シルク・ドゥ・ソレイユ「キュリオス」を観てきました

1984年にカナダのケベック州で設立されたシルク・ドゥ・ソレイユ。
創設30周年を記念し、「キュリオス Cabinet of Curiosities」という特別な作品が製作されました。

どんな作品?

タイトルの「KURIOS(キュリオス)」は、「好奇心」「骨董品」という意味を持つ言葉。サブタイトルの「Cabinet of Curiosities」とは、「好奇心の飾り棚」あるいは「骨董品」と訳すことができます。この作品においては、19世紀の貴族が世界中から集めた不思議なものを飾っておいた棚~今の「博物館の前身」、「美術館の先祖」~、つまり「ヨーロッパのルネサンス時代の不思議な物を収納した棚」を指しています。

 

舞台は、産業革命の時代を彷彿させながら、近未来を感じさせる雰囲気。目に見えない世界が存在すると信じているシーカー(主人公)が、あちこちから集めた骨董品などのコレクションの中から間に合わせのアイテムで作った機械の世界に足を踏み入れるところからストーリーは始まります。風変りなキャラクターたちが主人公の想像力を刺激しようと、詩やユーモアで世界をひっくり返そうとしたとき、骨董品たちが目の前で命を宿していきます。
引用元:キュリオスHP

また、公式サイトによると欧米では1が並ぶ11時11分は偶然が重なりあうような幸運な時間と言われており、キュリオスでは11時11分の1分間に大きな飛躍の夢を見ていて、現実世界では考えもつかないような異世界に誘うとのこと。

日本公演について

「キュリオス」は2014年にカナダ・モントリオールで初演を行い、その後はシカゴ、ニューヨークなど20都市以上を巡り、すでに世界で300万人以上の方が会場に足を運んでいるそうです。
そんなキュリオスの日本公演は2018年2月から始まる東京公演を皮切りに、大阪、名古屋、福岡、仙台を巡演予定となっています。

公演日程

日本公演の日程は次の通り。

東京公演2018年2月7日から7月8日
大阪公演7月26日から10月29日
名古屋公演11月22日から2019年1月27日
福岡公演2019年2月15日から3月31日
仙台公演2019年4月から

 

東京公演の開催場所・料金について

開催場所は東京・お台場のセンタープロムナードを挟んでダイバーシティの反対側になります。

この場所に、トーテムやOVOなどが開催されたこともある、サーカステント「お台場ビッグトップ」が設営されています。

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会場内のレイアウトはこのようにSS席オリジナル特典付からA席までの4区分に分かれています。

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区分ごとの料金表(東京公演)は次の通り。

curiosticket

 

A席とS席の差額は3,500円(大人)もありますが、S席とSS席の差額は2,500円(大人)となっています。
座席表と料金表を見ると、買うならSS席かA席のどちらかかなと思います。

というわけでキュリオスを観てきました

ぷくお夫妻は、仕事を休み4月の平日に行ってきました。

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東京テレポート駅からお台場ビッグトップを目指していると、前方左手側に巨大なテントが見えてきます。

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こちらがキュリオスの公演が行われるお台場ビッグトップ。

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巨大なテントの中に入って行くのは、映画「シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語」の主人公にでもなったようでワクワクします。

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こちらがキュリオスの演目になります。

 

カオス・シンクロ 1900

機関車から降りてきた乗客が「好奇心の玉手箱」の中で、自由と活気あふれるお祭りムードが作り出されます。特にジャグリングが圧巻で、一気にキュリオスの世界観に引き込まれていきます。

ロシアン・クレードル

巨大なオルゴールの舞台の上で、空中ブランコのように力持ちの男が磁器の顔を持つお人形(女性)を振り回すという大技。自分だったら絶対に腕の関節が抜けるような凄い技でした。

