最近のルンバは集めたゴミを充電ステーションに移動させることができるようになったり、髪の毛などが絡みづらいローラーになるなど、巷で評判のルンバ。
育児で時間がとられる中、少しでも楽をするためにルンバが有効なのか試してみることにしました。
今までの写真でもお分かりのとおり、我が家は2歳児とわんこがそれぞれおもちゃを散らかしているほか、わんこの膝負担を減らすためにコルクマットをほぼ全面に敷いています。こんな状況でもルンバは掃除を遂行することができるのでしょうか。
ルンバ i3+
「最適な清掃方法を提案。パワーリフト吸引と無駄のない動きであらゆるゴミを確実に除去。ゴミ捨てまで自動化。」を謳うルンバ i3+が今回の評価対象。
写真の通り、動き回って集めたゴミをクリーンベースの紙パックに移動させることで最大60日分のゴミをに収納可能となり、従来よりも大幅にゴミを捨てる頻度が減ったのが大きな特徴。
また、アイロボット独自のゴム製のデュアルアクションブラシと、10倍にアップしたパワーリフト吸引で、大きなゴミからハウスダスト、ペットの毛まで逃さず取り除くとのこと。
セットアップ
ルンバは思ったよりも大きな箱で到着。というのも、クリーンベースが結構高さがあるので仕方ないようです。
ちょっとごちゃごちゃしていますが、箱から諸々取り出してセットアップ中〜
クリーンベースの上蓋を開け、紙パックを取り付けます。紙パックを取り付けるなんて実家で使っていた掃除機以来。懐かしい気もしますが、満杯になったらそのまま捨てられるのは便利とも言えますね。
とりあえず形になったルンバ i3+。
当初、Wi-Fiルーターをクリーンベースから離れた部屋に置いていたためにWi-Fi信号をうまくキャッチできず、セットアップに苦労したルンバアプリ(iRobot Home)。ルーターに近づけたら無事にセットアップ完了。
レビュー
ルンバ i3+はカメラなどは備わらず、壁や柱などに近づいたら減速してぶつかり、方向転換して移動。そうして部屋の形をマッピングしていくという仕組み。
なのですが、ここで問題が発生。ぷくおハウスの1階は、リビング・ダイニング・キッチン・和室が一つにつながっていて、引き戸の先に玄関やトイレ、洗面所がある作りになっているのですが、最初に置いたダイニングの片隅だと対角線上にある和室まで到達することができません。
仕方なく、リビング中央にクリーンベースを置くことで、掃除をかけたい全部屋にアクセスしやすく改良してみました。が、これでも全スペースに掃除をかけることができません。
バッテリーが足りないということでも、設定した掃除時間いっぱいになってしまったということでもないのに全部屋掃除が行き届かないというのが、使い始めてすぐに露呈した欠点でした。
続いての弱点はコルクマットの段差。コルクマットはしっかりと乗り越えていくのですが、コルクマットのジョイントに集まりやすいゴミまでは掻き出すことができません。ダイソンのコードレスクリーナーであれば吸引力でジョイント部分のごみもかなり吸い取ることができるのですが、この辺りはルンバの吸い取り能力上仕方がないですね。
欠点その3はやはりおもちゃ。軽いおもちゃであれば押しのけて掃除が進んでいくのですが、ある程度の重さがあると壁や家具と勘違いして方向転換してしまいます。
肝心のごみ収集能力ですが、紙パックの中には思った以上に少ない量のゴミが入っています。ルンバが掃除した後にダイソンで掃除をしたらしっかりとゴミがダストボックスに集まっていたので、やはりコルクマットを敷いているとルンバでは太刀打ちできないという結果に終わりました。
結論
かなり期待をしていたルンバ i3+ですが、我が家の環境には結局合わないということが分かりました。前述の欠点のほか、当然ですが階段や違う階の掃除はすることができないので結局掃除機を別途かける必要があります。また、テレワークなどで在宅しながらルンバをかけると、結構動作音が大きいのが気になりました。
便利だったのは、外出時にもスマホアプリから掃除をかける指令を出すことが可能なところ。ちょっと出かけるだけだったはずが、予想以上に時間がかかってしまった時などに、急遽ルンバに掃除してもらうといったことも可能なのは便利。
こういったことを踏まえると、なるべくルンバの動きを邪魔する物が無い、マンションや平屋など階段がないフローリングの家が向いているというのが改めてよく分かりました。
また、違うフロアのことは諦めたとしても、アプリ上で大まかな部屋のレイアウトを設定できたらいいのにと感じています。ダイソンのロボット掃除機などはカメラを搭載しているので、ルンバの更なる進化にも期待したいですね。
こんな感じで体験したルンバのある世界。こちらは実際の購入したのではなくルンバ公式サイトにあるお試し2週間コースレンタルで体験することができました。実際に自宅で使ってみないと効果が分かりにくいので、こういった制度は嬉しいところ。
残念ながら現在のぷくお宅には合いませんでしたが、気になっている方がいたらぜひ試してみてください。少なくともボタン一つでクリーンベースから出発し、掃除をかけ、自動でクリーンベースに戻っていく姿は未来感十分で楽しめると思いますよ。
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