小さい頃は祖父の家の近郊で見られたホタル。ですが綺麗な水と暗くて静かな環境が必要なホタルは次第に見ることができなくなり、いまではなかなか見ることができなくなってしまいました。
千葉県ではいくつかの場所でホタルの飼育→ホタル鑑賞ができる場所がありますが、そのうちの1つである「市川市動植物園」にいってきました。
市川市動植物園は、市川市大野という地域にあって、千葉県北西部〜東京東部の若者なら「大慶園」という大人向けアミューズメントパークの近く。といったらわかる方も多いかもしれません。

▲アメリカンな空間でゲームやカート、バッティングセンターやカラオケなどが楽しめる大慶園
その市川市動植物園において、2025年は7月12日(土)から7月27日(日)の期間でホタル鑑賞会が行われていたので、最終盤の7月25日(金)夜に訪問してきました。
市川市動植物園ホタル鑑賞会事前知識
ホタル鑑賞会はなんと入園料無料!ですが、駐車料金300円がかかります。駐車場の入場は19時45分まで。閉鎖は21時となります。
また、ホタル鑑賞会エリアは、北総線の大町駅側からも入れるのですが、こちらは20時まで入園可能ですが、閉門は20時30分ということで、タイムスケジュールはしっかり把握しておきたいところ。
注意点は次のとおり。
- 一部区域にてトラブル防止のため、歩行方向を指定しております。ご注意ください。
- 身に着ける「光る物(靴や腕輪等)」は本人や周りの人が光を見てしまいホタルが見えづらくなりますのでご遠慮ください。
- 懐中電灯でホタルを照らさないでください。ホタルが光らなくなります。
- 懐中電灯を人に向けるのは迷惑な行為となりますのでおやめください。
- 三脚の使用は通行の妨げになりますのでおやめください。
- 自然観察園内での動植物の採集は一切禁止です。
- 遊歩道は狭いので十分気をつけてください。
- 飲酒または飲酒しての歩行は危険を伴うためご遠慮ください
- 突然の夕立に備えてお天気がよくても傘をお持ちになることをお勧めいたします。
当日も未就学児でピカピカと歩くたびに光る靴を履いている子がいたのですが、眩しくて、ちょっと距離をとってしまいました。最近縁がなかったのですが、やはり自然の暗闇は想像以上に暗く、目が敏感になりますね。
また、カメラ好きとしては三脚を使って長時間露光で幻想的な写真を撮ってみたいところですが、三脚も禁止なので気をつけたいところ。
そして、こちらがホタル鑑賞会区域の図なのですが、これだとイラスト左下の駐車場からホタルエリアまですぐなんだろうななんて思っていたのですが大間違いでした。

こちらが動植物園およびホタル会場のある大町公園の範囲となるgoogleマップのスクショですが、右下にある100mスケールを見ていただくと、その広さが分かっていただけるかと思います。

googleマップの計測ツールで、ざっと動植物園入場門あたりから計測したところ、イラストではすぐに思える「バラ園」まで400m。そして、歩行方向指定区域の色付けされているエリアの左下にある東屋までおおよそ600m弱と、想像以上の広さに驚いたのでした。
当然、道は未舗装の土の地面となりますし、多くの人が訪れているため、サンダルより汚れてもいいスニーカーの方が良さそう。
市川市動植物園へ

ホタルは、風が弱く湿度が高い蒸し暑い夜に多く飛ぶそうですが、日没後1時間ごろから活動が活発になるという話。
市川市の7月下旬の日没は18:50過ぎ。そして航海薄明終わりが19:50過ぎということなので、20時過ぎにしっかりと鑑賞できるよう、19時半ごろの駐車場到着を目指していました。
金曜夜、19時30分ごろに駐車場に予定通りたどり着いたのですが、駐車場はこれまで昼の動物園訪問時ではみたことがないほどの賑わいで、駐車場横の果樹園?のようなエリアへ通されたほど。
金曜とはいえ、平日でこれだけの盛況っぷりですので、週末は素直に大町駅から歩いたほうが良さそうです(距離も駅から600m程度でホタル鑑賞エリアなので、駐車場から向かうのとそれほど大差なさそうですし)。
動植物園正門横を進むと、ところどころに照明があるものの「夜の森」にきた感じがどんどんと増してきます。
そして、トイレエリアを過ぎると照明もなくなり、しばらくすると「この先懐中電灯禁止」の案内も出て、ついに漆黒の闇(まだ空はほんのり明るいですが)へ。
土地勘のないぷくおは、トイレを過ぎたあたりで少し丘の上に向かうような分岐があり、これが一方通行の進行方向?と迷ってしまいましたが、そんなことはなくひたすら平らな道を歩いて行く形で正解でした。
そして、次第に道脇の草むらの中にぽつりぽつりと薄黄緑のホタルの光が見え始め、ついに空に舞うホタルも目撃!!

▲ちょっと分かりづらいですが、画面右上と中央下にホタルの光が
そうしてついに「歩行方向指定区域」にたどり着いたのですが、そこはまさかの湿地の上を行く木道になっていて、幼児連れのぷくおとしては子供が湿地におっこちないか気が気じゃありません。
なのに、その区域に入ってからはいっきにホタルの量が減ってしまい、時間も遅くなってきたので区域入ってすぐの帰路に向かうショートカットを使って戻ってきてしまいました。

▲今回見たエリア内では、バラ園〜東家の間の草むらが一番ホタルが多かったです
帰宅後、駐車場近くの受付でもらったエリアマップによると、その先に「ホタル」と書かれたエリアがあるじゃないですが!!
その「ホタル」エリアにどれだけのホタルがいるのかについては、来年の宿題としたいと思います。
本当に、空を舞うホタルを見たのは何十年ぶりだろう。このような機会を、まさかの無料で公開していただき感謝です。来年また訪問した時に、子供たちが覚えていますように。。。
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