アップルが過去に提供していたApertureという写真管理&編集ソフトや当時の写真アプリでは、自由に写真を配置できないものの結構綺麗なレイアウトが組み込まれている有料のフォトブックサービスがありました。
ぷくおも旅行の写真集などを作っていたのですが、残念ながら2018年にサービスが終了。
今回、親戚にフォトブックを贈ることになり、まずは写真といえば富士フイルムだろうということでフジカラーのフォトブックを開いてみたのですが、Web注文ソフトは2025年2月4日にリニューアルするんだとか。
新ソフトでは引き続きテンプレート形式の「かんたんモード」に加え、フリーレイアウトの「こだわりモード※1」での作成が可能となる他、便利な新機能の追加やさらなる操作性の向上を予定しております。とのことなので、今注文するのはちょっともったいない。けどフォトブックは早くほしい。
さらに、同社のハードカバーフォトブックの大きなサイズのものはA4の縦なので、個人的には横向きのものがほしいところ。
そういった理由から、フジカラーのフォトブックサービスは諦めて、他のフォトブックを探していたのでした。
Mimeo Photos
改めてMacの「写真」アプリから、ファイル→作成→ブック で、App Storeを開くと、写真アプリと連携できるプリントサービスが3つほど出てきます。
どれにしようか迷った挙句、Mimeo PhotosとMIK Booksをインストールしました。さらに調べてみると、Mimeo Photosは以前のアップル純正フォトブックで実際に印刷を請け負っていた会社という情報を見かけたので、このMimeo Photosで作成を進めていきます。
フォトブックの作製
写真アプリのメニューから、ファイル→ブック→Mimeo Photosを選択。
続いて、フォトブックの種類(ハードカバー/ソフトカバー)、大きさを選んでから、フォトブックのテーマを選んでいきます。
すると、写真アプリ左側の「プロジェクト」フォルダに新しいプロジェクトが追加されるので、フォトブックに使用したい写真をプロジェクトにドラッグ&ドロップで追加していきます。
追加した写真は自動配置で並べることも可能ですが、かなり贅沢にページを使ってかなりの金額になってしまったため、最初からページレイアウトを選んで、写真を入れていくのが良さそう。
ページレイアウト例
なお、様々なレイアウトがありますが、自分で写真を自由な大きさ・配置で設定していくことも可能。ただし、傾けることだけはできないので、どうしても傾けた写真を貼り付けたいという場合は、事前に余白含めて四角の画像内に傾けた写真を入れた画像を用意するといった一手間が必要だと思われます。
また、残念なのが日本語フォントが1種類しかなく、文字に変化を持たせることができないこと。これも画像で文章を配置すればできなくはないのでしょうが、文字ではなく画像データの文字となるとどれだけ鮮明に印刷されるかは要実験といったところでしょうか。
今回のフォトブックは、一番大きなハードカバーの33cm × 25cmで、ページを追加した結果、10,290円(税込)になりました。さらに送料が1,925円かかったのですが、年明けセールの25%オフ(初めてフォトブックを注文する場合も25%オフでした)が適用され、合計9,642円(税込)になりました。
注文後
注文が確定したのは1月14日の夜中(23:30)。注文すると写真が送信され、写真の検証(おそらく送られたデータとPC内のデータが一致しているかのチェック)ののち注文確定となります。
なお、注文をしなくてもPDFデータで出力することも可能(この場合もデータが一度Mimeo Photosのサーバーに送られ、送られたデータを印刷しませんか?という案内が届きます)。
さて、どこでフォトブックが印刷され、発送されるのかと思っていたら、なんと翌日の1月15日の午後には配達中とのメールが届き、16日に自宅に届いてしまいました。
気になる発送元はまさかの岐阜県下呂市。国内なら送料1,925円は高すぎだよね…と思いますが仕方ないのでしょうかね。
早速段ボールを開けてみると、注文書は同封されているものの注文書に金額は書かれておらず、これなら直接プレゼント先に発送しても良さそうです。
フォトブックは収納ケースが付いているのですが、大きくmimeo photosのアイコンと文字が書かれていて、ここはAppleロゴの方がオシャレだったようにも思えますが、それほど悪いアイコンでもないので良しとしましょうか。
肝心の写真の出来栄えについて、編集を行なったMacBook Pro(M1 Pro)の画面を「Design & Print(P3-D50)」と比較しようと思ったのですが、間違えて設定を「Photography(P3-D65)」と比較してしまった写真がこちら💦
しかも、ダイニングの白熱灯風LEDの下で撮ったので余計に色合いの差があるように見えますが、それらを脳内補正すると結構いい雰囲気の色合いで出力できたように思えます。
残念ながらフォトブックはすでに贈ってしまったので、色合いはまた次回注文したときに見比べてみたいと思います。
なお、Mimeo PhotosはMacの他にiOSアプリもあるだけでなく、Webからの注文も可能。多分、写真の綺麗さだけでいえば富士フイルムのフォトブックの方が上なような気がしますが、個人的にはやっぱり横長のフォトブックの方がオシャレに思えてしまうので、富士フイルムが横長に対応しない限りはまたMimeo Photosで注文すると思いました。
フォトブックを作るとやっぱりスマホ(これでも撮影時それぞれ最新のやつ)と一眼レフ・ミラーレス一眼とは雲泥の差。また、びっくりしたのがシグマのコンパクトデジタルカメラ「SIGMA DP2」で撮影した写真の綺麗なこと。ホワイトバランスが取りにくい、暗いところは本当にダメ、動作が遅いといった癖強めなデジカメでしたが、やっぱり綺麗に写るカメラは大事だと思いました(気に入った写真の作例は一番下に掲載)。
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