このブログでも何度か触れてきたイッタラのアアルトベース145mm。

145mmという高さはそれほど高くもないのですが、ほぼ幅30cm、奥行24cmという巨大なガラスの花瓶はとにかく存在感がすごい。
そして何より、現在の金型ではなく、木型で整形されたそれは、表面になんともいえない揺らぎが発生して、強い日差しがあたるとなんともいえない、まるで湖面のような表情になるんだとか。
ぷくおがこのベース145mmを知った時にはすでにイッタラでの製造は終わっていて、複雑な造形のモデルは大体ビンテージ品で目が飛び出るような高さ。なのでもう一生縁はないと諦めていました。
そんな時、scopeさんが2020年のscope20周年発売予定品としてイッタラで特別生産するというscopeシャチョウさんのコメントを見て絶対欲しいと思っていたのですが、、、
ところが、シャチョウ曰く2020年に発売できず5年も寝かせることになった理由は不明という経緯を辿って、ついに2025年の今、scopeさんにおいて抽選販売が開始されたのです。
Aalto Vase No.1 145mm

scopeさんによると、このベース145mm(古い品番で9749)はいろんなところで目にする有名モデルで、近年も度々生産されているものの、古い本で見る木型を使った初期型と近年生産されている型はかなりラインが違うのだそう。
近年生産のものは曲線が緩やかで、シャチョウがイッタラに掛け合って調べてもらったところ、この初期のモデルはカーブがきつすぎて製造が難しく、何度か木型に変更が加えられて今に至っているんだそう。
そこで、一番最初のラインで木型を制作してもらい、その木型で145mmを作ろう!という無茶苦茶なプランで作られたのが今回の145mm。

イッタラでも最初の木型を使うからNo.1と呼ばれていたそうで、そういう理由で今回の商品名は「Aalto Vase No.1 145mm」という商品名になったんだとか。
カラーと販売個数

製造されたのは、シャチョウが試作を重ねる中で発見した新色(とはいえ古いアアルトベースを収集する中で好きなクリアを、試作する中で偶然できた色)であるスモーキークリア。そしてもう一色はモスグリーン。この2色での展開となります。
スモーキークリアは47個、モスグリーンは49個という合わせて100個にも満たないというレアな商品。

▲専用の木箱と石本藤雄先生デザインのhirahira布、一覧用紙がセットになっています
抽選申込期間は2025年6月20日(金)から6月30日(月)9:59までとなります。
抽選方法
全オーダーをプリントアウト&シャッフル。その束の中から1枚を引き、まずはオーダーを抽選します。その抽選で選ばれたオーダーシートに記入されている番号の中に、まだ誰にも引き当たっていない、つまり空いている番号が含まれていれば当選です。複数の番号が空いている場合は先に入力されている番号が引き当てられますので、好きな番号から順に入力してください。逆に早く抽選で選ばれましても記入した番号が全て誰かの当選番号になっていればハズレです。
抽選1位 / 九条里奈 希望番号 3,2,1,4,5 アタリ!当選番号3
抽選2位 / 相良琉偉 希望番号 3 ハズレ・・・落選
抽選3位 / 鵜久森叶 希望番号 1,5,4 アタリ!当選番号1
抽選4位 / 勝見夏穂 1,3,2,4,5 アタリ!当選番号2
抽選5位 / 賀修院学 希望番号 1,2,3 ハズレ・・・落選
残った個体は抽選にもれた方のみを対象に販売する予定ですが、一斉販売にするか抽選販売にするかは、そのハズレた方の数と残った個体数により決定します。詳細は抽選結果メールへ記載しますのでハズレても即消去しないでね。とのこと。
- 同梱不可。Aalto ベース No.1のみオーダーください。すおーキーくりアトモスグリーンを2点とも購入希望の方は同時オーダーしていただいても大丈夫
- オーダーはお一人様一回のみ
- 運送中に破損となりました場合はキャンセルとなります。
- 当選後にキャンセルされる方がいらっしゃいます。それ故、抽選でハズレたにも関わらず、自身の選んだ個体が再販売に登場するということが稀にあります。
スペック
材質 | 無鉛ガラス |
寸法 | 約W290×D240×H145mm / 2260g *詳細なサイズは各個体画像でご確認ください。 |
生産 | Made in Finland |
価格 | 330,000円(税・送料込) |
備考 | 刻印:ALVAR AALTO IITTALA 2018 |
ぷくおは買うのか?
どうしても欲しいと思っていたアアルトベース145mmですが、購入を躊躇ってしまうのは、やはり33万円というその金額。独身時代ならまだしも、子供2人を抱える我が家としてはなかなか踏み切れません。
また、たとえ買ったとしても完全に持て余してしまい、今の我が家に飾れる場所はない(壊されそうでヒヤヒヤ)のと、こんな巨大なベースに何を飾ったらいいのか思いつかない。いっそメダカでも飼うか?
そしてもう一つ悩ましいのが公式プロダクト。ご存知の通り、イッタラでは現在「アルヴァ・アアルト コレクション ベース 145mm フィニッシュサンド」という同じく33万円で、グリーンカラーのベースを販売中(こちらは世界限定100個)。

▲scope再生産とIITTALA生産の両者を重ね合わせたところ。個体差が大きいモデルなので微妙なラインはありますが、カーブのキツさは両者互角といったところ
先ほど、シャチョウさん情報で最初期の木型でNo.1ベースは作ったとありますが、今回のイッタラ公式ベースもそれほどカーブに違いはなさそう(これはscope提案にイッタラが強く影響を受けた線が強いと思っていますが)。
それであれば、今無理に買わなくてもまたいつか縁があるかも。と思うのがいいような、単に買えない口実を考えているような、複雑な気持ちになります(涙)
買うならこれ!というモデルをすでに2つまで絞っているのですが、あとは買って後悔するか、買わないで後悔するか、あと10日弱しっかりと向き合いたいと思います。
いつも通り、scopeさんでは個体写真が公開されているので、皆様もよくご確認ください(今回は本店・楽天市場店とも同じ個体がアップされています)。
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