一昨日の発表ですがちょっと驚いたニュース。航空会社のスカイマークですが、こちらは2015年に民事再生手続き中にANAホールディングス(全日本空輸を傘下に持っている会社)の出資を最大19.9%受けています。
この出資によって独立した第3極(もちろん第1、第2はJAL、ANAの2大グループ)が消え、大手2社にコントロールされると危惧するニュースを見た記憶があって、ぷくおも勝手ですが総2階建航空機A380を導入してニューヨークまで全席ビジネスとプレミアムエコノミーを就航させる!といった面白い動きをしていたスカイマークの独立性が失われることに悲しみを覚えていました。
スカイマークからはANAホールディングスの出資を受けても独立性を強調していましたが、そうはいってもANA傘下みたいなものだろう。と思っていたところに、今回のニュースを聞いて大げさですが衝撃を受けました。
JALグループとの手荷物連帯運送開始
タイトルにも記載した通り、2021年3月28日よりJALグループとの手荷物連帯運送が開始されることになりました。
これで、JALグループへの乗り継ぎまたはJALグループからスカイマークへの乗り継ぎがある場合でも、最終目的地まで預け入れ手荷物を運んでくれることに。
JALグループには、日本航空(JAL)/日本エアコミューター(JAC)/日本トランスオーシャン航空(JTA)/琉球エアーコミューター(RAC)/北海道エアシステム(HAC)/ジェイエア(J-AIR)が含まれるため、羽田から那覇までスカイマーク、そこから石垣島や奄美大島までRACといった乗り継ぎでも荷物の引き取り→再預け入れが不要に。
正直、国内線であれば通しでJALで発券してしまった方がお得そうですし、国際線乗り継ぎであればなおさらJALで購入した方が安いはずなので、使う頻度は限られるのかなと思います。
ただ何より勝手にANA傘下に入ってしまったと感じていた中で、独立感溢れるJALとの提携をしたことが驚きと嬉しさを感じました。
ーニューヨークの割安な全席ビジネス・プレミアムエコノミーという夢は今となってはJAL系列のLCC・ZIPAIR Tokyo(ジップエア トーキョー)の中長距離LCCのフルフラットシートに託すしか無いのですが、スカイマーク自身も体力を取り戻してまた面白い施策をやってほしいと思います。
何度か登場して居心地がよく、かつ無遅刻に定評がある(3年連続定時性1位)スカイマークを応援したいと思います。何より大手2社に寡占されていたら面白く無いですしね。
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