ついに不老ふ死温泉で不老不死コーティング

いよいよ青森での自由時間。いつも子供にたたき起こされているせいか、前日までの疲れが残っているにもかかわらず6時前に起床。

多少の疲れはあるものの、窓の外に広がる青空を見ていたら、これは屋内の酸ヶ湯温泉ではなく、やっぱり開放的な不老ふ死温泉に行くしかない!という気分に。

事前に、レンタカー屋から予約日時は予約が混み合っているというメールが入っていたので、しっかりとホテルの朝食を食べてから7時半過ぎにホテルを出発し、ちょっと早めにレンタカー屋に到着。

今回は面倒な補償の説明等は予約時に確認するというオプションを選んでいたので、予約名を告げて車両をぐるっと見て回って出発完了。

ちなみに、今回の旅のお供はスズキ・スイフトでした。

ドライブ開始

7:55 ニッポンレンタカー青森駅東口店出発

いよいよ出発。青森駅近くのニッポンレンタカーから不老ふ死温泉までは片道105km。時間にして約2時間10分弱となります。

奥羽本線に沿って浪岡という街まで向い、そこから現在無料開放中の津軽自動車道で西に進み、日本海に出たら海沿いに南下していくというルートになります。

青森市内から遠くに岩木山が見えるのですが、山頂付近に雪が残る岩木山はとてもきれいで見とれてしまうほど。

五所川原市周辺では、水の張った田んぼに逆さ岩木山が写り込んでいて、時間があればしっかりと写真を撮りたいところですが、何より時間が無いため先を急ぎます。

五所川原市からちょっと進むと鰺ヶ沢町へ到着。この距離の近さが、地魚屋食堂たきわの混雑に繋がるのでは?という気がしてしまい、いくら連休もとっくに終わった5月末の平日とはいえ、混雑で食べられないのではないか。と勘ぐってしまいます。

9:00 日本海沿いの道へ

そんなことを思っているうちにいよいよ日本海へ到着。

昔、車で東北旅行をした際は秋田から日本海沿いを北上し、不老ふ死温泉手前10km弱の場所から白神山地へ向かったことがあるのですが、その時通った日本海沿いの道はそれほど山が海近くまで達していなかったこともあり、これが秋田・青森の日本海沿いの道なんだなと思っていたのですが、今回初めて通る鰺ヶ沢町から先の日本海沿いの道は、なんとなくですが千葉県南部の海沿いの道に似ていて、海の色が少し緑色がかってきれいなこと以外、あまり感激しませんでした(汗

鰺ヶ沢町から不老ふ死温泉まではまだ50km近くあって、恐らく地元の車に合わせて進んでいても到着予想時刻は10時を少し切るぐらいと、とにかく遠いです。

ただ、途中で千畳敷や深浦町あたりの大きな岩、そしてそれらと組み合わさった五能線の景色はきれいで、目を楽しませてくれます(本当は五能線を走る列車を見てみたかったのですが、1日を通して1回も出会えませんでした)。

9:58 不老ふ死温泉到着

ノンストップで走り続けること約2時間。看板に従い、先程まで走っていた国道101号線を右折して一気に坂を下った先に、ついに不老ふ死温泉が見えてきました。

敷地入口で日帰り利用者用と宿泊者用で駐車場が分かれるのですが、日帰り利用者用は本当に海のすぐ間近に駐車場があります。

そして、その駐車場の先50mほどの場所に、写真で何度も見た海岸の温泉があります。

まずは館内で受付と内湯で体を洗い、再度服を着たうえでいよいよ夢の露天風呂へ。

露天風呂は有名なひょうたん型の混浴露天風呂と、女湯の2つが設置されています。当日は60代の男性1名が先客で入っていたほか、途中で男性が1名来ただけで、滞在中は自分含めて延べ3名だけしか入らず、開放的な中での入浴でした。

不老ふ死温泉はとにかく晴れた日の夕方、黄金色に染まる日本海と黄金色の温泉の中で入るのが最高!らしいのですが、なかなかどうして、5月末のほぼ快晴の中で入る露天風呂も気持ちのいいもの。

黄金色の温泉は地下200mからくみ上げた「含鉄-ナトリウム-塩化物強塩泉」。

photo : お風呂はカメラ禁止のため、一休より転載

泉質に書かれている通りですが、若干の鉄っぽさ、しょっぱさがあります。口コミで、有馬温泉の金の湯に似ているという書き込みを見ましたが確かにちょっと似ているかも。

波の音を聞きながら、遠くの海上を海鳥が列をなして飛んでいるのを眺めたり、タンカーが進むのを眺めたり、真っ青な青空を眺めたりしつつ、先客のおじさんと車談義で盛り上がっているうちに、予定の入浴時間を超え温泉を出発するのが11時になってしまいました。

先客の方はハーレーで東北を巡っていて、不老ふ死温泉の後は日本海沿いに新潟まで南下してから東京に戻るということでしたが、どんな旅になったのか気になるところです(連絡先を交換しておけばよかった)。

