【泣】RAIDのHDDが壊れました

写真も趣味としているぷくお

長年溜め込んだ写真は数百Gバイトにもなるため、その他のバックアップデータとともにRAID1運用している外付けハードディスクに保存していました。

RAID1とは、同じデータを2本のハードディスクに書き込みすることで耐障害性を高めた構成です。ハードディスク1本に障害が発生してもシステムは停止せずにデータも失われません。
ただし、同じデータを二重で保管しているためハードディスク2本で1本分の容量しか使用できません。

ところが、結婚してパソコンをいじる時間も少なくなり、写真データを見るときだけ外付けHDDの電源を入れるという使い方となり、HDDの状態をチェックすることもなくなってしまいました。

さらに、使用しているパソコンもSSDに変わったことから、昔とは違ってドライブの状態をチェックするという意識が欠けていたのです。

そんな中、確かにここ1〜2ヶ月は写真の読み込みがすごい遅いときがありましたが、まあRAID 1だしいいだろうと放ってしまいました。

その結果、

安全だと信じていたRAID に搭載されていた2つのHDDが両方とも壊れてしまいました(涙)

ぷくおが使用していたRAIDは、残念ながら低価格のものだったので、HDDの状態を示すS.M.A.R.Tという自己診断機能をモニタして異常があればパソコン上で通知が来るような機能はなく、単にケースのLEDで正常か異常か判断するだけのものでした。

読み込みが遅いながらも使えていたものの、さすがに怖くなってきたので、別のHDDに重要なデータから避難を開始したものの、うまくいくものもあれば途中でエラーになるものもあり、ほとんど引っ越せないままHDDを認識できなくなってしまいました。

Macなので、ディスクユーティリティという純正ソフトでHDDの修復を試みますが、HDDがパソコンにつながっていることは認識しているものの、修復すらエラーが出て先に進みません。

もう諦めようかとも思いましたが、過去からの蓄積をそのまま捨ててしまうののも悲しい… というわけで、データ救出ソフトに頼ることにします。

読み込みエラー発生! データ復旧ソフトで復旧を試みます

UNIXというOSにはDdrescueというデータ復旧機能があり、UNIXの流れを持つmacOSもそのコマンドは使用できます。

ですが、今は何せ忙しいし、遥か昔に行なった作業手順を思い出すのも面倒なので、市販ソフトに頼ることにしました。

今回頼ったのはProsoft Engineeringという会社のData Rescue 5というソフト。

米国FBIで公式採用されているデータ復旧ソフトで、日本ではバージョン4が販売されています。

まず、無料トライアル版で認識すらしないHDDを認識することができるかチェックしたところ、あっさり認識!

つづいてHDDの中身をスキャンすると、簡単なスキャンでは認識できず…

通常のスキャンでは認識できないデータを検出するという「ディープスキャン」を実行すると、全てのデータが検出できているようです!

丸1日かかりましたが、見えなくなっていたデータが元のツリー構造のまま可視化されました!

復旧に向けた準備

ファイル名は見えても実体が救出できるかは不明だったものの、藁にもすがる気持ちでソフトを購入することに。

せっかく買うのだからAmazon.jpなどで売られている旧バージョンではなく最新版を買いたいので、公式オンラインストアで購入します。

適当にネットで探したクーポンコードで15%オフとなり、税込10,857円で購入することができました。

また、救出したデータを保存するために新たにHDDとHDDケースも必要に。

まず、HDDについてはNASというネットワークで共有できる機器に組み込むことを考え、定評のあるWestern DigitalのRedシリーズの4TBを購入。

HDDを入れるケースはとりあえずデータを転送できれば良かったので、玄人志向さんの安いケースを購入。

以上のものが全て揃った後に、いよいよデータ救出を行います。

ディープスキャンの結果を表示したままにしていたDemo版に、購入して送られてきたシリアルコードを入力。リカバリーしたデータを新たなHDDに保存するように設定し、いよいよレスキュー開始。

かなり長い時間がかかりましたが、無事に全データを救出することができました!

新たなバックアップ体制に向けて

今回ミスにより多大な出費を強いられたため、今後のバックアップ体制について考えてみました。

まず、HDDは消耗品なのでRAIDもあてに出来ない。特にRAIDで2台(またはそれ以上の)HDDを購入するのであれば、信頼の置けるクラウドサービスを使うのが良いんじゃないかと思えました。

とはいえ写真データだけでも数百Gバイトあるので、クラウドサービスの費用もかなりかかってしまいそう…
ということで、とりあえずAmazon プライムで利用できるフォトアルバムに写真データを全て保存しつつ、手元のNASにも動画も含めて保存する形で運用。

写真は主にiPhoneとミラーレス一眼のα7iii、そしてコンパクトデジタルカメラのRX100m3の3台で撮影していますので、それらをどうまとめて保存するか、今後しっかりと検討したいと思います。

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