先日雑穀フィルターを再購入して吹きこぼれとは無縁になったはずの象印の炊飯器。ところが、その後も何度か吹きこぼれが発生し、炊飯器の買い替えを検討することに。そこで気になったのが電気圧力鍋。
炊飯機能は専門の炊飯器には負けるようですが、圧力機能で時短料理ができる他、今はやりの自動調理や低温調理などができるモデルもあるのが、置く場所が限られるぷくおキッチンにとっては魅力的。
ビックカメラでおすすめされていた9モデルをもとに、炊飯機能を第一優先、第二優先に洗いやすさ(炊飯で使おうと思うと自ずと洗う頻度も増えますし)、第三優先としてデザインや機能。そして隠れた優先事項として価格をもとに比較してみました。
同じように炊飯器の代わりとして電気圧力鍋に注目している人の参考になれば嬉しいです。
シロカ SP-4D151
2021年正月に放送された「逃げ恥スペシャル」で平匡さんが仕様していた自動調理家電として仕様されていて一気に知名度が上がったシロカの電気圧力鍋。下ごしらえ→食材投入→スイッチONで作れる自動調理メニューに力が入っている模様。
掃除のしやすさ
電気鍋の構成は標準的で、それほど掃除が面倒そうではないのは◯。
主な仕様
- 本体サイズ:幅26.5cm ×奥行28.2cm ×高さ28.3cm
- 本体重量:4.4kg
- コードの長さ:1.2m
- 圧力調理:90kPa
- 調理モード:圧力調理、無水調理、蒸し調理、炒飯、温め直し
- プリセットメニュー数:10(無水カレー、カレー、肉じゃが、豚の角煮、いわし煮、ポトフ、白米、玄米、おかゆ、野菜)
- 実売価格:約1.8万円
感想
ここに載せたSP-4D151は一番大きなモデルで、こちらとSP-4D131が共に5合まで炊けるとのこと。シンプルでクセのないデザインが長く使っても飽きが来なそうでいいですね。圧力が90kPaまでかかるのに値段も抑えめというのが嬉しいです。
コイズミ KSC-4501
個人的にはヘアドライヤーメーカーとして認知しているコイズミの電気圧力鍋。ダイヤルで選んでプッシュでスタートというのが使いやすそうですが、ちょっとデザインがオシャレとまでは言い難いのが残念。
掃除のしやすさ
主な仕様
- 本体サイズ:約275(W)×310(D)×275(H)mm
- 本体重量:3.9kg
- コードの長さ:1m
- 圧力調理:70kPa
- 調理モード:圧力調理、炒飯、煮込み料理
- プリセットメニュー数:6(角煮、肉じゃが、おでん、炊飯、玄米、カレー)
- 実売価格:約1.1万円
感想
調理容量2L、炊飯は最大5合まで可能。圧力は70kPaとのこと。レシピブックは次の通り55種類が掲載されています。個人的にデザインが好みではないのですが、掃除も含めて使いやすく仕上がっていそうです。
象印 電気圧力鍋 煮込み自慢 EL-MB30
炊飯器といったら象印。というイメージなので期待大の象印製電気圧力鍋。何と言っても炊飯器を改造したような外見が特徴的。調理中、加圧と減圧を繰り返し、対流を起こすことで少ないだし汁で調理できる他、落し蓋や具材をかき混ぜる手間がいらないといった特徴があります。
掃除のしやすさ
内ぶたが3枚(内ぶた上、内ぶた下、内ぶたカバー)もあるのが日常使いには厳しそうですね。
主な仕様
- 本体サイズ:幅290×奥行375×高さ250mm
- 本体重量:7kg
- コードの長さ:1.9m
- 圧力調理:1.2気圧
- プリセットメニュー数:9
- その他機能:自動調理としてパンの発酵と焼きや麺調理もできるとのこと。流石にパン生地をこねることはやってくれませんが、発酵・焼きができるのはいいですね。
- 実売価格:約1.1万円
感想
本体重量が7kgもあるのに炊飯は3合までということ、さらにごつい外見と結構高価(約4万円)であるといった欠点がありますが、何と言っても内ぶたが3枚(内ぶた上、内ぶた下、内ぶたカバー)もあるのが日常使いには厳しすぎるのでパスとなりました。
アイリスオーヤマ
電気圧力鍋は2.2L、3.0L、4.0L、6.0Lと4種類も取り揃えているのですが、炊飯は2.2Lと3Lが3合、4Lだと一気に6合とちょうど良いサイズのものがありませんでした。デザインも個人的に魅力に思えなかったのでこの時点で脱落させていただきました。
ティファール
