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まずはじめに、PRO TREK Smart WSD-F20の装着感について
ぷくおの腕は細め。せっかくの機会なので測ってみたところ周長16.5cm。上から見た幅は5cmでした。
続いてスーツに合わせてみるとこういう感じになります。
ぷくおがお借りしているPRO TREK Smart WSD-F20はオレンジ色なので結構派手に思えますが、実際に会社に付けていってみたところ、他の腕時計では誰も反応がなかったのにPRO TREK Smart WSD-F20だと数人から指摘されたり、アウトドア好きな人からは「PRO TREK Smartでしょ?」と言われるなど、いい具合に目立っていると思います。
良かったところ
その2 通知機能
スマートウォッチでは当たり前の機能ですが、スマートフォンに届いた通知を腕時計で見られるというのはすごい便利でした。
アプリによってアプリアイコンが表示されるものとされないものがありますが理由は不明
スマートフォンから、メールであったりLINEアプリであったり、その他様々なアプリからの通知が届きますが(スマートフォンで画面に表示される通知が全てPRO TREK側でも表示される)、現在のPRO TREK Smart WSD-F20に使われているAndroid Wear 2.7だと、通知をブロックするアプリを選ぶことができます。
重要度が低いアプリからの通知はそもそもPRO TREK Smart WSD-F20では表示しないということができます。
その3 デザイン
その4 バッテリー
つけ始めた初日だけはアップデートなどがあったためか夕方にバッテリーが無くなってしまいましたが、それ以降は一度も途中でバッテリーが無くなったことはありません。
バックライトは真ん中ぐらいの明るさでWi-Fiも常にオン(Wi-Fi使用アプリ時のみ自動でオンとなる)にしていて、通知の詳細を見たり、時刻や標高、現在地を時折見たりするという、日常使用では1日使っても半分近くかそれ以上にバッテリーが残っていました。
残念だったところ
その1 気温センサが付いていない
冬山に行ったらやっぱり帰宅後に友人と話している時に「この前に行った◯◯山はー◯℃になって寒すぎたよ!!」なんて話をしたくなると思います。
ぷくおはスキー場なんかでも必ずリフト乗り場の気温計をチェックしてしまうので、PRO TREK Smart WSD-F20に気温計が付いていないのが残念です。
もちろん腕に巻いているので体温の影響を受けてしまうのでセンサを付けていない理由も分かるので、ぜひカシオさんにはPRO TREK Smartと連携できる気温測定ガジェットを作ってほしいです。
例えば単1電池のような大きさの装置で、リュック等にぶら下げていれば気温の変化を記録してPRO TREK Smartのログに追加して表示できるような物があれば面白と思います。
その2 心拍センサが付いていない
心拍計が付いているスマートウォッチはApple Watchを筆頭に結構揃っています。
PRO TREK Smart WSD-F20はアウトドアで体を動かす場面で使うための腕時計なのに心拍センサが付いていないのが残念です。
PRO TREK Smart WSD-F20の裏蓋は金属で出来ていて、「タフネスをうたう中で、カシオの時計の裏蓋部分は金属製なんです。」という開発秘話の記事を見ましたが、正直裏蓋部分が金属とその他の素材でどれほど剛性等で違うのかと疑問に思います。
その3 女性にはサイズが少し大きいこと
もう一回り小さいバージョンもあるとよりユーザー層が広がるのではないかと思います。
iPhoneとの連携による残念だったところ
(カシオさんのせいではなく、iPhoneとAndroid Wearの連携の未熟さによるものです)
その1 iPhoneから標高データを受け取れない
これがぷくおにとっては今の所一番不便です。Androidスマホであればスマートフォンから標高データを受け取り、補正することが可能です。
ですが補正データを受け取れないiPhoneの場合、PRO TREK Smartが受信するGPS信号と気圧センサーから標高を計算することになります。ACTIVITYアプリなどで記録を開始するとGPS信号をこまめに受信して結構正確なデータが出てくるようですが、バッテリーを消費するので普段は記録していません。また、建物内にいるとGPSの捕捉数が少ないので標高が計算できず、気圧の変動でどんどんと標高が変わってしまいます。
