シグマから発売予定の20-200mmレンズが旅行に最適では?

メイドイン会津として高品質なレンズやカメラを送り出すシグマ社から、新たに最新高倍率ズーム「20-200mm F3.5-6.3 DG Contemporary」が登場しました。

名前の通り超広角の20mmから望遠の200mmまでカバーするレンズ。発表は9月9日。そして11日に予約開始で25日に発売開始なのですが、早くもレビューされたPCマガジン(アメリカ)のエディターズチョイスを受けたほか、シグマ社によるとソニーEマウント用では予想を上まる注文がすでに入っていて生産が追いつかないほど人気なのだそう。

同日発表された135mmF1.4という、買えないけど夢のあるレンズばかり情報を追いかけていてすっかり見落としていた20-200mm。

フルサイズ向け高倍率ズームというと24mmとか28mmスタートというレンズが多い中、今回登場したレンズは20mmスタートと、雄大な大自然やワーキングディスタンスの限られる教会やお寺などの撮影する機会が多い旅行にはぴったりのレンズだと言えそうです。

主な特徴とスペック

  • 焦点距離:20~200mm(10倍ズーム) 超広角スタートで、建築・風景から動物・スポーツまで全カバー
  • ハーフマクロ対応(1:2):28-85mmで近接撮影、200mmでは1:3.3まで迫れる
  • 高速・静音AF:HLA(High-response Linear Actuator)駆動
  • 防塵防滴・フッ素コーティングでアウトドアも安心
  • 軽量約550g、全長115.5mm:旅行や日常の携行性バツグン
  • 9枚羽根円形絞りで美しいボケ・18本の光条
  • ズームロック機構・シンプルな操作性
  • ソニーEマウント・Lマウント対応
  • 価格:オープンプライス(※公式オンラインストア:143,000円(税込))

PC Magレビューから分かる長所と短所

発売前レビューがアメリカのPC MAGにおいて行われておりましたが、多少の短所はあるもののエディターズチョイスを早速獲得。

「旅やスナップ用オールインワンとして、幅広いシーンを一本で撮れる利便性、持ち運びやすさ、そして防塵防滴の安心感が秀逸」と高評価。タムロン28-200mmより広く、実用性・AFスピードも上という点が受賞ポイントです。

長所

  • フルサイズスーパーズーム最広角20mmスタートのダイナミックさ
  • 幅広いシーンに適した画角+10倍ズームの利便性
  • 高倍率ズームとして優れた解像力
  • 高速AF・ハーフマクロ対応・防塵防滴など機能充実
  • フレアが非常によく抑えられている
  • 絞り込んだ際の光条も満足のいくもの
  • 550gという軽量設計で持ち歩きやすい
  • PCMagから「Editors’ Choice」獲得

短所

  • F3.5-6.3の開放値は暗所・強いボケには弱い
  • レンズ内手振れ補正非搭載(多くのボディが手ぶれ補正を内蔵しているので大きな問題ではない)
  • 歪曲や周辺光量はカメラ内補正に強く依存
  • 20mm周辺のシャープさはややソフト(中心は優秀)

競合レンズとの比較

レンズ焦点距離広角端ズーム倍率重量防塵防滴
Sigma 20-200mm F3.5-6.320-200mm20mm10倍約550gあり
Tamron 28-200mm F2.8-5.628-200mm28mm7.1倍約575gあり
Lumix S 28-200mm F4-7.128-200mm28mm7.1倍約415gあり

 

まとめ・総合評価

Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG Contemporaryは、旅と日常で「これ一本」で済ませたいユーザーに最適。広い画角、マクロ対応、軽量設計、防塵防滴、そしてPCMagが認めた性能。ズーム全域でバランスが良く、ワンランク上のスナップ体験を楽しめます。

冒頭、旅行にピッタリという紹介をしましたが、考えてみれば防塵防滴・そして高倍率ズームということで、お子様の運動会でも活躍しそうですね!

いままで、ソニーEマウントであれば、純正レンズとしてFE24-105mm F4 GやFE 24-240mm F3.5-6.3あたりが高画質な万能レンズとして人気でしたが、個人的には「20mmスタート」のシグマ20-200mmを次回海外旅行に行くときに追加購入してみたいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です