エアリアル・バイシクル

空中につるされた自転車の上でパフォーマンスが繰り広げられます。その中で、逆さまになった自転車をこぐのですが、どうやったら逆さまの状態で正立状態と同じ動きができるのかと不思議で仕方ありませんでした。

透明サーカス

透明なアーティストや虎などが登場します。いかにもサーカスという可愛げのある演目でした。

コントーション

シルク・ドゥ・ソレイユでよく見る軟体人間の演目。今回は主人公のキャビネットにいる電気ウナギが活き活きと動き出す様が表現されています。

バランシング・オン・チェア

こちらがぷくおが一番感動した演目です。
椅子を積み上げていく演目なのですが、積み上げた先には驚きの光景が!
ということで、ぜひ観て驚いてほしいので詳細は割愛します。

ローラ・ボーラ

筒や板を組み合わせて出来た仕掛けの上に乗ってバランスをとる。言葉にするとそれだけなのですが、こちらも人間離れしたバランス感覚で、今回の演目の中で一番難しいのでは?と思いました。

アクロネット

ステージ全体にネットが張られ、広大な海の上で生き物たちが飛び跳ねる様子をトランポリンの上で表しています。
こちらもよく見ていると周囲のパフォーマーたちが中心のパフォーマーを高く飛ばせたり、逆に衝撃を吸収して再度高く飛ばないようにしていたりするので、そのテクニックに見とれてしまいました。

コミック・アクト

ある意味シルク・ドゥ・ソレイユのお約束。
ただし、今回はこの演目だけで終わりで、その後の登場が無かったのがちょっと残念でした。
というわけでこちらの詳細も先に知ってしまうとつまらなくなるので割愛します。

エアリアル・ストラップ

先日フロリダで行われている公演で不幸な事故もあったので、より緊張感を持って鑑賞したエアリアル・ストラップ。
天井からぶら下がったリボンを使って、2人の男性がさまざまなアクロバットを繰り広げます。
この2人で行うというのが非常に新鮮で、迫力と優雅さを感じさせてくれました。

ヨーヨー

時の案内人が、懐中時計に化したヨーヨーを巧みに操ります。
超絶技巧で、もはやぷくおの知っているヨーヨーとは違う動きになっていました。

シアター・オブ・ハンズ

指を使ってストーリーを伝える演目。当然舞台に比べて小さい手なので、それを拡大するためにスクリーンが必要なのですが、そのスクリーンでさえもとても芸術的でした。
そういえばラスベガスで観たkaでも手を使って影絵による演目がありました。
どちらも手とは思えない、滑らかで洗練された動きでした。

バンキン

床にネットなどが無い状態でアクロバットや人間ピラミッドが行われます。
空中へジャンプし、他のパフォーマーの手や肩に着地するという、言葉だとちょっと説明しにくい大技が繰り広げられます。

フィナーレ

見ごたえのあったキュリオス、最後の演目。
パフォーマー全員が出てきます。
この時だけは会場内に「撮影OK」のサインが出て携帯電話でのみ撮影が可能になります。

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最後に

昨年、ラスベガスでOとkaを見てきて半年程度しか経っていないので、正直キュリオスをなめていました。
ツアーショーでは常設公演のような大掛かりな装置は作れない、のですが、パフォーマーが出てくる場所も複数個所ありますし、観客の目を一点に集中させている間に他の部分が一気に変わっているなど、サーカスというよりマジックのような演出で非常に見に来てよかったと思える公演でした。

シルク・ドゥ・ソレイユの集大成と言われる作品。
あと1年間以上、日本で公演が行われますので機会があればもう一度観に行きたいです。

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主人公シーカーのアシスタント「ザ・キュリオス」

シルク・ドゥ・ソレイユ kaはラスベガス旅行・2日目で少し触れています(撮影禁止なので公演中の写真は無し)ので良かったらご覧ください。
残念ながらOは写真を撮っていませんでした。

キュリオスの詳細については公式HPをご覧ください。

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