先日千葉県で記録的な被害をもたらした台風15号により、ぷくおハウスのシンボルツリーであるコニファーの一種「ブルーアイス」も倒れてしまいました。
残念ながらブルーアイスは直立させたとしても根が定着しないだろうという植木屋の見立てにより根っこごと引き抜かれてしまいました。
もちろん危険な状態で放置する考えはなかったので引き抜くこと自体は良かったのですが、やはり今まであったシンボルツリーが無くなるのは寂しいもの。
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そんなわけで、新たなシンボルツリーを選定することにします。
シンボルツリー選び
新たに植えるシンボルツリーに求めるのは次の4つ。
- 高さが5m程度で収まること
- コニファーのように樹形が円錐形になること
- できれば葉の色が白っぽい銀色系であること(ブルーアイスがそうだったので)
- なるべく虫がつかず手入れが楽そうなこと
これらのポイントから最終的に残ったのが「コロラドトウヒ(ピセアプンゲンス) ホプシー」と「コロラドマツ カンディカンス(コンコロールモミ)」の2つ。
コロラドトウヒ(ピセアプンゲンス) ホプシー
高さは6〜8mになるマツ科トウヒ属の常緑中高木。ブルーのトウヒの人気品種で、針葉は灰青か白青色。欠点は枝先にシンクイムシが入りやすいということと葉がモミの木のような針状で長く頑強で触ると痛いというところ。
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▲ピセアプンゲンス ホプシー via:Gardens4You
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▲ピセアプンゲンス ホプシー via:ORNAMENTAL TREES
コロラドマツ カンディカンス(コンコロールモミ)
高さは5〜8mになるマツ科モミ属の常緑中高木。灰白色でとてもやわらかい葉触りが特徴で、10cmの松ぼっくりがなるそうです。
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▲コロラドモミ カンディカンス via:AMERIAN CONIFER SOCIETY
![](https://i0.wp.com/pukuo-pukupuku.com/wp-content/uploads/2019/10/c49137b789240f2bf8f5ce7af7c08a18.jpg?resize=505%2C520&ssl=1)
▲コロラドモミ カンディカンスの葉のアップ via:GARDENIA
どちらを選ぶ?
ピセアプンゲンス ホプシーとコロラドモミ カンディカンス。ホプシーは日本でも比較的入手しやすいけれど葉が針のように硬いというのが気になりました。そのため一旦はカンディカンスにしようと思ったものの、葉のアップ写真を見ると枝の下側に生えている葉も上側を目指しているのがなんかイメージと違い、シンクイムシという聞いたこともないような虫が発生する可能性があること、針のように硬いという葉という2つの弱点がありますが、見た目が好みのピセアプンゲンス ホプシーを植えることに決定しました。
植樹
近所のホームセンターや園芸店を見て回ったものの、どこにも売っていなかったのでネットで注文したホプシーさん。
何が届くか分からないというネット注文の怖さを久しぶりに体験すると、個体写真を1つずつ撮って販売しているスコープさんは本当にすごいと改めて実感します。
ドキドキしながら届いたホプシーさんがこちら。思ったよりも樹形もよく、枝ぶりもしっかりしていたのでホッとしました。
続いては植えるための場所を準備します。根が張りやすいよう大きく深く一旦土を掘り、土ふるいで根や石などを取り除きます。
ホプシーを植える際、根っこの下の土の下に元肥を置くため少し深めに掘っていきます。
ここまで掘ればもう大丈夫そうです。
じっくり効く有機肥料を概ね30g程度撒き、土をその上に被せます。
いよいよホプシーを鉢から抜いて植樹。少し根をほじくり返して根っこの成長を促したいところですが、同封されていた説明書にはホプシーの根は粗いので崩さない方が良いと書かれていたのでそのまま植樹します。
なお、ホプシーは腐葉土を好むそうなので、掘り出した土に腐葉土をたっぷり混ぜて周りを埋めていきます。
念願のホプシーがついに植わりました。なお、水はけが良い場所を好むそうなので木の周りに円周状に土を盛るといったことはせず、単に平たい状態にしておきました。
また、この時点で台風19号が来ることが分かっていたので、直上しにくいホプシーをある程度の高さまでサポートする支柱と、さらにそれを強風から守るための支柱も立てておきました。
ホプシーは年間20〜30cmほど伸びるそうなので、ゆっくりと成長を見守っていきたいと思います。
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