普段持ち歩いていたMacBook Pro 14インチモデルの代わりに、iPad miniで軽量化を図っているぷくお。
先日書いた通り、iPad miniは軽量化優先のため全体覆うケースは付けず、擦り傷防止のスキンシールとガラスフィルム、DesignNestのタブレットスタンドで対応していました。ただ、長文を入力するのにはタッチパネルや音声入力ではちょっと不便ということで、iPad miniに似合うキーボードを探した結果、Keychron(キークロン)というメーカーのウルトラスリムワイヤレスメカニカルキーボード「K7」を購入したのでした。
キーボードには大きくメンブレン式とメカニカル式があり、普通のノートパソコンやアップル純正キーボードについているのはメンブレン式のパンタグラフタイプ。ただキーストロークが浅いため、もう少し深い方が好みのぷくおはメカニカル式を購入することに。
そして白羽の矢が立ったのが2017年設立のKeychron(キークロン)というメーカー。こちらは多数キーボードを発売していますが、今回購入したのは矢印キーやUp/Downがあるいわゆる65%キーボード。
悩んだ結果、バックライトはRGB、スイッチはホットスワップ対応の光学式。スイッチ自体はクリック感がなくリニアで静かめの赤軸と言われるタイプ。そして肝心のキー配列は、悩みに悩んだ結果、より入力の効率性を求めて「かな」入力ができるJISタイプを選んだのでした。
Keychron K7
JISタイプを販売していたのはヤフーショッピングや楽天市場に出店しているキットカットという会社。
直輸入ではなく日本の技適も通過しているため、Bluetoothも安心して使うことができます。
パッケージの中にはキーボード本体とUSBケーブル(A→C)、Windows向けのキーキャップ、キーを交換するための工具、取扱説明書が入っていました。
持ち運び用なので気になるのが実重量。販売サイトによると重量は約349gとのことですが、、、
なんということでしょう!!
なんと実測402gもありました!!
53gの重量オーバーですが、おそらく販売ページに載っているのはUSキーボードで、軸もシンプルなGateron Mechanicalというタイプなのでしょう。
ここまで重さが異なるのであれば、ホットスワップ非対応のモデルを選んでいただけに残念。
気を取り直して、いくら薄いキーボードとはいえ裸で持ち歩くのは故障の原因になりそうで怖いため、同時に別店舗で純正のトラベルポーチを注文していました。
トラベルポーチ
トラベルポーチは合皮でできていて、色はオレンジ、ブラック、グレーの3色。重さはK7用で130gと書かれていました。
購入したのはオシャレな感じがしたオレンジ。合皮とのことですが、柔らかさ、しっとりした柔らかさがあっていい感じです。
ちなみにポーチの内側は特に起毛処理等されていませんが、キーボードなのでそこまで気にしなくてもいいでしょう。
見た目がオシャレな紐とじタイプのポーチですが、実際に使うと何回もくるくる回すのが若干面倒ですね。単純なボタンタイプだったら便利なので、そのうちに紐を切ってマジックテープをつけてしまうかもしれません。
気になる重さは実測で113g。こちらはカタログ比−17gとなりました。
iPad miniセットの重量
本体、キーボード、トラベルポーチが揃ったことから、ついに持ち運び時の重量が決定。
- iPad mini本体(スキンシールとガラスフィルム、DesignNestのタブレットスタンド込み):371g
- Keychron K7 JIS RGBライト、オプティカル赤軸仕様:402g
- Keychron トラベルポーチ:113g
合計重量は886g!!
このほかにスタイラスペンもありますが、いちいち電源をタップして入れなければいけないとこと、あまりペンでメモを取ることが少ないことからこちらは除いています。
世界最軽量ノートPCとなる、富士通のLIFEBOOK UH-Xが14インチで689gということを考えると、8.3インチのiPad miniで900g近い重さは悪い意味で驚き。
※しかも実測だと657gなんだとか。相変わらず恐ろしいほどの軽さですね。
LIFEBOOKはキーボードもこだわっているとのことですが、さすがにメカニカル式の方が打鍵感はいいでしょうから、そんなキーボードを持ち運んでも900g弱という見方もできますね。
ちなみに、アップル純正のトラックパッドを持ち運んだ場合、さらに230gが追加され、1,116gとなってしまい、アップル純正で考えればMacBook Air(13.3インチ、1.24kg)が目前に迫ってきます。
とはいえ、通勤電車の中でも邪魔にならないサイズで書類や読書、ネットができるiPad miniが便利なことも事実。
普段は軽量な折りたたみキーボード。ちょっとした出張は上記構成。さらに長期の出張はMacBook Proや場合によってはセカンドディスプレイ的にiPad miniも持ち出す形となりそうです。
Keychron K7のファーストインプレッション
さて、重さが微妙だったものの手に入れたメカニカルキーボード。まだほんの少ししか触っていませんが、赤軸(リニア)ということでスコスコと打てるのが新鮮です。
気になっていた打鍵音も、ネットで上がっている動画や音声ファイルで想像していたよりずっと静かで、MacBook Proのキーボードよりも滑らかな分静かな感じ。これなら頑張って静穏化とかやらなくてすみそうです。
残念だったのがiPadOSとの相性。というのも、今回あえてJISキーボードを購入した(MacBook ProはUSキーボードを購入)のは、日本語を入力するときにより早く文字入力をするために「かな入力」がしたかったから。
iPadOS側で、英字は自動(ABC)、日本語は「かな」で設定すると、確かにiPadでも「かな入力」ができるのですが、その状態だと「英数」キーを押してもローマ字入力に切り替わりません。またiPadの言語切り替えとしてコントロール+スペースを押して言語を変えてもローマ字入力が不可でした。
せっかく「かな入力」が出来ることを期待してJISキーボードにしたのでちょっと残念。メリットは、「ローマ字入力」の日本語であればスペースバー横の「英数」と「かな」の入力切り替えが有効であること。代わりにUSキーボードに比べてエンターキーが1文字分遠いのは、改めてJISキーボードに触れると小指への負担が大きいんだなと感じました。
キーボードについてはもっと使い込んだら詳細をレビューしたいと思います。とりあえず、軽さを目的にKeychron K7を購入しようと考えている方はご注意ください。
こちらがK7のJIS配列
こちらはK7のUS配列
持ち運ばないならフラッグシップのQシリーズが良いらしいです
コメントを残す