スコープ別注の超高額アイテム「Aalto ベース No.1 145mm」(税込33万円)に心惹かれているぷくおです。フィンランドを代表する名作アアルトベースの希少モデル復刻版ということで魅力は充分。でも価格が価格だけに、「無理してでも買うべき?」と真剣に悩んでしまいます。そこで今回はChatGPTにこの悩みをぶつけ、資産価値や将来の需要も含めて冷静に検証してもらうことにしました。
本記事では、そのChatGPTとの対話内容を整理し、ライバルとなる公式限定モデルとの比較、投資的な観点からの資産性、そして直近の需要動向を踏まえて、最終的にぷくおとしてどう判断するかをまとめています。高額な北欧インテリアの購入を検討している方の参考になれば幸いです。
ライバル:2025年限定「フィニッシュサンド」と徹底比較

▲こちらがiittala公式の145mm フィニッシュサンド
まず比較対象として挙げたいのが、イッタラ公式が2025年に発売した限定モデル「フィニッシュサンド」。こちらも145mmサイズのアアルトベースで、価格も同等(税抜30万円、税込33万円)とライバル関係にあります。どちらもアルヴァ・アアルトが1937年のパリ万博で発表したオリジナルコレクション由来の形状であり、木型を用いた職人吹きガラスによる特別仕様です。では、両者の違いをポイントごとに見てみましょう。
生産背景・コンセプトの違い: スコープ版は1930年代当初の「最初の木型」を復元し、そのシャープな曲線を再現することに主眼を置いたモデルです。アアルトベース145mmは曲線が複雑すぎて当時の生産では困難だったため、早い段階で型のラインが緩やかに修正された経緯があるんだとか。
スコープはイッタラに無理をお願いして「一番最初の設計通りの曲線」で木型を彫り直してもらい、極限まで薄く吹いて仕上げています。
一方、公式版フィニッシュサンドは素材に着目したモデル。着色料を一切使わず、フィンランド産の砂に含まれる鉄分だけで自然なグリーン色を生み出したガラスを使用しており、「フィンランドの砂から生まれた」ナチュラルカラーが最大の特徴になっています。どちらも木型職人が手彫りした型を使い熟練の吹きガラス技術で作られる点では共通していますが、スコープ版はデザインの復刻、公式版は素材の独自性というコンセプトの違いがあるわけです。限定数・入手方法: フィニッシュサンドの145mm版は世界限定100個のみで、日本国内では公式オンラインストアと表参道など限られた直営店で販売されました(ちなみに同時発売の140mm版は1000個限定)。全ての公式限定品にはシリアルナンバー刻印が施され、希少性を示す証明になっています。これに対しスコープ版No.1 145mmはスモーキークリア47個、モスグリーン49個の合計96個が用意され、スコープサイト上で期間限定の抽選販売という形がとられています。ベース本体にはシリアル刻印がなく、刻印内容は「ALVAR AALTO IITTALA 2018」のみですが、後述するようにスコープ側で個体識別用の仕組みを用意しています。
▲こちらは1000個限定のフィニッシュサンドのベース 140mm
付属品・刻印の違い: 両者とも高額商品らしく木製の収納ボックスが付属します。スコープ版はさらに一歩踏み込み、木箱に各個体ごとの重量と番号をレーザー刻印して特別感を演出しています。加えて、全販売個体の写真と重さ・番号を一覧にしたシートや、スコープ20周年記念で制作した布(石本藤雄氏デザインの風呂敷)を同梱するという念の入れよう。

▲スコープ別注「Aalto ベース No.1 145mm」(写真はモスグリーン)の付属品一式。専用木箱の側面には重量と番号が刻まれており、全個体の写真一覧シート(右下)と記念デザイン布(左下)も付いてくるscope.ne.jp。イッタラ公式のフィニッシュサンド145mm版にも木箱とシリアルナンバー刻印が用意されており、世界限定100個の希少品となっている。
カラーや見た目: フィニッシュサンド版は淡いオリーブグリーンのような色味で、ガラスの濃淡には個体差があります。天候や砂の分量によって色調が薄いグリーンから濃いグリーンまで様々に変化し、それぞれ唯一無二の表情を持つといいます。一方、スコープ版はスモーキークリア(煙がかった無色)とモスグリーンの2色展開です。スモーキークリアは試作中に偶然生まれた新色で、ヴィンテージの透明ガラスのように青みや色味のないクラシックな風合いを目指したもの。モスグリーンはたまたま試作で使えた色が「これだ!」とハマったため採用されたとのことで、いずれも偶然と閃きから生まれたカラーだそうです。公式版の自然派グリーンに対し、スコープ版はヴィンテージ志向の渋いカラーという印象ですね。
総合すると、デザイン起源(初期木型の復刻 vs オリジナル形状の再現)、素材・色のストーリー(砂由来の自然色 vs 独自開発の新色)、限定数とシリアル(96個・非刻印 vs 100個・刻印)、付属品演出(一覧シート等の有無)など、多岐にわたって差異があることがわかります。では、果たして資産価値の面ではどちらに軍配が上がるのでしょうか?次章で検証してみます。
資産価値:限定アアルトベースは値上がりするか?
