富山に行くたびに訪れているのが、富山駅北口を出て徒歩で5分ほどの場所にある「リカーポケットみずはた」さん。
こちらは富山県内の多彩なお酒を中心に取り揃えているお店で、店員さんもみんな取り扱っているお酒に詳しくて、こういったお酒を探している。と相談すると色々と提案してくれる頼もしいお店。
先日訪れた際に、ネットだとプレミア価格で取引されている、富山県高岡市の清都酒造場さんが造る「勝駒」の本仕込が1人1本限定で売られていたので買ってきたのでした。
せっかく買った勝駒ということで、日本酒好きの弟が地元に帰ってきた週末に一緒に飲んでみることに。
勝駒 本仕込
清都酒造場は明治39年(1906年)の創業以来、小さな蔵として規模を大きくすることなく品質にこだわり続けている歴史ある酒造なのだそう。
現在は5人の造り手でコツコツと少量。だけども量産では出せないうまさを醸り続けているのだとか。
この少量生産による希少性とおいしさが合わさった結果、激レアという日本酒になってしまっているとのこと。
勝駒には「一般銘柄」と「特別な酒」、「季節の酒」と豊富なラインナップがあります。
今回購入したのは「一般銘柄」の本仕込。
個人的には磨いて米の中心部分のみを使用する日本酒より、精米歩合がほどほどのものの方がお米の豊な味わいが感じられて好みなので、この55%というのはちょうど良さそうに思えていました。
飲み方としては冷でも燗でも良いらしいのですが、今回は冷で飲んでみることにします。
器に注いでみると、器がグレーなので正確に判別はできないものの無色透明な印象を受けます。
早速一口飲んでみると、これぞ日本酒!という感じで、非常にバランスよくまとまっているお酒という感想になりました。
辛口・甘口でいうと少し辛口。濃醇・淡麗でいうと濃醇気味。そんなバランスの良い日本酒が、口に含むとふわっと旨みが広がって、滑らかに喉に吸い込まれていく感じ。
勝駒と一緒に食べたのはおでんとマグロの漬け丼でしたが、そのどちらともそつなく合っている感じで、気づけばあっという間に飲み干してしまいました。
さて、この勝駒 本仕込は、定価だと720mlで1,430円となっています。この値段を考えると非常に美味しいのですが、残念ながらインターネット上のお店だと6,000円程度で売られている模様。
6,000円だと言われるとちょっと高いな。というのが正直なところ。蔵元での直接販売はないため、定価で購入できる機会は限られますが、また買える機会があればぜひ買いたい!と思える、実直で日本酒らしいお酒でした。
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