除草剤で枯れた芝生を張り替えてみた

カタバミやムラサキカタバミといった厄介な雑草。ぷくおの庭は昨年に除草剤も駆使してなんとか雑草を排除できましたが、実家の庭は我が家以上に雑草に蹂躙され、我が家で使っている除草剤を撒いたのですが、高齢になってきた父が誤って短期間に除草剤を2回投入。

その結果、雑草どころか芝生も全て茶色に枯れてしまい、わずかに生き残った芝生がまた全面を覆い尽くすまでには年単位が必要と思えるほど。

Yahooの知恵袋を見ても、春先の成長期と違い、この時期の除草剤から復活することはまず無いのだそう。なので仕方なく芝生を植え替えることに。

植え替える芝生について

せっかく芝生を剥がすので、やってみたかったのはホームグリーン(ゴルフのグリーン)。

ゴルフをされている方ならご存知の通り、ゴルフ場のグリーンは日本で一般的に植えられている高麗芝ではなくベント芝という違う種類の芝生です。また、日本の気候でも過酷なグリーンに耐えられるよう、時期によって高麗芝のグリーンも使用されたりしますが、その高麗グリーンでも使われている芝は「姫高麗芝」といって高麗芝よりも葉が細かい種類なのだそう。

このベント芝というのは寒い地域に生息する芝なので、基本的に温暖な場所では夏に暑すぎて枯れてしまうのですが、そんな温暖地でも生育できるような種類が色々と開発されています。

その中で、一番良さそうだったのが「CY-2(旧商品名:畦畔グリーン)」と呼ばれる、雪印の関連会社である「雪印種苗株式会社」と千葉県の共同開発で生まれた品種。

写真:雪印種苗 CY-2

高温多湿な環境でもマッチするというこのCY-2ですが、高麗芝と違ってベント芝なので、もし植え替えるなら根が張る深さ15cmぐらいまで一旦耕した上で砂や腐葉土等を混ぜ込み、さらにホームセンターで売られている芝生用の土を3~5cm上に敷くといった作業が必要なのだそう。

庭の大きさはおおよそ16㎡なので、土壌改良と芝生の種を考えるとおおよそ5万円コース。

さらに、芝生が生えた後は夏場は5~6mmの刈高になるよう週に3〜4回程度芝刈りをしないと、熱がこもって枯れてしまうんだとか。。。

すでに仕事をリタイヤした父なので、こまめな芝刈りを期待したものの、よくよく考えれば元の芝生を雑草だらけにしてしまったので、きっとCY-2なんて植えても枯らしてしまう可能性大。ということで、CY-2は自分の老後。または刈高5mmを実現できるロボット芝刈り機を見つけたら。にとっておくことにして、一般的な高麗芝で芝を張り替えることに。

芝の張り替え

初日

まず一番最初に行うのは今生えている枯れた芝生を引き剥がすことから。

鎌やショベルで芝に切れ込みを入れて持ち上げると、まるで厚手の絨毯を剥がすように面白いように芝生が剥がれていきます。

ベリベリと頑張って芝生を剥がし、さらに芝生を可燃ごみとして出せるように芝についた土をふるい落としていきます。

芝生を剥がした後は、深さ5cm程度まで耕し、残っていた根やある程度大きい石を取り除きます。

ここまでで1日目が終了。

二日目

続いて実際に芝生を植える日がやってきました。

この日に向け、川砂、芝生の目土、苦土石灰、芝を買い込んでもらってきました。

まずはトンボで庭をある程度凸凹をなくしてから苦土石灰を散布。

そして、その苦土石灰が土に混ぜ込むようにしながら再度軽く庭を耕して、再度トンボがけをして、スポットでの凸凹がなくなるようにしました。

とはいえ、耕した庭土なので次は水を散布して、土中の空気を追い出してから再度トンボをかけ、さらに庭にマス目を描いてそれぞれのマスに川砂を1袋ずつ投入。

その上でさらにトンボがけ→足で踏み固め→再度トンボがけ→手で微妙な凸凹の除去まで行いました。

ここまでフラットにできたのならやっぱりベントグリーン作りたかったな。と思いつつ、マット状にカットされた高麗芝を置いていきます。

全体的な調整が済んだら、今度は芝と芝の間の隙間を埋めるように目土を入れ、さらにほうきで全体的に目土を均すようにして完成。

残念だったのは、買ってきた芝マットそれぞれで案外高さが異なること。なので芝を張り込む前のトンボがけはそれほど重要ではなかったところ。かえすがえす、あれほどフラットに作り込めるのであればベント芝。または人工芝のグリーンを中央に設置して、周りを高麗芝で囲む。といったやり方でも良かったと思いました。

▲ちょっと変な刈り込みですが、ChatGPTによる人工芝のグリーンCG

今後の活着

さて、張り込んだ芝生ですが、これはまだ単に芝マットが砂地の上に置かれているだけの状態。なので当面は次のようにこまめに水やりをして枯らさないように気をつけつつ、砂地やその下の土に根が回るように育てていくことになります。

水やり

期間

頻度

方法・注意点

1〜3日目

朝&夕の2回

たっぷり散水(地面まで染みる量)※日中乾いてたら昼に追加OK

4〜7日目

朝1回(晴天時は夕も)

表面の乾燥具合を見ながら調整→指でめくって湿っていればOK

8〜14日目

1日1回 or 2日に1回

葉が立ってきたら徐々に頻度を減らす

15日目〜

雨が無ければ週2回

この頃から根付き完了/必要に応じて刈り込み開始

堆肥

張って1ヶ月後にスターター肥料、その後は年3回(春・夏・秋)

芝刈り

活着後(2〜3週間)、草丈が5cm超えたら開始(3cm程度に)

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