ライカM6復刻でフィルムカメラに戻ろうかと考えたら、フィルムの値段が爆上げになっていて驚いた

カメラ好きでない方でも一度は聞いたことがあるであろう「ライカ」という社名。カメラは日本メーカーのキヤノンやニコン、ソニー(昔からのカメラ好きにはミノルタですよね)も有力ですが、やはりライカやカールツァイスといったブランドに憧れがあります。

ライカと言ったらレンジファインダーというイメージが強いですが、もちろんライカも今はデジタルカメラが主流となっています。

▲こちらは最新のLeica M11(デジタルカメラ)

最近ぷくおはフィルムスキャナーを入手したので、わずかな自分の時間がある時に過去に撮ったフィルムのスキャンをしているのですが、これがある限りは何もデジタルカメラでなくてもいいじゃないと思えてきました。

むしろ、1年ごとにどんどんと進化を遂げるデジタルカメラでなく、完成されたフィルムカメラを大切に使った方がいいのでは?と思えてきました(とは言いつつ、我が家には初めて購入したカシオのQV-10やSONYの初代デジタル一眼レフのα100、シグマのdp-2などが売却せぬまま残っているのですが)。

そんな中聞こえてきたのがライカのフィルムカメラ「ライカM6」の復刻版。

ライカM6復刻版

ライカの系譜には詳しくはないものの、レンジファインダー式のMシリーズにおけるフィルムカメラはM3から始まり、電子シャッターと絞り優先AEを搭載したM7(と、M6から外装部品をM3を意識したMPやMPから露出系を省略したMP-A)まで登場し、以降はデジタルカメラに移行したようです。

その中で、世界中で好評となった(らしい)のがM6。

このM6をベースに、少し機能が向上した露出計(MP相当)や初期ライカM6のような「Leitz」の赤バッジを組み合わせたライカファンに好まれそうなモデルが復刻するのだそう。

価格は5,000ユーロ程度と予想されているということなので、日本円では75万円程度で登場するのでしょうか。

安くはないものの、毎年のように出てくる新しいモデルにヤキモキすることなく、気に入ったカメラをじっくり使いこなすという意味で、ライカM6復刻版を購入するのもいいのでは?と思ってしまいました。

まさかのフィルム高騰

かつてフィルムカメラを使っていたときは、フィルム代(24枚どりとか36枚どりが一般的でしたが、8コマ/秒で連射したら3秒や4秒ちょっとで使い切ってしまいますね)、フィルム代、現像代、プリント代、そして何より現像するまで適正露出で撮影できたか分からないと言った点にデメリットを感じてデジタルに移行していました。

▲フィルムカメラで完全に露出が失敗した例。

▲デジタル処理で暗部を持ち上げました。が、やはり記憶にある明るい構内は蘇らず。。。

ところがデジタルはデジタルで、そもそもの本体代金が高いですし、新機種が気になってしまうといったデメリットもあることに気付かされたのです。

今回のM6復刻版の噂に伴ってフィルムに戻るのもいいかな?と思い、改めてフィルムカメラの現状を見て驚いたのがフィルムそのものが高騰していること。

昔はネガフィルム(一般的なフィルム)であれば24枚どりが3個セット、安いところなら5個セットで1,000円程度で購入できていたような記憶がありますし、リバーサルフィルムであっても24枚どりが600円前後で買えていたように思います。

ところがびっくり。ネガフィルムで次の通りの高騰っぷり。

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リバーサルフィルムに至っては1本あたり2千円近い値段に…

これらは近年のサプライチェーンの崩壊により一気に高騰したようですが、そもそも需要が減っているというのも大きいのでしょう。

さらに現像代はカメラのキタムラでネガフィルムが950円、リバーサルフィルムが1,155円(24枚どり)ととんでもない高さ。

ネガフィルムであってもフィルム代と現像代を考えると1枚撮影するだけで110円。さらにプリントまで考えると150円ほどかかってしまう模様。

あまりの高さにライカを入手するという意欲は一瞬にして萎んでしまいました。そもそもスナップ写真であればiPhoneで十分ないま、カメラ好きにとっては困難な時代になったと言えそうです。

それを承知で予約するか(と言っても500台限定らしいので、10月20日と言われている発表日前にすでに予約受付中止している可能性も高そうですね)悩む日々が続きそうです。

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