さようならEクラス。ハローEV

予定ではあと2年弱乗るはずだったEクラス。そのつもりで車検前にはボディコーティングまで済ませ、今後2年の間に予想されるタイヤ交換時の銘柄も決めていたのに、まさかのお別れをすることになりました。

船橋の有名カーコーティングショップでコーティングしてきた

振り返ってみると、先代のCクラス(C180 ワゴンアバンギャルドスポーツ)のヘッドライトが故障し、その修理に50万かかること、さらにもう片方のヘッドライトも不調という診断が出ていることから買い替えを決断し、その際にディーラーから提示されたのが、今のEクラス(E300 ワゴンアバンギャルドスポーツ)とGLB。そしていくつかの中古車。

新車と中古車ではローンの金利が異なるため、価格自体は安くても金利を考えると両者それほど値段が変わらないということもあって、選ぶなら新車ということに。

さらに、Eは在庫車ということもあって大きく値引いてくれて、確か750万円くらいで購入したのでした。それに対してGLBは50〜100万円ほど安かったけれど、後輪駆動好きの自分としてはEクラスをチョイス。

納車

豪華な内装と快適なシート。そしてステアリングは過敏ではないけれど路面の情報をたっぷり伝えてくれて本当にいい車でした。

3年半で乗ったのはわずか1.5万キロ弱。本当はもっと長距離を乗って真価を味わいたかったのですが、幼児2人がいるのでそのような機会にも恵まれず、もっぱら近所のスーパーや、隣市。少し遠くて月一回の赤ちゃんのあたまのかたちクリニックの赤坂というありさまで、もったいない使い方となっていたこと、そしてそのような使い方というのもあって燃費が悪かったのも手放すことを決めた理由です。

メルセデスベンツE300ワゴンの良かったところと悪かったところ

良かったところ

  • 全長5m弱の大柄なサイズとベンツというブランドがもたらす、事故時の安心感
  • たっぷりとしたサイズのシート。Cクラスと違って長時間乗っても腰が痛くならず快適でした
  • ゴージャスな感じの内装。少し前時代的な香りもしますが、最新のシンプルな内装より豪華と感じる人も多そう
  • ブルメスターサウンドが搭載されていたこともあり、純正の車内オーディオとしてはかなりいい音が楽しめたこと
  • (子供や犬が乗っているので使わないけれど)踏むとかなり速いこと
  • ヘッドライトが明るく夜間の運転も安心なこと
  • エアコンの効きが良く、またすぐに温風/冷風が出てくること
  • Eクラスワゴンという名前から連想できそうな通り、広大なトランク。フルサイズのゴルフバッグ3つと荷物が余裕で詰め込めました

悪かったところ

  • アイドリングストップを使用しなかったことと道路環境が悪い(整備が遅れていて道が狭く、渋滞しがち)こともあり、燃費が7km/L前後と悪かったこと。当然ハイオク
  • ベンツに求めるのは間違っているのかもしれませんが、回してもそれほどいい音のしない4気筒エンジン
  • クラウンに比べると気になる小さなシフトショック(特に2→3速)
  • 壊れると怖いヘッドライト。高価なアダプティブヘッドライトを搭載していますが、郊外の夜ではドイツのような暗さが無く、ほとんど機能せずでもったいなかった
  • 後輪はエアサスですが、硬さや車高は変更不可。また街乗りでは少し硬めな乗り心地
  • ミッションが大きいためか左足の置き場が狭めなこと
  • ある程度後席が重視される車格なのに、後部座席用のエアコン温度は個別に調整できないこと
  • 別記事で書きますが、悪い下取り価格(買取価格)

燃費は悪いものの、年間走行距離が4千キロ程度であること、地域柄ガソリンスタンドが安めであることから、このまま維持しようと思っていたのがまさかの変更となった訳です。

乗り換えたのは

乗り換えたのはメルセデスベンツEQB。ラインナップを増やしつつあるベンツのEVの一つでGLBをベースにしたSUVのEV版となります。

こちらは先日試乗して好印象だったこと、1千万円以下のEVで唯一(2023年現在)の3列シートという特色のある車となります。

人生初EV。

なお、本国では今年の夏にマイナーチェンジモデルが発表されていて、変更箇所は前後ランプの配列、フロントグリルにベンツマークが散りばめられた、車内のインフォテイメントシステムが最新版となったこととそれに伴いCarPlayがワイヤレス接続可能に、ブルメスターサウンドのオプションが選択可能に、ステアリングホイールが最新のタッチパッド式へ、そして航続可能距離が10km程度伸びたといった進化の反面、Aクラス等と同様にインフォテイメントを操作するのに使っていたセンターコンソールのトラックパッドが無くなってしまっています。

▲こちらがマイナーチェンジを受けたEQB。フロントグリルが派手になったのが外見上での最大の変更点

ところどころ羨ましい進化もありますが、同時に値上げも予想されるので、ぷくおの場合はマイナーチェンジモデルの日本導入を待つことなく、EQB250 AMGラインパッケージ&AMGレザーエクスクルーシブパッケージ&パノラミックスライディングルーフ仕様へ買い替えとなりました。

EQBのサイズは全長 4,685 mm × 全幅 1,835 mm × 全高 1,705 mmと比較的コンパクトにも関わらず、いざという時の3列目があり、今まで諦めていた親や友人と一緒に行動できるようになったというのが個人的には最大のメリット。

▲こちらはヤナセでのEQB紹介記事に掲載されていたEQBの3列目。EQBの3列目は身長165cm以下の乗員向けとなっています

また、購入したEQB250はFFですが、制御の妙なのかFFらしさはあまり感じられません。そしてベース車であるGLBを試乗した時に気になった走行時のふわふわ感は、AMGラインパッケージで装備されるアジャスタブルダンビングシステム付きのスポーツサスペンションや、重量のあるバッテリーを床下に配置していることによるEVならではの低重心、そしてそもそもの車体重量が大きいこと(GLB180(FFモデル)の1,610kgに対しEQB250は2,100kg)の効能か、全然気にならないのも良かったところ。

さらに良かったのは、車内が静かなので2列目はもちろん3列目の人とも普通の声量で会話が可能なことと、静かなので家から出る時/帰宅時に犬が気づかず吠えるタイミングを失うこと(笑)

▲12月のキャンプは早速EQBで行ってきました。高速道路も快適で、燃費ならぬ電費は80km/h程度で6.5km/kw。トータルでは6.2km/kwとなりました。

EV自体は徐々に増えてきているように感じますが、残念ながらベンツのEVやEQBをメインの記事はあまり見かけないため、定期的に発信して誰かの役に立てればと思います。

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