【2025年ムーミンズデイ】幻の第1作から80年!Arabia「Moomin’s Day マグ 0.3L 2025」で感じる、トーベの原点

毎年8月9日のムーミンの日が近づくたびに、「今年はどんなサプライズが待っているんやろう?」とワクワクするのですが、今回の2025年版は本当に度肝を抜かれました。

なんと、普段はグッズ化がほとんど許可されない『小さなトロールと大きな洪水』の挿絵をマグに採用してきたんです。

パッと見て「あれ?いつものムーミントロールと顔つきが違う…」と思われた方、正解です。これこそが80年前の1945年、トーベ・ヤンソンが初めて世に送り出したムーミン小説の姿なんですね。

幻の第1作が語る、ムーミンの知られざる原点

『小さなトロールと大きな洪水』といえば、ムーミンファンでも読んだことがない方が多い「幻の作品」。当時はたった2800冊の発行で、売れたのはわずか402冊という悲しい歴史があるんです。

戦後間もない1945年、48ページの簡素な小冊子として駅の売店で販売されたこの作品は、その後の丸くて愛らしいムーミンたちとは全く違った、細長い顔をした独特の絵柄が特徴でした。

トーベ自身も後年の復刊時に「若さゆえの勢いや情熱が損なわれてしまう」として、初版そのままの形での復刊を決めたほど、この時期ならではのエネルギーが詰まった作品なんですって。

このマグで特に注目したいのが、マグの内側に描かれた縄ばしごのシーン。ムーミンママとムーミントロールがゆっくりと昇っていく姿は、まさに希望に向かって歩み続ける親子の姿を象徴していて、見るたびに心が温かくなります。

スコープだけの特別な魅力:ゴールドスプーンという付加価値

Arabia製のムーミンマグは多くの店舗で購入できますが、スコープでは「cani スプーン小さじ1/2 ゴールド」が付いてくるのが嬉しいポイント。価格は通常と同じ6,050円(税込)なので、実質ゴールドスプーンが無料で付いてくる計算になります。

このスプーンがあることで、マグとしての実用性がぐんと上がるんですよね。コーヒーに砂糖を入れたり、紅茶にハチミツを溶かしたり、日常使いでの利便性を考えると、この組み合わせは本当に理にかなっています。

デザインを手がけたパルバティ・ピライさんが、原画の繊細な線を自然あふれる柔らかな緑色で表現しているのも見事で、花とスニフの差し色が全体を引き締めています。
バックスタンプにはムーミン80記念ロゴが入り、ギフトボックスも特別仕様という、まさに記念品としての価値も十分です。

コレクターの悩ましい現実:「置く場所問題」

正直な話、私も含めてムーミンマグのコレクターが直面する最大の問題は「置く場所」なんですよね(苦笑)。毎年の限定マグに加えて、レギュラーライン、シーズナル、そして不定期の特別版…気がつくと食器棚がムーミンマグで埋め尽くされてしまいます。

でも、今回のような80周年という節目の記念品で、しかも普段はグッズ化されない貴重な絵柄となると、「見送る」という選択がいかに困難か、ムーミンファンなら痛いほどわかると思います。

特に今年しか買えないスペシャル仕様ということを考えると、数年後に「あの時買っておけば…」と後悔する可能性の方が高いかもしれません。

Arabia「Moomin’s Day マグ 0.3L 2025」は、ムーミンの原点に触れられる貴重な機会であり、同時にスコープ限定のゴールドスプーンという実用的な付加価値も魅力的な逸品です。
80周年という特別な年だからこそ実現した、トーベ・ヤンソンの初期の情熱を感じられる記念すべきマグ。コレクション的価値と実用性を兼ね備えた、まさに大人のムーミンファンにふさわしい一品と言えるでしょう。

8月1日〜6日の予約受付、そして8月9日からの一般販売と、購入機会は限られていますが、この特別な80周年を記念して、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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