13.3インチ液晶のノートパソコンで脅威の634gを達成していた富士通クライアントコンピューティングから、新たにディスプレイサイズを14インチに拡大しながらも、なお約689gに抑えたLIFEBOOK UH-X/H1が発売されることになりました(ちなみに12.9インチのiPad ProのWi-Fi + セルラーモデルが684g)。
ディスプレイは1920×1200の解像度で、アスペクト比は16:10。
ディスプレイは大きくなりましたが、画面占有率93%の超額縁設計でフットプリントの増加は最小限。13.3インチモデルが307×197×15.5mm(幅×奥行×高さ)だったのに対し、新モデルは308.8×209×15.8~17.3mmとほとんど変化なし。
それでいて、CPUはIntelの第13世代の「Core i7-1355U」(10コア、15W)、メモリはLPDDR5-6300の16GB、ストレージは512GBとパワーも十分。
さらに無線はWi-Fi 6Eに対応し、インターフェースはUSB3.2のType-Cを2つ、USB3.2のType-Aを2つ、HDMI出力端子、有線LAN端子(RJ-45)、マイク・ラインイン・ヘッドホン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子、microSDメモリーカードスロットを備えています。
ただしバッテリーは25Whとなっているため、JEITA2.0基準でバッテリ駆動時間は約11時間と、おそらく実働では4時間程度ではないかと思われますが、さまざまなところで充電ができる現代ではあまり問題にはならなそう。
個人的にはそれよりもUSB Type-CがThunderboltに非対応であること、キーボードバックライトがないこと、やはり第13世代とはいえCPUが省電力タイプの「U」となっていることが少し気がかり(この辺りは軽量モデルのWU2/H1モデルを選べばバッテリーが25Whと64Wh(約868g〜)が選べるほか、5GモデルならCore™ i7-1360PやCore™ i5-1340Pが選べます)。
相変わらずディスプレイ品質には全く言及されていないUHシリーズですが、iPad Proとほぼ同じ重さでキーボードやその他インターフェイスが備わったUH-Xはとっても気になる存在。
個人的にはAppleのノートPCの方が使い勝手がいいのですが、これだけの重量差(MacBook Pro14インチは1.6kg)があると、ディスプレイサイズが同じ14インチになった今としてはUHシリーズを選びたくなってきますね(もちろん処理性能やバッテリー駆動時間、ディスプレイ品質・解像度ともMacBook Proの方が上ですが、それぞれ用途が違うものですし)。
なお、新UHシリーズは2023年1月27日から順次発売を開始していて、最軽量モデルのUH-X/H1は3月9日発売予定となっています。
カタログモデルの主なスペック
UH-X/H1 | UH90/H1 | |
CPU | Core™ i7-1355U | Core™ i7-1360P |
メモリ | 16GB | |
SSD | 約512GB(PCIe Gen4) | |
ディスプレイ | 14.0型ワイド(1920×1200ドット/1677万色) | |
インターフェース(USB) | USB 3.2(Gen2)Type-C×2 (左側面(USB Power Delivery対応、DisplayPort Alt Mode対応))、 USB 3.2(Gen1)Type-A×2 (左側面×1(電源オフUSB充電機能付)、右側面×1) | Thunderbolt™ 4 USB 4(Gen3)Type-C×2 (左側面(USB Power Delivery対応、DisplayPort Alt Mode対応))、 USB 3.2(Gen1)Type-A×2 (左側面×1(電源オフUSB充電機能付)、右側面×1) |
インターフェース(その他) | microSDメモリーカード、HDMI出力端子、LAN(RJ-45)、マイク・ラインイン・ヘッドホン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子(φ3.5mmステレオ・ミニジャック) | |
バッテリパック | リチウムイオン25Wh | リチウムイオン64Wh |
バッテリ駆動時間 | 約11.0時間 | 約29.5時間 |
外形寸法(幅×奥行×高さ) | 308.8×209×15.8~17.3mm | |
本体質量(バッテリパック含む) | 約689g | 約848g〜858g ※本体色によって異なる |
価格(公式オンラインショップ価格) | 263,780円(税込) | 263,780円(税込) |
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