Xiaomi(シャオミ)が、待望の27インチ4Kモニター「Xiaomi モニター A27UI」を日本向けに発表しました。
価格は通常39,800円(税込)、7月14日までの早割期間なら34,800円で購入できるとのことで、個人的には「またXiaomiがやってくれた!」とワクワクしています。
以前レビューしたXiaomiの2Kモニターも高コスパでしたが、今回は4K対応モデルということで、広い作業領域を必要としている方、4K映像を楽しみたい方にもピッタリですね。
主な特徴
■4Kならではの高精細表示で作業効率が段違い
A27UIの最大解像度は3840×2160ドット(4K UHD)。
27インチサイズでこの解像度となると、ドットピッチが非常に細かく、文字や画像のエッジがはっきり見えるため、資料作成、ウェブデザイン、プログラミングなど「細かさ」が作業効率に直結する用途で特に効果を発揮します。
文書作成を倍率100%で行ってしまうと、11ptといった普通の文字でも小さすぎて見えにくいため、実際には125%や150%といった倍率にすることが多いと思いますが、特にMacだと文字のアンチエイリアス処理が上手なため、フォントの微妙な違いなんかも分かりやすいのがメリットだと個人的に感じています。
もちろん、写真編集やイラスト制作でも、ピクセル単位で色や線を確認できるのは大きなメリット。
実際、2Kと4Kの違いは「大画面の中でどれだけ広く、細かく表示できるか」というところにあるので、ウィンドウを多く並べたい方やマルチタスクを快適にしたい人にも4Kは心強い選択肢ですね(4Kモニタは2Kモニタ4枚分の情報を表示可能)。
■DCI-P3 95%対応で色再現性もトップクラス
色域はDCI-P3カバー率95%、sRGBは99%。また10bitカラーによる10億7000万色もの色表現が可能と公式に謳われています。
これはハイエンドモニターに迫るスペックで、写真や動画編集など色にシビアな作業にも十分対応できる水準です。
また、全てのモニターが工場出荷時に色校正済みで、ΔE<1を実現しているということですから、PC本体から送られた信号がかなり正確に表示できるというのも安心なポイント。
台湾のBenQ製モニターでは、Mac(≒iPhone)に近い色味に合わせられる「M-book」というモードが備わっていますが、さすがにXiaomi製モニターにその機能はありません。ただ、総合メーカーとして、XiaomiおよびRedmiのスマートフォンやタブレットなどの異なるデバイスでも統一された色表現が出来るそうなので、同社製タブレット等をお持ちの方にはより優れた体験が味わえますね。
2Kモニターのときは「色は十分だけど、もう少し広いと嬉しいな」と個人的に感じていましたが、このA27UIならある程度の写真編集・動画編集にも耐えられそう。
■USB-C 65W給電対応でデスク周りがすっきり

映像入力端子としてはHDMI 2.1、DisplayPort 1.4、USB-Cの3系統を搭載。
この中でもUSB-Cは最大65Wの給電に対応しており、対応ノートPCなら映像出力と充電がケーブル1本で完結します。
実際に私もUSB-C給電対応モニターを使い始めてから「デスク配線が1本減るだけで、ノートPCとの接続が楽になるのか!」と感動したので、初めて導入する方はこの便利さに驚くと思います。
■作業の快適性を考えた機能が豊富
DC調光を備えたことでフリッカーフリー技術に加え、ブルーライト軽減モードも搭載(ドイツTÜV低ブルーライト認証を取得済)。
長時間作業しても目の負担を和らげてくれるのは、リモートワークや自宅での勉強に最適です。
また、最大178度の広視野角IPSパネルを採用しているので、複数人で画面を見ながら作業したり、動画鑑賞したりするシーンでも映像が白飛びや黒潰れしにくいのは嬉しいところ。
■デザイン性と拡張性も見逃せない
デザインはXiaomiらしいシンプルで無駄のない仕上がり。
ベゼル(フチ)は細く、27インチモニターとしてはコンパクトにまとまっています。
高さ調整、縦画面表示、左右の回転、角度調整、壁掛けに対応した多機能スタンドを搭載していて、快適な使用環境をサポート(※壁面取付ブラケットは別売り)。ただし、画面を縦表示にするポートレートモードは自動認識機能は無いため、OSDメニューまたはOSの設定から向きを変更する必要があります。
VESAマウント75×75mmに対応しているので、モニターアームを使えば机のスペースをさらに有効活用することも可能。
■価格の魅力はXiaomiならでは
ここまでの性能を備えた4Kモニターでありながら、通常価格は税込39,800円、早割を活用すれば34,800円というのは正直破格。
数年前まで4K対応モニターは7~8万円するのが当たり前でしたし、4万円前後で購入できるモデルであればLGの「27UP550N-W」が似たようなスペックですが、A27UIに比べて画面輝度が低く、色域も狭い、ベゼルが太い、フリッカーフリー等は謡われていない。代わりに「AMD FreeSync™ テクノロジー」を搭載しているので、ゲーム向きという特徴があります。

▲Xiaomi A27Uiなら、このようにマルチスクリーンにしてもベゼルが目立ちにくい
あまりゲームをしないぷくおにとっては、よりグラフィックや長時間利用向きなA27UIの方が刺さる製品。Xiaomiのモニターシリーズは「価格破壊」ともいえるコストパフォーマンスで注目されてきましたが、A27UIも例外ではなさそうです。
■まとめ:4Kを身近にするXiaomiの新提案
A27UIは、
・27インチの4K解像度
・DCI-P3 95%の広色域
・USB-C 65W給電対応
・シンプルで省スペースなデザイン
を兼ね備えながら、4万円を切る価格を実現したXiaomiらしいモニターです。2Kからの買い替えを考えている人はもちろん、初めて4Kモニターを導入したい人にとっても手の届きやすいモデルになっていますね。
主な特徴
- 製品モデル:P27UCB-RAGL
- アスペクト比:16:9
- 解像度:3840 × 2160
- 定格電力:120W
- 最大リフレッシュレート:60Hz
- 画面サイズ:27インチ
- 応答時間:6ms(標準)
- ドットピッチ:0.1554(H) × 0.1554(V)mm
- 製品寸法(台座を含む):613 × 185 × 511mm
- 輝度:360nits(標準)
- 製品正味重量(台座を含む):5.5kg
- コントラスト:1200:1(標準)
- 壁面取り付け寸法対応:VESA 75 x 75
- 色数:10億7000万
- チルト角度:前5°/後21°
- 液晶パネル:IPS
- 価格:39,800円
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