最新macOSパブリックベータ版でMacbookProが文鎮に。復旧までの道のり。

先週金曜日に思わずツイートしてしまった通り、つい案内が来ていたmacOSの最新パブリックベータ版をインストールしたところ、ログインしてもすぐにログイン画面に戻ってしまうというバグのせいでとんでもなく面倒なことになってしまいました。

以前入れていた、アップルのパブリックベータプログラムを適用するプロファイルが生きていた関係で、通知が来た最新のパブリックベータ。

今まで深刻な問題が出たことがなかったこともあり、つい深く考えず、バックアップも取らないままアップデートをしてしまいました。

インストールが終了し、自動的に再起動が行われます。ログイン画面が出てきたのでパスワードを入力すると画面が切り替わり….なぜかまたログイン画面が出てきます。

アップデート後最初の起動なのでこんなこともあるのかな?と思って再度パスワードを入力すると、慣れ親しんだデスクトップが出てきますが、その直後、また2度目のログイン画面に引き戻されてしまいました。

試しにシステム終了してから改めて起動しても当然ダメ、余計なものを読み込まないで起動するセーフモードで起動してもダメ。

このままじゃ埒が開かないため、アップルのオンラインサポートを受けます。

オンラインサポート

チャット形式で色々と相談したところ、次の提案を受けました。

  1. Macの起動オプションからmacOSを再インストールする
  2. 1. でインストールできるのはもうBeta版になってしまうため、それでも問題が出た場合は他のMacからApple Configurator 2というアプリで接続して、問題が出ているMacのプロファイルを削除して正規版のmacOSを入れ直す

早速1をやろうとしてみたものの、再インストールを進めるとMacの空き容量が足らないという警告が出てしまいました。

これは後で分かったことですが、どうやらクラウドのOneDriveと同期していることで、思っていた以上にボリュームの容量を食ってしまっていた様子。

再度アップルに相談すると、起動オプションからディスクユーティリティーを開き、フォルダからのイメージを作成を選ぶことで、起動オプション内で必要なファイルを別ドライブにバックアップ可能となります。

サポートと相談しているときは、てっきりイメージを作成する途中で元フォルダを削除するといったオプションが表示されるのだとばかり思っていました。

ところがそういった画面は出てこず、単にバックアップができただけ。

その後、起動オプションから実行できるターミナル(文字ベースでパソコンの操作をする画面)でバックアップが取れたフォルダを削除しようと試みますが、ターミナルに詳しくないぷくおでは望んだ結果が得られませんでした。

大失敗

こうなったら、別ドライブにOSを新規インストールしてそちらから起動し、いらないフォルダを削除すればいいか!と思い立ちます。

まずは64GBのSDメモリーカードでトライします。これも何を思ったのか、メモリーカードリーダー経由で作業したらなぜかOSが起動せず(もしかしたら内蔵SDカードリーダーであればできたのかも)。

▲SDカードにOSインストール中。

こうなればHDDだ!と、バックアップ用のハードディスクを引っ張り出してきてOSをインストールするもフォーマットの関係か起動不可。

確か最新のファイルシステムならフォーマットしないでもボリュームを追加できたはず。ということでそんな操作をしたら、今度は元のバックアップボリュームがマウントできないという致命的なエラーを引き起こしてしまいました。。。

外付SSD購入

もうこうなったら別のUSBメモリを買うしかない。という考えにたどり着きます。

最悪の場合、Macのユーザーフォルダを全てSSDに保存してMacを初期化することを考えて512GBのメモリ。でもそこまでの容量ならUSBメモリではなくUSB SSDの方が早くていいだろうということで、AmazonでこちらのSSDを購入してみました。

翌日、早速届いたSSDを、最初に60GBと残りの容量の2つのボリュームに分けてフォーマット。

60GBの方にOSをインストールすると無事SSDから起動することができました。

続いてMacのユーザーフォルダの中から、要らないファイルを消してOSインストール分を確保し、ダメもとでベータ版をMacに再インストールすると、なぜか今度は問題なく起動することができました!!

問題再び

これでトラブル終了!と思っていたところ、またも「アップデートがあります」の通知が。

▲もう騙されたくない。悪魔のアップデートのお誘い…

問題のあったOSを再インストールして、その上で通知が出るのだからこれはもう不具合が解消されたやつでは?と思ってアップデートを適用すると、またもログイン地獄に(涙)

バカみたいだなと思いながら再度上記手順でOSを再インストールして今に至ります。

もう当面ベータ版はこりごり。ということで、ベータプログラムを適用しないようにしたいのですが、最新のmacOSではそのプロファイルを削除する方法が見当たりません。

なのでしばらくはアップデートに注意しながら運用することになりそうです。

バックアップ

今回改めて感じたのが本体にデータを残すことの怖さ。

今一番大事なのは写真データなので、iPhoneの写真も含めて再度整理し、クラウドにアップ。

また他のデータもフォルダ分けを整理してクラウドにアップ。

SSD代がかかってしまいましたが、いい勉強になりました。

ちなみに、OS再インストール後に表示されたクラッシュレポートがこちら。どうやらWindowServerというプログラム周りにエラーが出ていたようです。

早くこの辺りの問題も解消してほしいところです。ちなみに、本日Public Beta 3が登場しました。ただ恐怖心が出てしまったのでしばらくはパスして正規版の公開を待ちたいと思います。

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