無印良品のMUJI LABOから、待望のアルミ製キャリーケースが登場しました。無印良品らしいミニマルなデザインを踏襲しつつ、ブランドとしては初となるアルミ素材を採用したことで、よりプレミアムな印象を与える仕上がりとなっています。
個人的に、発表時からかなり注目していたモデルですが、気になったのはホイールロック機能が搭載されていない点。すでに無印良品のプラスチック製キャリーケースには備わっている機能だけに、今回のアルミモデルでも採用されていれば一気に魅力が増しただけに、少し残念でした。とはいえ、ホイールロックを備えたアルミ製キャリーケースは市場にほぼ存在しないため、これは他ブランドでも共通する課題かもしれません。

▲60リットルモデル
それを除けば、無印良品らしいシンプルなフォルムと、ブランドもののキャリーケースとしては手頃な価格設定が魅力的。使うほどに味が出るアルミ素材の特性も相まって、長く愛用できるスーツケースとして期待が持てそうです。
製品の概要と仕様
MUJI LABOのアルミハードキャリーケースは、旅行のスタイルに合わせて2つのサイズから選べます。
- 34Lモデル(機内持ち込み可能サイズ):79,000円
- 60Lモデル(長期旅行向け):99,000円

▲34リットルモデル(ブラック)
カラーはシルバーとブラックの2色展開。どちらも無印良品らしい落ち着いた色味で、時間が経っても飽きのこないデザインとなっています。
細部へのこだわりと機能性

▲ロックは頑丈そうな造り。かつ、少し下がった位置にあるため衝撃を受けることも少なそうです
このアルミキャリーケースは、頑丈なアルミ素材を採用し、旅行中の衝撃や傷に強い仕様となっています。無印良品は公式に「傷やへこみは旅の証」として位置づけており、使い込むほどに味が出るのが特徴。アルミ特有の経年変化を楽しみながら、長く愛用できる設計です。

また、デュアルホイールキャスターを採用することで、スムーズな走行性を確保。混雑した空港やデコボコした道でも安定した操作が可能になっています。さらに、3段階の伸縮ハンドルを搭載し、身長に合わせた調整が可能。長時間の移動でも快適に使えそうですね。
惜しいポイントと今後への期待
気になった点としては、やはりホイールロックが搭載されていないこと。無印良品のプラスチック製キャリーケースにはしっかり搭載されている機能だけに、なぜアルミモデルでは採用されなかったのか疑問が残ります。他社のアルミ製キャリーケースでもホイールロックを備えたモデルは見当たらないため、今後の改良に期待したいところです。
主なスペック
34リットルモデル
- サイズ:約縦55×横37×マチ23cm
- 素材
- 本体:アルミニウム合金
- 裏地:ポリエステル100%
- 最大積載量:34リットル
- 本体重量:4.6kg
- 価格:79,000円(税込)
60リットルモデル
- サイズ:約縦71×横45×マチ24cm
- 素材
- 本体:アルミニウム合金
- 裏地:ポリエステル100%
- 最大積載量:60リットル
- 本体重量:6.0kg
- 価格:99,000円(税込)
無印良品らしいミニマルデザインが光る
MUJI LABOのアルミハードキャリーケースは、無印良品らしいシンプルな美しさと機能性を兼ね備えた一品。

▲34リットルモデルのインナー。標準的な造りですね
ホイールロックがないのは惜しいものの、アルミ素材の頑丈さやデザインの洗練性、使い込むほどに変化する風合いなど、魅力的なポイントも多いモデルです。
特に長く使えるキャリーケースを探している人や、シンプルで飽きのこないデザインを求める人にはぴったりの選択肢になりそうですね。
コメントを残す