ぷくおが持っているサイクリングコンピューターに比べれば簡単に補正できるのですが、これがiPhoneとの連携でも自動補正が効くようになったら嬉しいです。
その2 Googleマップで目的地が設定できない=ナビ機能が使えない
残念なことにiPhoneと連携した場合はGoogleマップを開いても目的地を設定できないようです。iPhone上のGoogleマップで目的地を設定し、PRO TREK WSD-F20上のGoogleマップに転送されるか試して見ましたが、今のところぷくおの環境では成功していません。
ただし、標準で搭載されているLOCATION MEMORYアプリではMapboxというサービスの地図を事前ダウンロードしておくことができるので、目的地を設定できないのであれば最初からGoogleマップではなくLOCATION MEMORYで現在地を見られれば十分とも言えます。
その3 Google FitがWEBと連携できない
腕時計だとスマートフォン以上に体に装着している時間が長いので、より正確な運動ログが取れるのですが、残念なことにGoogle FitはアップルのHealth Careに対応していません。
WEB上のGoogle Fitに連携できれば良かったのですが、こちらもぷくおの環境ではいまだに成功していません。
となるとPRO TREK Smartでしか記録を見られないということになり、仕様上7日間で記録が消失してしまい、ぷくおの使い方としてはウォッチフェイスに歩数を表示するように設定し、単にその日1日で1万歩を超えそうかどうかをチェックするだけになってしまっています。勿体ないですね…
その4 インストール出来ないアプリがある
これについてはまたスキーレビューなどでも書くつもりですが、iPhoneとの連携だとインストールしようとしても「このアプリはお使いの端末に対応していません。」と表示されてインストールできない場合があります。
アプリの対応可否はAndroid端末を持っていないとGoogle Play(ストア)でも表示されないようなので、使いたいと思っていたアプリが購入前にiPhoneとの連携時に使えるかどうかが分からないのはマイナスポイントだと思いました。
その5 メールの返信ができない
が、出来ないより出来た方がいいぐらいの感じです。
その6 音楽再生時にジャケット写真が表示されない
スマートフォンで音楽を再生しているとPRO TREK Smart WSD-F20上でコントロールが出来ます。
Android端末との連携だと再生中の曲ジャケットがPRO TREK Smartでも表示されるようですが、iPhoneとの連携だと表示されません。※Google Play Music利用時のみ利用できるのかもしれません。
もっとも、満員電車のような人の目が常にあるような場所では表示されない方が良い場合もあるかもしれないので、良いか悪いかは人それぞれですね。
音楽再生中にPRO TREK Smartを傾けたり一度タップすると音楽コントロール画面が表示されます
さらに画面をタップすると音量も調整できるようになります
仕事・日常編のまとめ
初めて使用することになったスマートウォッチ、Android Wear、PRO TREK Smart WSD-F20ですが、 正直Androidスマホならもっと便利だったんだろうなと思います。
残念ながらiPhoneとの連携だと使えない機能はありますが、それでもPRO TREKならではの堅牢性で、満員電車に乗ってドアやパイプに腕時計がぶつかるのも、水濡れなども気にしないで装着できるのは気楽ですし、何より二層液晶で常に時間が表示されているというのが便利です。
液晶よりも消費電力の低い有機ELパネルを使用したスマートウォッチも出ていますが、時刻を常に表示しておける製品は見つからなかったので、その一点でもPRO TREK Smart WSD-F20に優位性があります。
PRO TREK Smart WSD-F20として残念だったところをいくつか挙げましたが、頑張って考えた結果思い浮かんだ項目であり、時計自体として充分満足のいく製品に仕上がっていると思います。
さらに、各種通知機能やセンサ類、アプリによってスマートフォンの機能・使い勝手を拡張してくれるように感じられ、今ではPRO TREK Smartが左腕に付いているのが当たり前のようになってきました。
今後更なるアップデートで使い勝手が向上していくともっと便利になっていくのでしょうが、現状でも薦めることのできる腕時計だと思います。
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