11:00→11:50 不老ふ死温泉から地魚屋食堂たきわ へ

さて、つい先ほど通ってきた道を引き返して鰺ヶ沢町へ向かうのですが、戻る道はより海に近い側を走るため気持ちがいいです。

1ヵ所、追良瀬川を渡った先でバイパス方面に右折しなければいけないところを通り過ぎてしまいましたが、すぐ先の場所でバイパスに復帰できたためあまり影響なく進むことができました。

来た道と同じ所を走っていただけですが、高低差や海岸の岩などの組み合わせで、北上するルートの方が断然眺めが良かったです。

そうこうしているうちにようやく鰺ヶ沢町へ戻ってきたのですが、たきわさんにたどり着いたのはお昼時間が始まるちょっと前となる11時50分。

果たしてスムーズに席に案内されるのか!?と不安に思いながらも店前の駐車場に車を停め、店内に入ると先客はいるものの、まだ半分以上の席が空いていてスムーズに着席できてラッキー(そもそも、お店のHPを見ないで向かったのですが、お店自体が開いていたのもラッキーです)。

さらに、メニューを見ていると「生うに入荷」という文字が目に飛び込んできます。青森と言えばウニでもあるので、生うに&ヒラメ漬け丼(3,000円)を注文します。

▲入り口入ってすぐの場所で焼かれているマグロのかま。もし再訪するチャンスがあれば絶対注文したい

店内ではマグロのかまが炭火で焼かれていて美味しそうだったのですが、なんとなくこっちは注文しませんでした。ところがこれがまた美味しいらしいので、なんで食べなかったのかと帰ってから自問自答するはめに(笑)

しばらく待って、いよいよ目の前に2色丼が到着。

ヒラメは甘みが強く、身は柔らかくて美味しいですし、生うにも口の中でふんわり溶けるようで、とにかくおいしいです。

失敗したのがご飯の量。思ったよりもお米が少なくて、よくよくメニューを見てみたらご飯大盛150円と書かれていたので、食べ始めた後ではありますが、追加のごはんを注文。

もともと丼のごはんはたれがかかっていましたが、結構大盛で追加されたご飯は白米。白米もすごい美味しいのですが、やはり丼に合うのはたれがかかっているほうなので、よほど小食という方でなければ迷わず大盛にするのをお忘れなく。

海を見ながら美味しいどんぶりを食べるという幸せな時間もつかの間。味わってゆっくり食べていたものの、10分ちょっとで食べ終えてしまい、時間は12時半頃になりました。

ここから空港までは1時間半ほどなので、もう出発しないといけない時間になります。

12:30→12:50 鶴の舞橋へ

ところが、改めて当日の交通状況で空港までの所要時間を見ると1時間ほどなので、ちょっと時間に余裕ができました。

そこで、出張中に地元の方におすすめされた「鶴の舞橋」という、日本一長い三連太鼓橋を立ち寄ることにします。

鰺ヶ沢町から20分ほどでたどり着くのですが、その前に町内の「山ざき」という和菓子屋さんに立ち寄ってみました。

目的は「ケーキ・ド・大福」というケーキと大福が組み合わさった?ものを買ってみたかったのですが、保冷が必要ということで自宅までの時間を考え断念。時間に余裕が無い中で、妻へのお土産にと思って立ち寄ったのですが、今思えば自分用に1個買って食べてみればよかったですね。

photo : 銘菓の店 山ざき の「ケーキ・ド・大福」

気を取り直して再び鶴の舞橋へ向かいます。

周りの景色が日本海から田んぼ。そして青森らしいリンゴ畑の中を通る気持ちのいい道を走って、いよいよ鶴の舞橋へ到着。

残念ながら昼の時間帯になって岩木山の山頂には雲がかかってしまいましたが、遠くの岩木山はもちろん、ため池やその周りの林の雰囲気とかもきれいで、こんな公園が近所にあったらなと思ってしまいました。

ちなみに、この鶴の舞橋は大規模修繕の最終段階で、2025年9月1日から2026年3月31日までは全面通行止めになってしまうそうです。

13:10→13:55 いよいよ青森空港へ

▲岩木山を離れ、八甲田山の手前にある青森空港へ

鶴の舞橋を後にしたぷくおは、Googleマップの案内通り、ちょっと裏道のような道を東に向かって快走します。

左右に広がるリンゴ畑ですが、千葉の梨園とは下に生えている草の種類が違うのか、とっても清清しい農園でただ走り抜けるだけで気持ちがいいです。

そんな道を走り抜け、最後に給油を済ませて青森空港のレンタカーターミナルへ到着。ここは他空港のようにバスで空港敷地外の営業所に移動が無いのが便利ですね(代わりに、レンタカー返却でも有料の空港道路利用料(220円)が必要なのですが)。

返却も、利用明細をメールで希望すると店内に入ることなく駐車場で完了するので、非常にスムーズに返却できました。

なお、本日の総走行距離は203.7km。燃費は車載燃費計で24.6km/Lとなりました。

搭乗するJL146便は15:15発なのでまだ1時間半近く残っていた為、ゆっくりとラウンジでりんごジュースを飲んだり、お土産を購入することができました。

次回は酸ヶ湯温泉や奥入瀬渓流に足を運んでみたいところです。

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