男性育休取得に向けた業務の準備編

さて、育休を取ることを決めたぷくお。ダメと言われないよう、色々と取り組んだことをご紹介します。
※そもそも、育休は国の制度で、繁忙や職位を理由に会社側は申請拒否はできず違法行為となるんだとか。もしこのブログをご覧いただいている役員や管理職の方がおられましたら、部下が育休申請された際には何卒ご理解くださいm(_ _)m

会社側は拒否出来ない。はずですが、現状男性の育休取得に理解をしてくれる会社はまだ少数派のはず。少なくともぷくおの勤めている会社では社員数も少ない事、いまだ男性育休の文化がない事もあって、妊娠報告後に育休取るの?と言った声がけはありませんでした…

さらに、ぷくおの部署では6月に向けたプロジェクトが進行しているため、いくら育休とはいえある程度の仕事は自宅で進める必要があります。という訳で、育休取得を申請する前に色々と準備をしていたのでした。

テレワーク環境の準備

会社に来て顔を見せることが大事という昭和な社風の勤務先(涙) 今まではテレワークに向けた各サービスを導入したいと言ってもなかなか許可が出なかったのでしょうが、今は新型コロナウイルスという分かりやすい脅威があるのでこれ幸いと総務のテレワーク理解者と共に導入を進めます。

Microsoft 365

まず導入したのがMicrosoft 365。これはWordや Excel、OneDriveなどがセットになったサブスクリプションですが、まずは先行してぷくおがいる部署のみSharePointというサービスも込みのプランに切り替えをしてもらいます。

これにより、個人個人の記憶領域としてのOneDriveだけでなく、部課と言ったチームで共有するクラウドスペースが確保可能に。

今までは社内サーバに保存していた部課のデータを全て移動させたことで次のメリットが得られました。

どこでもデータにアクセス可能に

これは社内サーバの設定次第で今までもやれたのですが、共有データが社外で確認できるように。

きっと、いまさらこんな話か。と思う方も多いと思いますが、ぷくおの勤務先ではようやく認められたということで、個人的には社外での打ち合わせや出張中などでもデータを確認できるのでかなり嬉しいポイント。

ファイルの同時編集

続いての副産物が同時編集。今まで、社内サーバのExcelやWordと言ったファイルを開いていると、他の人が同じファイルを開くと、読み取り専用で開くこととなり、編集しようとすると複製を保存するしかありませんでした。

このせいで似たようなファイルが作成されてどれが最新か分かりにくいというトラブルが発生してしまいます。これがOneDrive内にファイルが保存される事で、複数名が同時にファイルを編集可能に。

今までだと同時編集をしようと思ったらGoogleのスプレッドシートやドキュメントを使わなければいけなかったのですが、慣れた人が多いワード、エクセルで同時編集が出来るのは効率向上に繋がりますね。

Teams

これはまだ便利な使い方を模索中ですが、Microsoftの提供するビジネスチャットのプラットフォーム。

普段はチームメンバーとのやりとりはLINEで済ませてしまう事が多いため、まだチャット系というよりは前述の機能やTrelloというTodoサービス、Wikipedia代わりに知識の共有を行うためのOneNoteといったサービスのポータルアプリとして使う事が多いです。

またLINEだと勤務時間内外関係なく通知が届いてしまいますが、Teamsであればこんな感じで通知を受けない日時を設定する事が可能(※LINEの仕事版「LINE Works」であれば同様の設定可能)。

将来的には普段のやりとりはTeamsで。緊急の際は電話でと棲み分けてきたらいいなと考えています。

クラウドボイスサービス

テレワーク化を行う中でかなり大きな問題が会社にかかってきた電話の対応。これがある限りテレワークが出来ないと言っても過言ではないです。

もともと、社内で使っているPBX(電話の社内交換機)には登録した携帯に転送をかけられるオプションがありましたが、どうやらApp Storeを見るとどうにも評判が良くありません。

なのでTeamsと連携できるクラウドボイスサービスの申し込みを検討しています。

今まさに契約を進めているところではありますが、このサービスを利用すると会社にかかってきた電話が登録されたスマホ/PCにインストールされたTeamsアプリで受けられたり、会社の番号を使って発信ができるというもの。

プランには2種類あって、今使っている電話番号と統合できるプランと、Teams用に新たに050番号を取得するプランがあります。

それぞれメリットデメリットがある他、そもそも既存電話番号の契約プランで片方しか契約できないなどの条件があるようですが、このあたりはまた詳細が分かったら別記事にしてみたいところ。

そしていよいよ育休申請へ

まだ電話の切り替えは済んでいないものの、とりあえずテレワークの形ができてきた今日この頃。チーム内ではどこでも仕事ができるようになったというメリットを感じる反面、ToDoサービスやOnenoteの使用などで抵抗を感じる人もいました。

この辺りはテレワークに伴う情報共有のメリットを理解してもらいながら進めていくしかないなと感じています。今後、現在LINEで行なっている簡単な伝達事項をTeamsに切り替えるとなった時にはまた新たな抵抗もありそうなところ。

とにかく、自分の育休中における仕事(本当は育休中はやりたくないですが)ができる環境が整ってきたので、いよいよ上司に育休を申請することに。

ひと目でわかるMicrosoft 365 SharePoint運用管理編

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