かなり日が開いてしまいましたが、パソコンのキーボード入力でローマ字かな入力の遅さに我慢できず、いろいろと検討した結果「薙刀式」という入力方法を導入したのでした。
練習した結果、ある程度ブラインドタッチで入力できるようになったものの、自分が良く書く単語が薙刀式だと運指が悪く入力しにくいといった欠点が出てしまった他、「U」キーに「BS」が割り当てられているのが微妙に使いづらく、間違えて消してしまうのもストレスに感じてしまい、ちょっと使いにくいという結論に。
スムーズな指の運びが出来なかったことが気になり、ある程度覚えた薙刀式をやめ、今度は最速の入力方法ともいわれる新下駄式と呼ばれる入力方法を練習することに。
新下駄式
ちなみに下の図が新下駄式の配列表ですが、単純な「あ・い・う・え・お」だけでなく、「が・ぎ・ぐ・げ・ご」といった濁音や「ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ・ぴゃ・ぴゅ・ぴぇ・ぴょ」といった半濁音、「きゃ・きゅ・きょ」といった拗音、「てぃ・ふぁ」といった外来音がそれぞれキーに割り当てられていて、1動作で入力できるのが特徴で、覚えられればかなりのスピードで入力が可能なものの、そもそも覚えるのが大変といった入力方式となります。
【主要部】
〔単打〕
ーには、ち ぐばこがひげ
のとかんっ くういしなBS
すまきるつ てたで。ぶ
〔中指シフト〕
ファごふフィフェ ウィぱよみウェウォ
ほじれもゆ へあ■■え
づぞぼむフォ せねべぷヴ
〔薬指シフト〕
ぢめけティティ シェぺどやシェ□
をさおりず びら■■そ
ぜざぎろぬ わだぴぽチェ
※[TL]は「ディ」
※[SP]は「ジェ」
【拗音】
〔[I]と同時押し〕
ひゅしゅしょきゅちゅ
ひょ■■■■きょちょ
ひゃ□□しゃきゃちゃ
〔[O]と同時押し〕
りゅじゅじょぎゅにゅ
りょ■■■■ぎょにょ
りゃ□□じゃぎゃにゃ
【同手同時押し】
[RF]・[RG]・ [HU]/
[FG]「」 [HJ]()
[FV]![FB]! [NJ]?
※[FG]と[HJ]は、「かっこを入力して、確定して、カーソルをかっこの間に移動させる」までを行います。
【最上段の中指・薬指シフト】
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [0] [-]
[K] ぁ ぃ ぅ ぇ ぉ □□[D] , 「 」 ; @
[L] ゃ みゃみゅみょ ゎ □□[S] . ( ) : *
[I] ゅ びゃびゅびょ□□□□
[O] ょ ぴゃぴゅぴょ□□□□
配列表を見るだけ覚えるなんてことは当然できず、「新下駄配列のスパルタンなタイピング運指練習」というオンライン上のタイピング練習サイトで徐々に覚えるしかありませんでした。
薙刀式と異なりとにかく覚える量が膨大で、あまり使わない拗音などはなんとなくでしか覚えていませんが、なんとか日常で使えるようになってきました。
ある程度使えるようになってくると確かに覚えている文字であれば早く入力できるようになってきたものの、気になるのが左右の指を同時に押す言葉が結構多いこと。文書を入力するときに押すキーの総数は果たしてどうなの?と思いましたが、そもそもローマ字入力ではア行以外2キーが必要なのに対し、新下駄であれば28字が単打で済む分少ないですし、2キー同時打鍵が必要な場合でも、ローマ字入力と違い同時押しとなるので入力自体は高速に行うことが可能だと言えます。
逆に、もっと入力に慣れたころに懸念されるのが同時打鍵の判定。今でも「かい」と入力するときに、素早く入力するとD・K同時打鍵で出る「れ」と入力されてしまうことがあります。この辺りは使っているエミュレーターソフトの設定を追い込んでいくしかないのでしょうが、将来的にはエミュレーターではなくキーボードのファームウェアを書き換えて使ってみたいと考えているので問題になるかもしれません。
とにかく、とりあえず形になってきた新下駄式での入力を、日頃から使ってもっと早く、効率的に入力できるようにしたいところです。
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