世界最軽量ノートパソコンを1週間使った感想

さて、手元に届いてから1週間程度が経過した14インチノートパソコンとしては世界最軽量となる富士通 FMV LIFEBOOK WU-X/H1(※カタログモデルはUH-X/X1)。

https://pukuo-pukupuku.com/archives/fmv-lifebook-wu-x-h1_photo-impression.html

軽量化とバッテリーの持ち

アカウント登録をした後は、不要なプリインストールソフトの削除、必要なソフトのインストール・設定を済ませ、ようやくメインマシン同様に使えるようになってきました。

以前書いた通り、バッテリーが通常モデルに比べて半減以下の25Whしかないというのが最大のネックでしたが、zoomのオンラインミーティングを1時間程度した感想としては、フル充電であれば2時間半のオンラインミーティングは問題なくできそう(※カメラオフでのミーティングでしたが)。

基本的にはバッテリーで2時間以上使い続ける場面は少ないですし、PD対応のモバイルバッテリーから給電もできるので、バッテリー給電時は若干取り回しが悪くなりますが、それ以上に普段の道運びが軽いというのは魅力的。

また、副次的な効果としてバッテリー容量が少ないので充電時間も短いというは嬉しい誤算でした。

何より、同時期に購入したiPad Air M2が、Apple Pencilとなるべく軽いカバー付き保護ケースをつけた状態で769.0gもあり、WU-X/H1とハクバのPCケースと合わせた760.5gの方が軽かったというのは衝撃的です。

▲こちらはMacBook Air(2024年11インチモデル)にエレコムのカバーとApple Pencil Proを付けた時の重さ…

もちろんiPad Airの方がバッテリー持ちもいいですし、AI処理含めて処理スピードはiPadの方が性能が高そうですが、普段の作業でそれほど負荷をかけない使い方をする人にとってはかなりいい製品だと思います。

その他の使い勝手

そして、もう一つ嬉しかったのはディスプレイの発色の良さ。面倒なので改めて計測はしていませんが、すでにネット上に上がっているレポートによるとsRGBの色域を約98%ほどカバーしていて、発色は明るい場所は赤がやや強めで緑がやや弱め。ということでしたが、P3-1600 nitsを誇るMacBook Pro(M1 Pro 14インチ)と比べても、肉眼だとそれほど差がないように見えてしまいます。

もちろん、MacBook Pro上でHDR対応の画像・映像を流した時は、現実と見紛うばかりの眩しさ、鮮やかさを楽しむことができますが、普段の使用ではそれほど差がないように感じました。

細かいところを見ると画面隅に配置されているタスクバーには若干色むらがあるように見えますが、写真編集をするときはAdobe RGB対応の外部ディスプレイを使うべきなので、それほど目くじら立てる必要はないでしょう。

入力時に使用するキーボード、トラックパッドですが、キーボードは使いやすいレイアウトになっていて、「かな」が無いローマ字のみのキートップはすっきりしています。ただ、若干すっきり感のないフィーリングなので、個人的な打ちやすさはMacBook Proの方が上です。

一番懸念していたのがトラックパッド。WindowsのトラックパッドはMacに比べて意にそぐわないフィーリングというのを過去何度も経験していたので、別に軽量マウスを購入しようかと思っていましたが、当然MacBookほどではないにせよ、意思通りに動いてくれるトラックパッドで安心しました。

その他使い勝手ですが、CPUは購入前から判明していた通りそれほど高いものではないので、時折遅いなと感じることはあります。

実際に困るのが、設定で「画面を閉じたときはスリープ」としているのに、時間が経過するとシステムが落ちるのか立ち上げに多少ですが時間がかかるところ。これはどこか設定を間違えているのかもしれません。また、MacBook Proがファンの音を聞いたことがないほど高性能であるのに対し、WU-X/H1は常に微かなファン音が出ているほか、少し負荷がかかるとすぐにファンも回転が上がるのが少し注意力を削ぎます。

とはいえ、そんな細かい不満を感じさせないほどに圧倒的な軽さは最高なので、ガンガンと使っていきたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です