資金難なぷくおにとって、高額なコレクターズアイテムとなると、気になるのは購入価格以上で将来売却できる可能性です。スコープ版・公式版の双方について、過去のイッタラ製品の価格動向やヴィンテージ市場を参考に資産価値を考えてみましょう。
まず歴史的な文脈では、オリジナルのヴィンテージ・アアルトベースには驚くほどの高値が付くケースがあります。今回話題の145mmモデル(品番9749に相当)は1930~40年代当時にも製造されましたが、現存数が非常に少なくオークションに極稀に出ても超高額で手が出ないレベルだといいます。実際、この145mmに限らず未だ木型生産だった戦前期~1950年代頃のアアルトベースは、デザイン史的な価値も相まってコレクター垂涎の逸品です。当然ながら「本物のアンティーク」は別格の資産価値を有していると言えるでしょう。
では現代の限定生産品はどうでしょうか。結論から言うと、「必ず値上がりする」と断言できるほど単純ではありません。イッタラ製品の場合、限定数や人気によって需給バランスが異なり、値動きもケースバイケースです。例えば、2021年に発売された木型版Aalto 175x140mm(各色2021個限定・定価4万9500円)は発売当初こそ話題になったものの、現在でも一部カラーがスコープで在庫販売中です。実際スコープによれば、クリアとコッパーは完売したもののダークグレーはあと79個、モスグリーンも69個残っているとのこと。限定数が多めだったとはいえ、発売から数年経っても完売に至っていないわけです。このことから、よほど人気が集中するモデルでない限り、「買った途端にプレミアが付く」というような投機的展開は期待しづらいと分かります。
さらに極端な例では、スコープ特注のAaltoボウル380×80mm(24万円!)という超大型モデルも存在しますが、高額すぎるためか「在庫はまだまだアリ」とスコープ自身が述べています。要するに、高額帯の北欧ガラス製品は購買層が限られるため、市場価格が跳ね上がるほどの過熱した需要は生まれにくい傾向があります。
もっとも、今回の2モデル(No.1 145mmとフィニッシュサンド145mm)は生産数が100個前後と極端に少ない点で上記の例とは異なります。限定数が二桁となれば欲しくても手に入らない人が確実に出てくるため、完売後の中古市場では定価以上で取引される可能性もゼロではありません。特にフィニッシュサンド145mmは世界で100個しかなく公式にもアナウンスされている限定品ゆえ、海外を含むコレクターが後から入手しようとしてプレミア価格で取引される余地があります。シリアルナンバー入りで真正性も証明しやすいため、「限定○○個」の箔は将来的に効いてくるかもしれません。
一方、スコープ版No.1 145mmも日本国内96個のみと希少ですが、こちらはイッタラ公式ラインナップではなくスコープ流通限定です。熱心なイッタラファンやアアルトベース愛好家には知られた存在になるでしょうが、公式ほど広範な宣伝があったわけではありません。その意味で将来海外のオークションで高騰…といった展開は読みづらいところです。ただし国内ではスコープが丁寧に商品背景を発信していますし、番号入り木箱や個体一覧シートまで付けてコレクション性を高めていますから、むしろ「国内コレクター間」では評価が高く、希少性ゆえに定価以上で欲しがる人が出る可能性はありそうです。
総じて、短期的な転売益を期待して購入するのはリスクが高いと言えます。どちらのモデルも既に定価自体がコレクター価値を見込んだプレミア価格設定(33万円!)になっており、二次市場でそれ以上の値がすぐ付くかどうかは未知数です。長い目で見れば、完売後しばらくして「やっぱり欲しかった」と探す人に巡り会えれば報われるかもしれませんが、それも確実ではありません。「資産価値」よりもまず純粋にそのプロダクトが気に入っているか——つまり自己満足を満たす価値があるかどうか——を重視した方がよさそうです。
気になるところ:高額イッタラ商品の需要は停滞気味?
