名古屋まで来たら足を運んでぜひ買いたい!桑名名物安永餅。

先日名古屋に出張に行った際、わざわざ電車で片道30分ほど足を運んで買ってきたのが三重県桑名市名物の安永餅(やすながもち)。これを紹介するのを忘れていたので改めてご紹介。

もちろん名古屋にもさまざまな名物が売られているのですが、今回どうしても買ってきたかったのは桑名市名物の安永餅というお餅。

一説によると、桑名藩主松平定永の父・松平定信が、非常時の食糧として焼餅作りを奨励したことが由来といわれています。

元は丸餅だったそうですが、桑名は東海道五十三次の宿場として栄えていたこともあってか旅人が懐に入れやすいように。または餅屋が焼きやすいようになど、さまざまな説があるようですが、いつしか細長い形になったのだとか。

その細長い形の焼き餅の中には粒餡が入っていて、町屋川(員弁川)を利用した水運の船着場だった「安永」の街道沿いの茶屋街で売られていたことが名前の由来。

そんな安永餅で、桑名で製造販売しているのは「永餅屋老舗」と「安永餅本舗 柏屋」の2店舗あるのですが、以前桑名在住の方にいただいた「安永餅本舗 柏屋」がとっても美味しく、妻も大ファンになってしまいました。

ところが、この「安永餅本舗 柏屋」は桑名市内でしか買えないため、仕事の合間を縫って桑名まで買いに行ってきました。

安永餅本舗 柏屋

安永餅本舗 柏屋さんがあるのは桑名駅前。東口を出て、駅前ロータリーを右に進んだ先いにあります。

名古屋駅からだとJRと近鉄の両方でアクセスできるので、多少料金に差はありますが(近鉄の方が100円安い)、時間の都合の良い方を選べます。

店舗は毎朝8時から19時まで営業していて、定休日は1月1日のみとのこと。

ぷくおの場合、仕事があったのでこの朝からやっているというのは非常にありがたく、8:19に近鉄名古屋駅を出発し、8:40に桑名駅に到着。それからさっと安永餅を購入して、8:59の桑名駅発JR快速みえで移動して9:22に名古屋に戻ってこれました。

これだけ朝早くからお店が開かれていると、名古屋での仕事なら仕事前にさっと買ってくることができてありがたいですね(もちろんわざわざ行くのは面倒ではありますが、それだけの価値があると思っています)。

本当はもう少し桑名の街を散策してみたいし、柏屋さんで焼きたてのお餅を食べてみたかったのですが、とにかく朝さっと買ってこれれてよかったです。

安永餅

さて、こちらが購入してきた安永餅。夏期は製造日を含めて2日以内にお召し上がりください。とのこと。

消費期限2日以内ということで10本入りを購入したものの、実は冷凍庫に入れることでもうしばらく楽しめたのだそう。なので餡いりのお餅が好きな方は多めに買っておくことをお勧めします。

美味しい美味しいと連呼している柏屋さんの安永餅。何がそれほど美味しいのかというと、この焼き具合と餅の質感。

安永餅自体は桑名で製造しているもう一社も食べたことがあるのですが、柏屋さんでは水飴を使っていないこともあり、お持ちがしっかり目の硬さがあって、噛むと餅の歯応えと焼き目の加減によるなごたえの変化。それとあんこの美味しさが合わさって至福のひと時です。

さらに調べてみると、この柏屋さんは手焼きで焼いているということもあって、微妙に一個一個の焼き具合も異なりますし、しかしながらそれぞれが一定のクオリティの範囲内に収まっているのでどんどんと食べてしまいます。

お餅は袋から出したままでも美味しいですが、トースターで軽く焼くとより香ばしさが出てくるのでお勧め。冷凍したものは必然的にトースターで焼くので、いつまで持つのかは分かりませんが、焼きたての美味しさが長く楽しめそうです。

名古屋駅からだと往復で1時間半弱の時間と交通費がかかってしまいますが、桑名駅でしか買えないという希少さもあるので、また名古屋に来た暁には桑名駅まで足を運びたいと思います(もう一社の永餅屋老舗さんは名古屋駅構内をはじめ、三重・愛知・岐阜県内のさまざまなところで買えます)。

今回行ったお店

  • 店名:安永餅本舗 柏屋
  • 住所:三重県桑名市中央町1-74
  • 電話番号:0594-22-1197
  • 営業時間:8:00〜19:00(売り切れ次第閉店)
  • 定休日:1月1日

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