなり、北極地点では6ヶ月間も極夜が続きます(つまり北極と南極は半年間の昼と夜が繰り返されている場所)。

出発地点のシオラパルク村でさえ4ヵ月近くの極夜が訪れるそうですが、更に深い闇を求めて北へ向かったとのこと。そんな旅でどんなことが起こったのかが文春オンラインで公開されていました。
無料で公開されているだけでもぷくお的には興味津々で読みごたえがあるのですが、角幡さんのブログによると角幡さんが面白いと感じる部分、具体的には探検中の感慨や考察、発見がごっそりと削っているそうです。その辺も含めた話は2月発刊予定の単行本に含まれるとのことなので、今から単行本も楽しみです。

文春オンラインでの特集ページはこちらから。
旅の最中の動画なども見られるので、極夜の中を旅するというのはどんな状況なのかも分かりやすかったです。

ぷくおが角幡さんを知ったきっかけとなった「空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む」ですが、こちらはチベットの奥地にある世界最大のツアンポー峡谷に一人で潜入し、まだ誰も踏破したことのなかった5マイルを探検した話になります。
途中に幾度も遭遇する難所を乗り越えていく姿が克明に描かれていて、読んでいるうちにぐいぐいと引き込まれていきます。

角幡さんはこの本で日本のノンフィクション文学に大きな足跡を残した開高健氏を記念して設立された「開高健ノンフィクション賞」を受賞しています。まだ読んだことが無い方はぜひ読んでみてください。面白いですよ。

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