報告していなかったのですが、ぷくおの家には昨年末から胡蝶蘭が鎮座しています。胡蝶蘭というとお祝いの花というイメージばかりで詳しい育て方なんて知りませんでしたが、とにかく熱帯の植物なので寒さと直射日光はNG。また生命力は強く、葉から空気中の水分を吸収できるため根への水やりは忘れた頃にやるぐらい(1週間〜10日ぐらい)でいいんだとか。
我が家にやってきてからは、レースカーテン越しの明るい場所に置き、かつ夜も暖かい部屋で過ごしていたこともあって春先から花が咲き、長いこと咲いていました(ただ、子供がむしり取らないよう厚手のカーテンに隠していたので、あまり部屋の中で胡蝶蘭の花を鑑賞するといった雰囲気にはなりませんでしたが笑)。
そんな花も徐々に枯れてきたので、単純に株から伸びている花の茎をカットして終わりにしようと思っていたら怪しい動画を見つけてしまいました。それがこちら。アメリカ(?)の@GreenOrchid68さんによる動画で、捨てようとしていた花茎から胡蝶蘭を増やすことができると紹介されています。
日本で紹介されている胡蝶蘭の増やし方は、たま〜にできるという子株を分けて増やすという、かなり運任せな方法のみ。それに比べてこの花茎からのやり方は、成功するか分からないものの、今すぐに実行できるやり方なので真似してみることにしました!
用意したもの
用意したものはこちら。
- 花が咲きおわった胡蝶蘭の花茎
- 2Lのペットボトル
- カッターナイフ
- 吸水スポンジ(オアシス)(ダイソーで購入)
- ウッドチップ(ダイソーで購入)
- 生姜
- ろうそく
いよいよ作業開始
さて、こちらが花がほぼ咲き終えた我が家の胡蝶蘭。普段なら根元に近い部分でカットして捨てるだけなのでしょうが、この茎から本当に増やすことができるのでしょうか???
茎を切る前に諸々準備を始めていきます。まずは生育場所となるペットボトルハウスの作成から。
2Lの水のペットボトルを途中の少し細くなっているところでカットし、さらにフタ側の上部は広くなっているところでさらにカットします。
こうすることで、下の部分に被せるようにセットすることができるので、いつの間にか上側が落っこちていたということを防止したいと思います。
続いてはカッターで上部の元からあるペットボトルの窪み部分をカットし、通気性を確保。鉢底はドリルで穴をあけ、水が溜まってカビることがないようにします。
続いては吸水スポンジを取り出し、ペットボトルの鉢底におけるサイズにカット。さらにドライバーで花茎を差し込むための穴を開けておきます。
続いては生姜水の作成。理屈は分かりませんが、きっと水を消毒するんだろうと勝手に思っています。動画では生姜ひとかけをスライスしたものに水300mlを入れ、15分後に茶漉しで生姜を取り除くとあります。
これで生姜水も完成!いよいよ胡蝶蘭増殖計画を実行に移す時が来ました!
胡蝶蘭増殖計画発動
胡蝶蘭は生命力があるものの、色々と見ていると案外感染症なんかには弱そうだったので、念の為ハサミをライターで炙って殺菌してから、花茎を株に近い方でカット。
カットした花茎のうち、将来的に芽が出そうな節を選び、節の前後に茎が残るようにカットしていきます。今回は4節分が採取できました。
続いて、節のところに袴のようにくっついている皮を剥がします。どうやらこの袴の下の突起から(うまくいけば)芽が出てくる模様。
続いてはカットした茎の両端が腐らないよう、ロウソクに火をつけて溶けた蝋をコーティング代わりに塗りつけます。
4本の茎の両端全てに蝋を塗ったら、先ほど作った生姜水へin! おまじないなのか殺菌なのかよく分かりませんが、動画の指示通り30分間浸けます。
その間に、茎を育てるペットボトル内の環境を作っていきます。ダイソーで買ってきたウッドチップをペットボトルの底に敷き詰めておきます。今思えば、このウッドチップは特に消毒とかしていないので何かしらの菌がついている可能性が高いですよね。というと、花茎を生姜水に浸ける理由は本当になんなんでしょうね???
30分経過後、茎を取り出して水気を拭き取り、吸水スポンジに節が生えていた通り上を向くようにしてセットし、ペットボトルの中に入れ、スポンジ周りもウッドチップを充填します。
最後に霧吹きで潤いを与えて完成! 動画を見る限り1ヶ月ぐらい何も変化がないことが予想されますが、適宜水分を与えて熱帯雨林っぽい環境を作っておこうと思います。
元々の株は立派な胡蝶蘭だったので、うまく育てばこの子達も立派な大人に成長するはず。脱サラする日もそう遠くはなさそうです(笑)
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