資産価値の話と関連しますが、昨今のイッタラ製品の売れ行き動向もチェックしておきます。というのも、スコープ版145mmにしても公式フィニッシュサンドにしても、「発売即完売!」という大フィーバーには至っていない節があるからです。
まずスコープ版Aalto 145mm No.1については、販売方式が抽選受付(受注期間は2025年6月20日~30日)でした。抽選としたのはアクセス集中を避ける目的もありますが、スコープのアナウンスでは「予定数に達しても期間内は受注を締め切らない」とされていました。言い換えれば、予約者が定数(96名)を超えて殺到するような事態は想定しにくいとも読めます。実際問題として、高額ゆえ申し込む人自体が限られるでしょうし、瞬間蒸発するほどの争奪戦にはなりにくかったのではないでしょうか。
また、イッタラ公式のフィニッシュサンド145mmに関しても、現在(2025年6月24日現在)でも日本の公式オンラインストアで購入可能となっています。日本国内割当がどの程度あったか不明とはいえ、33万円の花瓶を即決できる購買層は決して多くないという可能性があります。実際、同時発売の140mm(82,500円)版は限定1000個ということもあり、こちらもまだ公式オンラインストアで入手可能です。これらを踏まえると、現在のマーケットではイッタラの高額限定品に飛びつく層は一部に限られ、需要はやや落ち着いた状態と言えるかもしれません。
背景には、ここ数年の北欧ブームの一巡や、コロナ禍以降の生活環境の変化でインテリアへの出費傾向が変わったことなどが考えられます。また、イッタラ自体が木型シリーズなどアート性の高い限定品を頻繁に投入し始めたため、「また限定出たんだ」くらいの受け止めで急がないファンも増えたのかもしれません。スコープでも「2021年から木型のアアルトベースも度々生産されるようになったが、もし再生産されても値上がり激しいだろうから興味あるなら早めに買った方が良い」と煽りつつも、実際には前述の通りまだ在庫が残っているモデルもあるわけです。
以上のように、高額帯商品の需要が爆発的ではない点は冷静に認識しておく必要があります。言い換えれば、「迷っているうちに即売り切れてもう買えない!」というリスクは過去の限定品ほど高くはなさそうです。少なくとも発売直後の段階では、焦ってプレミア価格で追いかけなくても正規ルートで手に入る余地があったわけですから、購入判断にも少し心の余裕が持てますね。
まとめ:ぷくおは結局どうする?(実需・資産性・自己満足のバランス)
ここまで、スコープ限定AaltoベースNo.1 145mm(33万円)について、ライバル製品との比較や資産価値、需要動向を見てきました。では、以上を踏まえて筆者ぷくおなら「買う or 見送る」どちらと判断するでしょうか?
結論として、「自分が心から欲しいと思うか」が最優先で、資産性は二の次というのが正直なところです。今回のアアルトベースは、美術工芸的な価値やストーリー性が非常に高く、所有する喜びはプライスレスです。スコープ版に惹かれるのであれば、手に取ったときに感じるであろう満足感(オリジナル木型のシャープな曲線、美しい新色ガラス、こだわりの付属品に至るまで)こそが何物にも代えがたいでしょう。自己満足のためのコレクションとして納得できるなら、「無理してでも買う」価値は十分あり得ます。
一方で、リセールバリューを過度に期待しての購入はおすすめできません。仮に将来プレミアが付けばラッキーですが、付かなくても後悔しないかどうか、自問してみる必要があります。先述のように現時点で市場は落ち着いており、短期転売で儲ける目算は立てない方が無難です。むしろ「売ること前提」でなく一生もののアートピースとして捉えるべきでしょう。幸いガラス製品なので劣化しにくく、丁寧に扱えば何十年後でも購入時と同じ輝きを楽しめます。そう考えれば、仮に将来手放す時に損得勘定で±ゼロだったとしても、長年飾って楽しんだ分だけこちらの「勝ち」だと言えますよね。
ライバルのフィニッシュサンド版についても同様です。こちらに魅力を感じるなら、素材が物語るフィンランドの自然美や公式限定の由緒を愛でる気持ちで購入すれば良いでしょう。値上がり益云々より、その一輪挿しに花を活けて眺める時間に33万円の価値を見出せるか――そこが判断基準になるはずです。
最後にもう一度念押ししますが、「買わずに後悔するより買って後悔した方がいい」という趣味の世界の格言もあります。今回の場合、後悔するとしたら金銭的な痛みよりも「あの時逃した希少品が今さら手に入らない」という後悔の方が大きいかもしれません。ChatGPTとの検証結果を踏まえつつ、最終的には自分の心に正直に、そしてお財布事情とも相談しながら、ベストな決断を下してくださいね。
*以上、ぷくおの悩みに寄り添ったChatGPT分析でした。高額アートピース選びの一助になれば幸いです。皆さんならこの33万円のアアルトベース、どう判断しますか?ぜひコメントでご意見お聞かせください!
さて、どうしよう

どうでしたでしょうか。結構興味深い回答になったと思いますが、さすがにこの回答は一発のプロンプト(指示)で出てきたわけではなく、いろいろと気になるところをぶつけたうえで、「scope限定175×140mmモデルやiittala公式145mmフィニッシュサンドが“残っている”現状から、「イッタラ製品全般の需要が近年低下傾向にあるのか?、過去と比べてコレクター市場の動きが鈍化しているのか?、特定の価格帯(5万~30万超級)の商品が売れにくくなっているのか?」といったあたりを深掘りして、「いまイッタラ製品を買うという選択」が本当に合理的なのかを検証してみましょうか?」という提案を、せっかくなのでブログとして出すために見出しの通りの構成で回答して。」と頼んだ結果となります(一部修正を入れていますが)。
結論として「自分が心から欲しいと思うか」が最優先で、資産性は二の次」というところはそうなんですが、とはいえ高いので手が出しにくい。
改めて3モデルを見比べていて、申し込むのであれば、X上で繋がっているbuckさんのブログで「強い日差しの下で湖面のように輝く」と紹介されて惹かれた初心を忘れずにスモーキークリアかなと思います。
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