日帰りノープランで桜咲く京都と宇治へ

各地で桜が見頃を迎えつつありますが、今日は気分転換に日帰りで京都へお花見に行ってきました。

普段の通勤の時間に家を出発すると、京都には11時6分に到着。

新幹線の構内には桜開花状況のボードが出ていて、駅近くの東寺や平等院は満開。未だ行ったことのない仁和寺は咲き始め。ということで、2014年に1年半かけた修復を終え創建当時の色彩を取り戻したという平等院鳳凰堂を目指してみることに。

京都からJR奈良線に乗り換え、宇治駅へ向かいます。

宇治駅から平等院に向かう途中にあったのが、いつも京都駅でお土産として買っている「中村藤吉」の本店。

せっかくなので寄ってみますが、こちらは奥にカフェがあるんですね。

今回は一人旅なので待ち時間の発生するカフェはパスして、抹茶ガトーショコラだけ購入して平等院を目指します。

高校の修学旅行以来となる平等院鳳凰堂。昔訪れた時の色彩は忘れてしまいましたが、青空の下に左右対称の建物が映えます。

肝心の桜は敷地の奥の方に植っていて、満開の桜と組み合わさった鳳凰堂は美しいですね。

鳳凰堂の内部に入るのは300円の追加料金が必要でしたが、一度入ったことがあるので今回はパス。

ぐるりと見て回ったあとは昼食。

宇治に向かう時に探し当てていた平等院近くの蕎麦屋は結局行列ができていたのでパス。さらに駅に向かう途中のビアホールのカレーは品切れ。そして駅近の伊藤久右衛門のレストランも20分待ち。と昼食難民になったので、一駅京都側に移動してみます。

一駅隣は黄檗駅。過去に有名なパン屋である「たま木亭」に訪れたこともあったので、今回もお土産ついでに寄ってみました。

【日帰り京都】ミナペルホネンとたま木亭、中村藤吉本店へ

ところが、たま木亭はまさかの定休日。仕方ないのでそのお隣の「お食事処おうばく」で親子なんばセットを食べて一息つきます。

その後は京都市内に戻って、清水寺か仁和寺に行こうと思っていたのですが、Xによると清水寺はもの凄い人出なんだとか。さらに途中、稲荷駅付近で見た伏見稲荷のとんでもない混雑で気持ちが萎え、もっとゆったりと桜を眺められる場所を探します。

そうして出た結論が、京都駅構内の桜情報にあった東寺。

実は京都にかなり来ているにも関わらず、東寺は電車の中からしか見たことが無かったので、せっかくなので行ってみることに。

京都駅から15分ほど歩くと、どんどんと観光客は少なくなります。

北側の高校の横から東寺に入ると京都のシンボルで、日本一の高さの木造建築である五重塔が視界に飛び込んできました。

残念ながら市内は暖かいらしく、目玉の不二桜は葉桜になっていたほか、ソメイヨシノも散り始めという状況。

▲もう散ってしまっていた不二桜

ですが桜の花の先に見える五重塔の組み合わせはやっぱりきれい。

そして、東寺の金堂(国宝)と講堂(国宝)が予想以上に素晴らしくて来てよかったとしみじみ思いました。

金堂は東寺一山の本堂で、一度焼失したものを1603年に竣工したのだそう。

中には巨大な薬師如来像と日光、月光の菩薩像が配置されていて、薬師如来像の台座には十二神将像が配されています。

via : 東寺

これらは桃山時代の作とのことですが、バックの年季の入った壁もいい味わいで、神々しさがありました。

続いて入ったのが講堂。講堂は835年に完成したものの1486年に戦火で焼失。その後1491年に再興され、中には大日如来を筆頭に如来、明王、菩薩をはじめ計21軀の仏像が安置されていました。

via : 東寺

こちらも見応えがあって、多少仏像の良さが分かってきた今の年齢で見られて良かったです。

東寺を後にして京都駅に向かう途中、イオンの食品コーナーで西日本でしか買えないカールを買い、

さらに京都駅で中村藤吉の生茶ゼリィ、551蓬莱の肉まんと甘酢団子を買い、プチ京都旅行は終了。

桜の木の下でのピクニックも良いですが、古刹と合わせて見る桜も良いものでした。

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