FCCLが「FMV Note U」を発表!一部モデルはバッテリー交換が可能に!!

14インチのノートパソコンとして世界最軽量を誇るのが、FCCL(富士通クライアントコンピューティング)のFMV Note Uの最軽量モデル。

iPad Air 13インチ(M2モデル)が617gなのに対し、今回登場した最軽量モデルはiPad Air 13インチに僅か17g増の約634gという重量で、14インチ液晶とキーボード、さらに各種コネクタも付くという驚きのスペック。

もちろん、最軽量モデルは消費電力を抑えたCPUですし、バッテリー駆動時間も動画再生時で約7時間という制限が付きますが、それでも圧倒的に軽いのは間違いありません。

この最軽量モデルも含めて、FMV Note Uにはカタログモデル(家電量販店店頭販売向け)と、オンライン購入可能なカスタムメイドモデルのモデルがありますが、2025年10月モデルとして順当にCPUがアップグレードされて登場しました(Core Ultra 200V搭載モデルは従来モデルが継続販売)。

カスタムメイドモデルの名称と特徴

  • WU2-K3:標準モデル
  • WU3-K3:タッチパネルモデル
  • WU4-K3:【FMV Zero】 高性能モデル
  • WU5-K3:【FMV Zero】 世界最軽量モデル
  • WU7-K3:5Gモデル
  • WU8-K3:2 in 1 モデル
    ※FMV Zeroは、カラーやロゴを黒で統一したほか、プリインストールアプリをセキュリティとハードウェア維持に必要なものだけを厳選したモデル

CPU回り以外の進化

CPUは順当に最新モデルに切替わっていますが、それ以外に気になった特徴がこちら。

一部モデルでバッテリー交換が可能に

対象モデルが若干微妙ですが、WU7-K3という5Gモデム内蔵可能なモデルとWU8-K3という画面を開いてそのまま本体(キーボード側)の裏に回すことでタブレットスタイルでの利用も可能という2 in 1モデルの2モデルのみ、工具不要でバッテリー交換ができるようになりました。

▲写真はWU7-K3。WU8-K3も同様に、レバー操作でパネルを外してバッテリー交換可能

LANポートがフルサイズに

従来のFMV Note Uシリーズは、有線LANポートが付いていたものの、フラップ式というひと手間必要なポートだったのが玉に瑕でした(とはいえ、無いより良いのですが)。

▲ USB-A、USB Type-C(※最軽量モデル以外はThunderbolt™ 4対応)、LAN、HDMI、microSD、イヤホンジャックと豊富な接続端子

これが、今回のモデルチェンジでフルサイズに変更されていて、一般的なLANポートと同様、LANケーブルを差し込むことができるようになりました。有り難い変更である反面、これまでなぜフルサイズでなかったのか、逆に疑問が残りますね。

一部モデルで液晶省電力化

2 in 1のWU8-K3以外のモデルでは、ディスプレイに「可変リフレッシュレート液晶」を搭載。1Hz~60Hzの間で、状況に応じて調整することで消費電力を最適化。

これによって、バッテリー駆動時間が先代比で16~17%改善しているのだとか。

ACアダプタもついに軽量化

Apple以外のACアダプタは、たいていがコンセントから充電器までのケーブルと、充電器から生えたケーブルをノートPCに差すという構成になっていて、コンセント回りが狭い場合やコンセントからパソコンを置く場所までが遠い場合は便利だったのでしょうが、とにかく重たいのと設置/収納が面倒でした。

それがついに、今回のモデルからACアダプタが軽量化。

コンセントに直接差し込む充電器に、別途USB Type-CケーブルでノートPCに給電するというスタイルになり、なんと約129gもの軽量化となりました。

ただし、カスタムメイドモデルは6,000円の有償オプションとなるので注意です。

個人的に購入するならこのモデル

ぷくおは過去に689gでCore i5 1335UのCPUを搭載したWU-X/H1というモデルを使っていたので、当然最軽量モデルが気になるところ。

ではありますが、やはり低消費電力CPUは処理能力が低いので、今回のモデルの中で狙うのであればバッテリーを自分で交換できるうえに、4万円のオプション料金が必要ではあるものの5G / 4G(LTE)対応のWU7-K3が一押しかと思いました。

当然最軽量モデルに比べたら重たくなりますが、CPUが低消費電力モデルに比べて50%近くも高速なCore Ultra 5 225HまたはUltra 7 255Hから選べること、重量も最軽量モデル+モバイルWiFiであればほぼ同等。そしてバッテリーは容量違いで47g差ですので、スペック上の見た目は重くなりますが、5G搭載+63Whバッテリー搭載モデルであれば、動画再生時で約13時間、アイドル時で約36時間と、出張や旅行にもっていっても安心できそうです。

WU7-K3本体質量

  • 5G搭載+63Whバッテリー搭載時:約917g
  • 5Gなし+63Whバッテリー搭載時:約912g
  • 5G搭載+47Whバッテリー搭載時:約870g
  • 5Gなし+47Whバッテリー搭載時:約865g

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