面白い形のティファール・クックフォーミーエクスプレス。210もの豊富なレシピを内蔵している他、この製品は210ものレシピを内蔵しているんだとか。さらにすごいのは大容量6Lにより炊飯が10合まで可能なところ。圧力は70kPaとなっています。
掃除のしやすさ
先ほどの象印に比べたらかなりシンプルで掃除もしやすそう。面白いのは圧力ボールまで取れる所。毎回ボールまで洗うのは面倒だとしても、いざという時に掃除できるのはいいですね。
主な仕様
- 本体サイズ 幅×長さ×高さ (cm): 38.0×35.0×32.5
- 本体重量:6.5kg
- コードの長さ:1.5m
- 圧力調理:70kPa
- 調理モード:圧力調理、炒め物、煮込み、蒸し料理
- 主な機能:多彩なレシピを内蔵していて、画面で食べたい料理を選択し、ナビ通りに材料を入れてボタンを押せば料理が完成する所。また、鍋はセラミックコーティングがされていてお手入れが簡単(コーティング剥がれが気になるところではありますが)
- プリセットメニュー数:ESSEとコラボ開発した1週間レシピや無水調理レシピのほか、前菜・メインディッシュ・デザートなど全210種類のレシピを内蔵
- 実売価格:4.5万円程度
感想
210種類ものレシピを内蔵しているというのが凄いですが、電気圧力鍋の操作パネルでスムーズに呼び出せるのかが気になります。そして最重視している炊飯機能ですが、これは海外メーカー製ということであまり期待できないように思えてしまいます。
パナソニック 電気圧力なべ SR-MP300
昔の炊飯器のような寸胴型の圧力鍋。調理モードは圧力調理、煮込み、低温調理、無水調理、自動調理と王道の内容となっています。
掃除のしやすさ
主な仕様
- 本体サイズ:約292×270×278mm
- 本体重量:3.6kg
- コードの長さ:1m
- 圧力調理:70kPa
- 調理モード:圧力調理、煮込み、低温調理、無水調理、自動調理
- プリセットメニュー数:7(カレー、肉じゃが、角煮、ヘルシースープ、玄米、黒豆、甘酒)
- 実売価格:2.7万円程度
感想
調理容量は2Lで白米は5合まで調理可能。炊飯モードは独立しておらず、圧力調理コースで5分間設定するというもの。炊飯はできるものの、それほど力は入っていないように見受けられます。
パナソニック 電気圧力鍋 3L(満水容量3L/調理容量2L) 圧力/低温/無水/煮込/自動調理 レシピブック付 SR-MP3...
CCP 電気圧力鍋 BONABONA
掃除のしやすさ
主な仕様
- 本体サイズ:幅280×奥行き275×高さ265mm
- 本体重量:3.5kg
- コードの長さ:1.1m
- 圧力調理:55kPa
- 調理モード:圧力調理・炊飯・無水調理・スロー調理・発酵・加熱・蒸し料理
- 主な機能:
感想
調理容量は1.8Lで炊飯は4合まで。定格圧力は55kPa。CCPという聞いたことのないメーカーですが各調理モードの表示もあって使いやすそう。デザインはスタイリッシュにまとめてはありますが、品質は値段相応(実売1万円程度)といった感じですね。
Re・De Pot
こちらはビックカメラの9選にはありませんが、別のメディアで紹介記事を見かけて気になったので急遽参戦。Re・Deというメーカーは馴染みがありませんが、ピクセラという老舗PC周辺機器メーカーの新ブランドだそう。何よりシックなデザインがテーブルに置いても映えそうです。
掃除のしやすさ 構成物は一般的ですね。鍋にコーティングが施されているかどうかは不明ですが、使用上のお願いの中には”鍋で米を洗わないように”との記載があります(炊飯器にも大抵記載されていますが)。
主な仕様
- 本体サイズ:幅288mm×奥行き222mm×高さ244mm
- 本体重量:2.8kg
- コードの長さ:1.5m
- 圧力調理:83kPa
- 調理モード:圧力調理、スロー調理、温め調理
- プリセットメニュー数:8
- 実売価格:1.5万円程度
感想
調理容量は1.2Lで炊飯は4合まで。定格圧力は83kPa。レシピは製品付属のレシピが↓の通り。一番目に炊飯が書かれているところにコンセプトがよく表れているように感じます。また、インターネットではこの他に基本のレシピが69品、スペシャルレシピが21品記載されています。
調理を終えたらそのままテーブルに運んで食卓の上でサーブできるようデザインされているので、洗うお皿が1つ減るのは良さそうです。
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