ブログの更新がだいぶ止まってしまっていました。もしも定期的に見に来ていただいた方がいらっしゃたらごめんなさい。
この間、いくつか紹介したい商品はあったのですが、仕事がそれなりに忙しかったのと、それ以上に「沼」にはまってしまい、そっちに時間を取られていたというのが実情です。。。
沼というのは、アクアリウム。実は子どもの頃から結構魚を飼っていて、小学生から高校の頃は金魚、、そして大学では熱帯魚を経由し、友人の影響もあって2~3年ほど海水魚に手を出していました。カクレクマノミやらイソギンチャクやら、けっこう本格的にやっていたのですが、ある冬にヒーターが故障して水槽が崩壊。それ以来ずっと水槽からは離れていました。実に20年ぶりの復帰です。
きっかけは子どもの「ペット飼いたい」
事の発端は、子どもが「ペット飼いたい」と言い出したこと。もちろん、自分としては先日亡くなってしまったワンコの次の犬にいってほしかったのですが、子どもなりに犬が亡くなったことはショックだったらしく、死んでしまってもショックが少ないハムスター、うさぎ、インコ、金魚、メダカ…といった小動物系が候補になりました。
いろいろ候補は出たのですが、世話のしやすさや生活スタイルを考えると、魚が現実的だろうなと。実際、長男も次男も大の水族館好きなのでこれならいいだろうというのもありました。そこで、近所のアクアリウムショップに子どもを連れて行ったのですが、そこで子どもが気に入ったのが「水泡眼」という金魚でした。

photo : AQUA LASSIC 水泡が特徴的な水泡眼
水泡眼、知らない方のために説明すると、目の下にぷるぷるの水泡(風船みたいなやつ)がついている金魚です。見た目のインパクトがすごくて、子どもが「これ飼いたい!」となるのは分かります。ただ、自分としてはちょっと待ってほしかった。金魚って実はけっこう大変で、うまく育てると10年以上生きるので覚悟も必要ですし、病気にもなりやすい(もともと腸が弱いうえに、水泡眼などの体がふっくらした系統はさらに弱め)。さらに水草をかじる習性やうんちが多いといった特徴があるため、水槽の中が砂利主体の殺風景になりがちなのです。
実は自分の中では、密かに水草水槽への憧れがあった。緑がわさわさ茂っている水景の中を魚が泳ぐ、あの雰囲気。過去の熱帯魚をやっていた時期でも水草水槽はありましたが、CO2添加は器具が高価でしたし、水草も高くて本格的には手が出せませんでした。ですが、今なら社会人(というかもういいおっさんですが)なので水草だって買える!
そんなわけで、子どもには「金魚もいいけど、熱帯魚もかわいいよね?ね?」とやんわり誘導してしまいました。ショップで色々な熱帯魚を見るうちに、子どもが反応したのがモーリーとコリドラス。モーリーは体の色がきれいなのが良かったらしく、コリドラスは底をもふもふ歩く姿と「ひげが可愛い!」というのが決め手でした。

photo : charm 子どもが気に入った「ゴールデンブラックモーリー」
どうせなら45cm水槽がいいんじゃないか
魚が決まったので、次は水槽選び。最初はAmazonで見つけた8,900円くらいの小型水槽(テトラのリビングキューブ20あたり)を考えていたのですが、やっぱりせっかく熱帯魚を飼うなら水質の安定する(小さい水槽は水量が少ないぶん水質が不安定になりがち)45cmクラスの水槽にしようかな。なんて考え始めてしまいました。
今思えば、これが沼の始まりでした。いつものパターンですが、人の癖ってなかなか治らないものだと改めて実感(笑)
キューブ水槽の衝撃を思い出してしまった
そんなこんなで水槽を調べているうちに、ふと昔の記憶がよみがえってきたのです。
大学時代に海水魚ショップで見かけた、フルガラスでできた正方形の水槽(当時はまだオールガラスは無かった?一般的には枠付きで、あっても前面側ガラスが曲面で左右面に繋がったものぐらいしか知らなかった)。
あれがとにかく美しかったのです。今思えば60×60×45(cm)とか、もしかしたら90×90×60(cm)くらいの大きな水槽だったのかもしれない。でも、あの海の中を切り取って水槽台の上に持ってきたような水槽が衝撃的だった記憶がずっと残っていました。

