iOS 11.2がリリースされましたがもう更新されたでしょうか。
11.2では「KRACK」と呼ばれるWi-Fi通信の暗号の脆弱性や、12月2日に一部のiOS 11のデバイスで再起動を繰り返すトラブルが修正されていますので全てのiOSデバイス利用者がアップデートすべき内容です。
また、追加機能としてはiPhone 8、iPhone Xで高速ワイヤレス充電に対応したほか、アメリカのみユーザー間の送金機能が追加されていますが、日本在住でiPhoneXを使用しているぷくおが一番気になるのは「高速ワイヤレス充電」に対応したことのみです。
iPhone8、iPhoneXから、(何年も前からAndroid端末などで普及していた)Qiというワイヤレス給電に対応していますが、iOS 11.2までは5wまでの給電しか対応していませんでした。
Qiという規格はバージョン1.2が最新となっていて、現在15wまで供給できることが策定されています。
今回、iOS 11.2がリリースされたことで「高速ワイヤレス充電」に対応されましたが、高速充電に対応できるのはQi 1.2に対応した機器だけのようです。
こちらがQi 1.2の対応機器リストですが、日本で発売されている機器がほとんど載っていません。
現在iPhone 8、iPhone Xで高速ワイヤレス充電に対応しているのは、Apple Storeでも紹介されていたこちらの2製品。
さらに新しく発売されたこちらの製品もiPhoneでの高速ワイヤレス充電に対応している模様です。
これらの製品であれば高速ワイヤレス充電に対応しているのですが、なぜかiOS11.2がサポートする充電は7.5w給電止まりなんですよね。
規格自体は15wまで対応可能で、7.5w給電であれば多数発売されている10w給電可能な充電器で十分ではないかと思ってしまうのですが、10w充電器では高速充電できない模様です。
となると、実はiPhone自体は15wまで対応可能だけれども、今後Appleが発売するAirPowerの売上を考えて制限しているとしか思えません。
10w給電に対応した充電器は多数発売されていますが、現状では15w給電に対応した充電器の選択肢が非常に少なく、もっと15w給電対応の製品が出てくるのを待った方がよさそうですね。
書き忘れていましたが、高速充電を行うにはQC(クイックチャージ)対応のUSB電源アダプタも必要になります。今回紹介した4製品の内、上から3つまでは高出力の電源アダプタが同梱されているようですが、付属していない場合は一緒に購入しないと宝の持ち腐れになってしまいます(携帯電話に付属している電源アダプタは大体のものが5w程度の出力しかない)。
そういったのを全て購入すると大体5,000円以上かかることになります。
他にも欲しいものが多いぷくおとしては、充電器、電源アダプタの値段が下がるのを待つか、現在の5w給電で我慢して購入してしまうか、悩む日々が続きそうです。
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