発売直後に購入して以来、ずっと通勤や出張で騒音から耳を守ってくれていたSONYのノイズキャンセリングイヤホン「WF-1000XM4」。
昨年あたりから、左側イヤホンのバッテリーが少し早く減ったり、フルに充電できていないことがあるようになったものの、それでも基本的にはフル充電していれば左右同じスピードでバッテリー残量が減っていくのでそれほど問題視していませんでした。
ところが、急に一昨日から充電ケースから取り外したのにバッテリーが充電されていない時間が勃発。
充電端子の接点が甘かった? ケース自体の充電が減っていた? それともついにバッテリーがご臨終? といった疑問の中、とりあえずケース自体に給電しつつイヤホンも充電して一晩おいた結果、

まさかの焼きハマグリ状態に(笑)
(笑) なんて書いていますが、正直給電しっぱなしだったので発火しなくてよかった…
気づいたのは仕事に行く平日朝ですが、このまままでは安心して出社できないため、朝イチでバッテリーの取り出しを行い、万一発火しても多少は安心できるよう、陶器の中にいれて台所に保管。後日、膨張したバッテリー回収も行ってくれる市のゴミ処理場に持っていこうと思います。
さて、WF-1000XM4のバッテリー交換といえば2ピースで構成されたケースを開くところが最難関ぽいのですが、ラッキーなことに焼きハマグリになってくれたおかげで傷ひとつない綺麗な状態で開封されました。
このチャンスを活かして、バッテリー交換に臨みます。左のイヤホンが少し不調になってきたときに、後継のWF-1000XM5とか、AirPods Pro(こちらは秋に3が発表になるという噂もありますね)、パナソニックのテクニクスブランドから出ている「EAH-AZ100」、そしてまもなく登場するBOSEの「QuietComfort Ultra Earbuds(第2世代)」なんかもいいなーなんて思っていました。
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けど、2,000円弱で直るなら、アアルトベースで金欠になった身としては大助かりなので、さっそくAmazonでツールの付属しない電池のみを注文したのでした。
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バッテリー交換
バッテリー交換の詳しい手順は、なんでも分解するIFIXITさんで紹介されているのでそちらもご参照くださいね。
先ほどもお伝えしたとおり、バッテリー交換で一番大変らしいのはケースの開封。ですが、今回はそこをスキップしてしまいます。
本来は完全にバッテリーを放電してから作業にあたるべきですが、今回はバッテリー充電中に焼きハマグリになってしまったため、バッテリー残量がどこまであるか不明なため、慎重に作業を行います。
まず、分割されたケースの基盤を結ぶボード間コネクタを外します。片方はバッテリーに両面テープでくっついているため、コネクタの間にプラスチックのヘラを差し込んで、ゆっくりと引き剥がします。

さらに、バッテリー側の基板には幅が狭いリボンケーブルがもうひとつくっついているため、ZIFソケットからリボンケーブルを抜き取ります。

この写真はバッテリーを取り付けた後の写真ですが、基板上の白いZIFソケットのケーブルと反対側にある黒い爪を持ち上げるとリボンケーブルがスッと抜けるはず。なのですが、もう長年使っているせいかコネクタと固着していて抜くのに苦労しました。
このリボンケーブルは繊細なので、力を一点に入れて断線させないよう注意。
この細いリボンケーブルを取り外した後は、両面テープでバッテリーにくっついている基盤を剥がすのですが、基盤の裏側にバッテリーに直接触れて給電するための端子があるので、ヘラを奥まで差し込まないように注意しながら徐々に剥がします。
基盤がバッテリーから剥がれたら、バッテリーを本体から取り外し、元あったようにバッテリーを交換し、基盤の給電端子がバッテリーに接触できるように少し浮いているか確認してからバッテリーに両面テープでくっつけます。

続いてZIFソケットのリボンケーブルを取り付け、さらにボード間コネクタを取り付け、ケースを軽く取り付けた状態で充電ケースに入れて充電できるかどうか確認。

問題なく充電ランプが点灯!しばらく充電した後に耳に装着すると、きちんとバッテリー残量を読み上げてくれたので、バッテリー交換に伴う作業も問題なく完了したことを確認。続いてケースを接着します。

ケースからはみ出た接着剤の色が気にならないよう、透明な接着剤でケースを接着。今回はセメダインEXクリアを使用しました(もちろんはみ出た接着剤は拭き取ります)。
本当はクランプで接着剤が乾くまで挟み込んでおくべきでしたが、バッテリーを交換する際にクランプを買うのを忘れてしまったので輪ゴムで代替。

もともと防水性のあるイヤホンとはいえ、雨天でイヤホンに雨がかかるような状況では使用していないことから、それほど厳密にしなくてもいいかと思い、次回のバッテリー交換に備えて全周に接着剤は塗布しませんでした(とはいえ、強力な接着剤なので再開封は大変そうですが)。
接着剤が乾いたあとでイヤホンを完全に充電。すると、アプリ上でも左右ともバッテリー残量が100%になり、無事にバッテリー交換が完了しました。

今回は左側のイヤホンのバッテリーを交換しましたが、右側は特に不具合を感じていないため、次のバッテリー交換はまだまだ先のことになりそうです。
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