ソニーからホームシアターシステムの新商品が4機種発売

専用のAVルームではなくリビングシアターでネックになるのがリアスピーカー。ぷくおも普段はフロントスピーカーとサブウーファーのみで運用していて、後方やさらにいえばDolby Atomosに向けたアンプと天井スピーカーが欲しいところ。

とはいえ、アンプと天井スピーカーを購入するだけでも10万円後半になってしまいますし、配線をリアだけでも困っているのに天井をどうするのか問題が出てきます。

似たような悩みを持っている方は多いと思うのですが、救世主となるのがソニーのホームシアターシステム。すでにHT-A9(HT-A9M1)という、室内の前方2か所、後方2か所にスピーカーユニットを置くだけで、仮想スピーカーを作ってサラウンドが楽しめるモデルが発売されていますが、今回新たにその後継機となるHT-A9M2が発表されました。

HT-A9M2

大きな特徴は、よりリビングに溶け込む薄型形状にスピーカーのデザインが変わったこと。同梱の壁掛けブラケットを使用して、壁との間に隙間を作ることで、壁の振動を抑えた設置ができます。壁掛けブラケットは棚や台に置く際のスタンドも兼ねており、自由度の高い設置が可能となっています。

(左) 台/棚置き (右)壁掛け

内蔵の計測用マイクと測距音で部屋に設置したスピーカー間の距離、天井までの距離を計測して部屋に合わせた音場空間を自動生成するほか、家具の位置や壁、カーテンといった部屋の音響特性まで解析できるようになったほか、スマートフォンアプリを使うと視聴位置に合わせた音場最適化も出来るようになりました。

また、アップミックス技術も進化し、ステレオコンテンツも3次元立体音響で楽しめるようになっています。

発売は2024年6月1日予定で、価格はオープンプライス。なお市場想定価格は33万円(税込)と、HT-A9の28万6千円より5万円近く高くなってしまっているのが残念なところ。

▲こちらが初代モデル。各スピーカユニットーのサイズは160 x 313 x 147mm(幅x高さx奥行き)。各スピーカーユニットにはフルレンジスピーカー、トゥイーター、上向きスピーカーが1個ずつ内蔵されています

▲こちらがHT-A9M2のスピーカーユニットの構成。初代がフルレンジ+トゥイーターだったのに対し、ウーファー、ミッドレンジ、トゥイーターの3Way+イネーブルドスピーカー(天井用) となり、より迫力の低音と立体的な音の広がりを楽しめるようになったのだとか。なお、サイズは289 mm x 275 mm x 55 mm(幅x高さx奥行き)と、初代に比べて奥行きが1/3近くになったのは、確かに設置しやすいかもですね

HT-A9は現在最安値で23万円程度となっているので、HT-A9M2がすぐに値段を下げない限りは、スピーカーがフラットになった以外に大きな変更はなさそうなので、初代モデルでいいかなと思ってしまいますね(細かい点としては、コントロールユニットー各スピーカーとの無線接続がより安定するようになっているそうです)。

※初代モデルは生産終了のため、違いをよく見極めたうえで初代でよいとなれば早めに動く必要がありそうです。

サウンドバー

また、サウンドバーとしてDolby Atmos®対応サウンドバー『HT-A9000』『HT-A8000』の2モデルも登場。

HT-A9000

大きな特徴としては、スピーカー構成を一新して音の明瞭さやサラウンド感などが向上したほか、筐体が小型化して設置性が向上(『HT-A9000』は、高さと奥行き方向を小型化し体積を約36%小型化(『HT-A7000』との比較)、『HT-A8000』は、幅/高さ/奥行き方向を小型化し、体積を約30%小型化(『HT-A5000』との比較))となっています。

ワイヤレスネックバンドスピーカー HT-AN7

XRプロセッサ搭載BRAVIAと別売のワイヤレストランスミッター(WLA-NS7)を組み合わせることで、手軽に立体音響コンテンツを楽しめるワイヤレスネックバンドスピーカーが登場。

テレビをBRAVIAにしないといけないというハードルがありますが、それさえクリアできていれば比較的簡単に個人専用のサラウンドが楽しめるのがいいところ。

なお、2台まで同時接続が可能となっているので、2台購入すれば2人一緒に楽しめます。

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