せっかくコンパクトなミラーレス一眼。高画質で明るいレンズもいいですがどうしても大きく・重くなってしまうもの。
そんな中で明るさ(f値)を抑えて高画質なのにサイズコンパクトなレンズとしてシグマから出ているiシリーズが好評を博している(ぷくおも45mmを一本購入しましたし)わけですが、今回ソニーから一気に似たようなコンセプトでかつ高画質で知られている「G」レンズの名を冠し3本が登場しました。
今回登場したレンズ
今回登場したのは次の3本。
- FE 24mm F2.8G
- FE 40mm F2.5G
- FE 50mm F2.5G
面白いのは3本とも外形寸法が統一されていること。カメラバッグに入っていた時に目的のレンズを選ぶのにちょっと迷ってしまいそうですが、ジンバルに装着した状態でもレンズ交換が容易といったメリットも。
外形寸法が統一されているため、フィルター径も49mmで統一。どちらも7枚羽根の円形絞りを採用し、美しく自然なぼけ描写を実現しているほか、防塵・防滴に配慮した設計となっています。
さらに、動画撮影時に嬉しい、絞りリングのクリックを無くしてシームレスに絞りを変化できるようにする絞りリングクリック切り替えスイッチも搭載。ますますジンバルを使った動画撮影にもチャレンジしたくなりますね。
価格は全てオープンプライスですが、79,000円前後で販売される見込み。発売予定日は4月23日となっています。
FE 24mm F2.8G
一番ワイドな24mm F2.8Gは、重さ約162g、最短撮影距離は0.24m(AF時)。MF時は0.18mまで接写可能で、最大撮影倍率は0.13倍(AF時)/0.19倍(MF時)となっています。なお、レンズ構成は7群8枚。
FE 40mm F2.5G
一見中途半端だけど使って楽しいと感じる40mm。こちらの40mm F2.5Gは、重さ約173g、最短撮影距離は0.28m(AF時)。MF時は0.25mまで接写可能で、最大撮影倍率は0.2倍(AF時)/0.23倍(MF時)となっています。なお、レンズ構成は9群9枚。
FE 50mm F2.5G
王道の焦点距離、50mm F2.5Gは、重さ約174g、最短撮影距離は0.35m(AF時)。MF時は0.31mまで接写可能で、最大撮影倍率は0.18倍(AF時)/0.21倍(MF時)となっています。なお、レンズ構成は9群9枚。
ぷくおの感想
すでに発売されているFE 35mm F1.4GMや、4月に発売予定のFE 50mm F1.2GMといった超弩級レンズも欲しいですが、それぞれ重さが524g、778gと、本体と合わせると軽く1kg越えとなり、気軽に撮影に持ち出すというのはちょっと辛い重さでした。
また、絞りが1.2や1.4は立体感あふれる描写が魅力的ですが、スナップを撮るにはF2以下でも十分。となると、今回のコンパクトシリーズは魅力的ですね。
ちなみに、シグマのiシリーズは24mm F3.5、35mm F2、45mm F2.8、65mm F2の4本が登場していますが、65mmは標準レンズより少し焦点距離が長いので外すと、次の3つがライバルでしょうか。
SONY 24mm | SIGMA 24mm | |
最短撮影距離 | 0.28m(AF)/0.25m(MF) | 0.108m |
最大撮影倍率 | 0.13倍(AF)/0.19倍(MF) | 0.5倍 |
レンズ構成 | 7群8枚 | 8群10枚 |
フィルター径 | 40mm | 55mm |
最大径×長さ | 68 x 45 mm | 64×50.8 mm |
重量 | 162g | 230g |
価格 | 7.9万円程度 | 実売6万円程度 |
SONY 40mm | SIGMA 35mm | |
最短撮影距離 | 0.28m(AF)/0.25m(MF) | 0.27m |
最大撮影倍率 | 0.2倍(AF9/0.23倍(MF) | 0.17倍 |
レンズ構成 | 9群9枚 | 9群10枚 |
フィルター径 | 49mm | 58mm |
最大径×長さ | 68 x 45 mm | 70×67.4 mm |
重量 | 173g | 325g |
価格 | 7.9万円程度 | 実売7万円程度 |
SONY 50mm | SIGMA 45mm | |
最短撮影距離 | 0.35m(AF)/0.31m(MF) | 0.24m |
最大撮影倍率 | 0.18倍(AF)/0.21倍(MF) | 0.25倍 |
レンズ構成 | 9群9枚 | 7群8枚 |
フィルター径 | 49mm | 55mm |
最大径×長さ | 68 x 45 mm | 64×48.2 mm |
重量 | 174g | 235g |
価格 | 7.9万円程度 | 実売5.5万円程度 |
改めてソニーレンズの軽さが際立ちますね! 価格は1〜2万円程度となると「純正」「Gレンズ」「軽量」「カスタマイズできるフォーカスホールドボタン有」といったメリットを考えるとソニーレンズは結構ありですね!
逆にシグマのメリットは、何と言ってもソニーから離れて他のマウントに移行したときでもマウント交換が可能なことでしょうか。とはいっても無料ではないですし、気軽にレンズが売り買いできる今となってはGレンズを購入しておけば売りやすいのでそこまで重要ではないかもですね。
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