富士通からCopilot+ PCに対応しつつ、14インチで848gの軽量ノートPCが登場

ラスベガスで開催されていたCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)では多数のパソコンが発表され、ちょっと話題になったのがAI対応ノートPCで1kgを切ったというASUSのZenbook A14。

▲こちらはASUS Zenbook A14のサブリスキーベージュ。他にアイスランドグレー色もあり

14インチのOLEDディスプレイを備えながら、なんとか1kgを切る、約998gというボディにちょっと惹かれたものの、搭載するチップがSnapdragon X Eliteということで、どこまで手持ちだったり流通しているソフトウェアが動くのかが不安なところ。

そんな中、富士通から本体重量わずか約848g(もちろん世界最軽量)でCopilot+ PCに準拠した14型ノートPC「FMV UA-K1(量販モデル)」「FMV WU1-K1(オンラインのカスタマイズモデル)」が発表されました。

世界展開をしているASUS等の会社と違って、今や国内PCメーカーは新しいプロセッサを搭載するのがプロセッサ発表から約半年遅れになるというのが少し残念ですが、それでもZenbook A14より150gも軽量なのは嬉しいところ。

搭載するバッテリーも、Zenbook A14が70Whに対してFMV UA-K1が64Whとそれほど変わらないので、バッテリーを極端に減らすことで軽量化を果たしたわけでもないのが立派。

ただ、Zenbook A14が北米では1,100ドル(約17.4万円)。さらに3月下旬にBest Buyというアメリカの家電量販店から限定で販売される特別モデルは、スペックは抑えつつも900ドル(約14.2万円)で販売されるのに対し、FMVではカスタマイズモデルの最小スペック(Windows11Home, Core Ultra 7 256V(16GBメモリ), SSD 256GB, Office無し)にしても21.4万円もしてしまうのは、高価なIntelチップを採用しているのも影響が大きいのでしょうね。

UA-K1は、流石に14インチノートPCとして世界最軽量のFMV Zero WU5/J3の世界最軽量となる634gに比べたら重たいものの、バッテリー容量が約2倍異なること、WU5/J3はUltra 7 155UやUltra 5 125Uといった超省電力チップのため性能が少し低下しているといった違い、キーボードバックライトの有無、Thunderbolt4の有無といった違いがあるので、これらの制限がないのに900gを下回るので、軽量ボディの恩恵を受けつつほどほどのゲームを含め様々な用途に使えそうです。

富士通「FMV UA-K1」の主なポイント

  1. FMV初のCopilot+ PC対応
    最新のインテル® Core™ Ultraプロセッサー(Core™ Ultra 7 258V)を搭載し、Copilot+ PCに対応。AI機能により履歴検索や画像生成が快適に利用可能。独自のAIメイクアップアプリ「Umore」では「3D照明」機能やWindows Studio Effectとの連携で、自然なオンラインコミュニケーション環境を提供します。
  2. 世界最軽量&堅牢設計
    本体重量約848gで、世界最軽量を実現。MIL規格準拠の堅牢性を持ち、持ち運びや日常使用でも安心して使える設計です。
  3. 豊富なインターフェース
    軽量・コンパクトなボディに、2つのUSB Type-C(Thunderbolt™ 4対応)コネクタをはじめ、microSDカードリーダー、USB Type-A、HDMI、LAN端子(RJ-45)、マイク/イヤホンジャックといった豊富なインターフェースを搭載しています。
  4. 約36時間の長時間駆動
    約36時間の長時間バッテリー駆動を実現し、外出先での使用も安心。モバイルバッテリーでの充電にも対応しています。
  5. カスタムメイドモデル(WEB MART)
    富士通の公式オンラインショップ「WEB MART」では、メモリ、ストレージ、OS(Windows 11 Pro選択可)などを自由にカスタマイズ可能。保証サービスやリカバリメディア作成サービスも提供しています。

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