photo : TOKYO AQUA GARDEN キューブ水槽のイメージ
「キューブ水槽、45cmならあるのかな」と検索してみたところ、ふつうに売っているんですね。しかも、オークションを覗いてみたら、ADAの45cmキューブ水槽が出品されているのを見つけてしまったのです。ADA(アクアデザインアマノ)は、ネイチャーアクアリウムの世界では憧れのブランド。大学時代の頃でもADAの名前は知っていて、「いつかADAの水槽で水景を作ってみたいな」と漠然と思っていたのですが、当時は手が出ませんでした(今もADAは高いので、一式そろえるとなるとかなり覚悟が要りますね)。
出品されていた45cmキューブは少し汚れありとのことで、終了間際に「まあダメもとで」と5,250円で入札したら、そのまま落札してしまった。。。いや、嬉しいんですよ。嬉しいんですが、この瞬間に計画の規模が一気に変わったのも事実です。奥行き30cmの規格水槽ではなく、45×45×45cmのキューブ。水量は約90L。もはや「子どもの魚を飼う水槽」ではなく、「水景を作る水槽」になってしまいました。
しかも、水量約90Lということは水だけで90kg。水槽が10kgオーバーらしく、その他砂利や岩、流木などを含めると合計で120kgぐらいになってしまいます。当然、一般的な台には置けないので、専用の水槽台や、奥行きも考えたメタルラックなどで組むしかありません(ちなみに、一般的な45cm水槽であれば水量は33L弱。その他含めても45kg程度で済みそうなので、3倍近い重さになってしまいました)。
こんなのをリビングに置いたら妻に何て言われるか。自分としては、5,250円は記念入札みたいなもので、きっともっと高値で入札する人が出ると思っていたんですよね。当然、オークションなので注文キャンセルはできず(悪い評価が付くのをいとわなければできるのでしょうが)。後日、妻には「この辺りにこのぐらいの水槽を置いていいよね?」という、多分水槽台+45キューブが置かれるなんて想像できないような伝え方で、とりあえずの許可をもらいました(汗
照明の進化に驚く
45cmキューブを手に入れたことで、次に調べ始めたのが照明です。ここでまた衝撃を受けたのですが、自分が水槽をやっていた20年前は、照明といえば基本的に蛍光灯でした。本格的にやっている人がメタルハライドランプ(通称メタハラ。車でも一時期多かったHIDランプと言った方が分かりやすいですかね)を導入しているくらいで、メタハラは電気代も高いし熱もすごいし、かなり覚悟のいる機材だった記憶があります。

photo : Aquarium Breed Manual 昔憧れていたメタハラを使った水槽。やっぱり発色がきれい。そして、実物は本当に太陽のような水のきらめきが! リンク先では、デメリットが「本体の値段も高く、HIDランプ(替え球)も高い為、ランニングコストと導入の費用が高いです。」とのこと。なかなか手が出せないですね
ところが今はLED全盛。電気代を抑えながら、しかも水草の育成に必要な波長をしっかりカバーしたLEDライトが各社から出ていて、これがまたどれもかなり映える。もし一般的な45cm水槽のままだったら、1万円前後のもの(ChihirosのWRGB2 SLIM 45とか)で十分だったのですが、キューブになったことで話が変わってきました。水深が45cmあるぶん光が底まで届きにくいし、奥行きも45cmあるから光量がいる。さらに、せっかくキューブにしたなら前景にパールグラスの草原を作りたいという欲も出てきてしまい、そうなるとそれなりの照明が必要になる。
つまり、キューブ水槽を手に入れた時点で、水草の選択肢が広がり、照明のグレードが上がり、当然CO₂の添加も検討し始め…という沼への道がきれいに出来上がってしまったわけです。
8,900円のはずが
ここで一回、冷静に振り返ってみます。最初は8,900円の小型水槽を買うつもりだった。それが45cmキューブになり、照明もフィルターもCO₂も水草用のソイルも必要になり、水槽台だって耐荷重を考えたらちゃんとしたものが必要で…と積み上げていった結果、流木や生体を除いても8万円を超える見積もりになっていました。最初の予算の約10倍です。
ただ、後から考えると、テトラの20L水槽ではモーリー数匹+コリドラスはかなり厳しかったし、水草水槽をやりたいという自分の本音に正直になった結果がこれなので、まあ結果オーライなのかなと。。。沼というのはそういうものだと、20年ぶりに思い知らされています。
※モーリーは1匹あたり4Lほどの水が必要。なので20L水槽であれば5匹ではあるのですが、テトラの20L水槽は縦長水槽なので、実際には2~3匹が限度でしょう。しかも、モーリーは繁殖しやすいので、結局水槽買い直しになるパターンになりがちらしい。やっぱり子供の第一希望だった金魚が正解だったかも。
次回は、AIを使ってレイアウトを妄想した話と、機材選びの迷走について書きます。





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