シャオミから、高コスパの2Kモニターと212Wモバイルバッテリが登場!

今回は最近発表されたシャオミの新製品から、モニターとモバイルバッテリーが高コスパ製品として気になったのでピックアップしてご紹介。

スマホやWi-Fiルーターなどの通信機能を持つ機器については、個人的に中国メーカー製は情報漏洩の点で少し懸念を感じるものの、シャオミはどの製品も非常にお手頃な価格で提供されているのが魅力。今回のモニターとバッテリーのように、通信機能を持たない製品であれば選択肢として十分にアリなのではないかと考えています。

特に今回の2Kモニターは、同等スペックで2万円以下の製品を探すと、MAXZENとAIWAくらいしか見当たらない状況。それらと比較すると、シャオミのモニターは品質面でも期待できそうです。

Xiaomi 2K Monitor A27qi:色域広くて安い!でもスタンドは要検討?

Xiaomi 2K Monitor A27qiは、27インチのIPS液晶モニター。2K解像度(2560 x 1440)で、Display P3 99%の広色域、リフレッシュレート100Hzと、普段使いには十分なスペックを備えています。

良いところ

  • 18,980円という価格の割に色域が広い:パネルはsRGB100%、Display P3 95%の広色域であるほか、各ディスプレイに対して工場出荷前に正しい色彩効果の検査が厳格に実施されていて、PCが出した色に忠実に表示する測定基準であるΔEは2以下になっているとのこと。写真や動画編集など、色の正確性が求められる作業にも十分対応できそうです。また、パネルはIPSとなっているので斜めから見るような共同作業をする際でも色の変化が無いのでよさそうですね。
  • リフレッシュレート100Hz:ゲーマーの方には物足りないかもしれませんが、通常の事務作業や動画視聴であれば十分な滑らかさです。
  • 狭額縁デザイン: 画面占有率90%の超スリムベゼルデザインで、画面への没入感を高めてくれます。マルチモニター環境にも良さそうですね。
  • 控えめなロゴ:フロント下部の社名ロゴが目立たない落ち着いた色合いなのは個人的に高評価。作業中に視界に入っても邪魔になりにくいのは嬉しいポイントです。(他メーカーのモニターはロゴが主張の強いものが多いので…)

▲3台並べたところ。狭額縁なのでつなぎ目がかなり目立たないですね。3台買っても6万円以下ならありですね!

気になるところ

  • ディスプレイは必要十分だけど高性能ではない:色域は通常で使う分には十分ですが、色深度は8ビット(1670万色)で、最近のディスプレイである10ビット(10億色)ではないのと、輝度も250nitと標準的です。
  • USB-C接続ができない:入力はDisplayPortとHDMIの2通りとなっていて、USB Type-Cケーブル一本で映像出力兼充電といった使い方ができない(別途USBハブを噛ませれば可能)のが少し残念です。。
  • スタンドの調整機能が限定的:付属のスタンドはチルト調整のみ。高さ調整やスイベル機能はありません。
  • VESAマウントが必要になる場合も:高さや角度を細かく調整したい場合は、別途VESA対応のモニターアームなどを用意する必要があります。

スタンドの調整機能は少し残念ですが、それを差し引いても、この価格でこのスペックは非常に魅力的です。VESAマウント対応なので、後からモニターアームを導入することも可能ですし、既にVESA対応のモニターアームをお持ちの方には、かえって好都合かもしれません。

Xiaomi 212W HyperCharge Power Bank 25000:大容量・高出力は魅力、でも重さがネック?

Xiaomi 212W HyperCharge Power Bank 25000は、25000mAhの大容量バッテリーを搭載し、最大212Wの超急速充電に対応したモバイルバッテリーです。ノートPCはもちろん、スマホやタブレットなど、複数のデバイスを同時充電したい場合に便利です。

良いところ

  • 魅力的な価格:25000mAhの大容量と212Wの高出力を考えると、12,980円という価格はかなりお手頃です。
  • ノートPCも駆動できる高出力:最大212W出力は、一部のハイエンドノートPCを除き、たいていのノートPCを充電・駆動できるレベルです。外出先でのPC作業も安心ですね。
  • カラーディスプレイ搭載スマートカラーディスプレイには、充電残量や充電速度などの主要な情報に加えて、現在のステータスがはっきりと表示されるので、間違えて高出力に対応していないUSB-Cケーブルを使用してしまった時でも早めに気付くことが可能なのは嬉しいですね。
  • 魅力的なデザイン:SHARGEのモバイルバッテリー以降、内部の回路の美しさにもこだわったスケルトンモバイルバッテリーが徐々に出てきていますが、このXiaomiバッテリーも一瞬CG?と思わせるような基盤が見える、おしゃれなデザインに仕上がっているのではないでしょうか。
  • 飛行機持ち込み可能:セル容量は90.8Wh 3.63V 25000mAhなので、飛行機に持ち込み可能な範囲内に収まっていますし、温度、短絡、リセット、入力過電圧、入力過電流、出力過電圧、出力過電流、過給電および過放電、異物のチェック機能が備わっているため、安心して利用できます。
  • 信頼性:バッテリーには高精度温度モニターと制御チップが搭載され、温度、短絡、リセット、入力過電圧、入力過電流、出力過電圧、出力過電流、過給電および過放電、異物のチェック機能が備わっているため、安心して利用できます。

気になるところ

  • 重量:25000mAhという大容量バッテリーと高出力回路を搭載しているため、どうしても重量はそれなりになっていて、大きさは55.4×55.4×160mm、重さは630gとのこと。
  • ポート出力の制限:最大212W出力ではありますが、USB-C(C1)は最大140W、USB-C(C2)は最大45W、USB-Aは最大120Wで、複数のポートを同時に使用する場合、全出力を1つのポートに割り振ることはできません。例えば、USB-C(C1)に140Wを出力した場合、USB-C(C2)またはUSB-Aには45W、3ポートに出力した場合、USB-C(C1)65W,USB-C(C2)27W,USB-A120Wとなります。
  • 高出力が不要な場合は他の選択肢も:スマホの充電やMacbookAir等の高効率ノートPCでの利用がメインであれば、もっと 小型で軽量な低出力モバイルバッテリーの方が適しているかもしれません。

ヘビーなユーザーにとっては、大容量・高出力は非常に魅力的ですが、日常的に持ち歩くには少し重さが気になるかもしれません。用途に合わせて、最適なモバイルバッテリーを選ぶのが良いでしょう。

まとめ

今回はシャオミの2Kモニターと212Wモバイルバッテリーをご紹介しました。どちらの製品も、価格に対するスペックは非常に高く、普段使いには十分な性能を持っていると感じました。

特にモニターは、2万円以下で広色域のIPSパネル、狭額縁デザインというのは選択肢が少ないので、USB-C接続やスタンド調整機能、高リフレッシュレートといった点にこだわりがなければ、非常におすすめできる製品だと思います。

モバイルバッテリーも、高出力が必要なヘビーユーザーにとっては魅力的な選択肢ですが、携行性を重視するなら、他の製品も検討する余地がありそうです。

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